折角の資産運用のために信用取引を行って貴重なお金を溶かした人が結構見受けられるため、信用取引について説明し、注意喚起する記事を書こうと思いました。
信用取引は投資の負けパターンの一つであり、投資家で悲鳴を上げている人のなかで信用取引を行ったという人がそこそこの割合で見られます。
信用取引はレバレッジをかける、お金を借りて投資を行う、担保を用意して投資を行うなど、かなり危険な資産運用法であり、ギャンブルに手を出すのと大して変わりません。
そのため、信用取引の先に信用はなく、自分を信じて現物取引をする方がよほど安全な投資方法であると言えます。
以下に詳しくお話ししていきます。
信用取引とは何か?

信用取引とはお金や株式を証券会社から借りて取引を行うことです。
そのため、手持ちのお金以上の取引を行うことが出来、手元に投資の資金が少ない場合でも、株式取引が出来るという特徴があります。
また、株を持っていなくても株を売ることが出来る「空売り」というものがあるのも特徴の一つで、株が下落傾向になる時に有効な手段なのですが、空売りに関してはきちんとした投資を行っている人が学んでおくべきことはありません。
ここまでの信用取引の説明で「やばい」と思われた方、その感覚は正しいです。
信用取引はお金を借りるために担保を用意したり、ある程度のお金(保証金と呼びます)を用意したりする必要があるのですが、要は「借金して投資をする」投資方法の一つになるわけです。
投資の基本は余剰資金で行うことであり、余剰資金が無い状態で投資を行うことはあまりお勧めできることではありません。
特に借金をして取引を行うことは、投資の効率を大きく落とし、それを補うためにレバレッジをかけると、損失が出た時に大変なことになります。
下手をすると手持ちのお金がすべて消え、借金が残る結果となり、これは資産運用としては大失敗であると言えます。
投資の基本は自分の手持ちのお金の範囲内でやること。
「借金で投資をするんじゃねぇ!」とお話をしているYoutuberがいらっしゃいますが、まさしくその通りで、借金をして投資を行うのはリスクを取り過ぎることになるため、株価や指数の変動を毎日チェックしたり、下落傾向になった場合に夜も眠れないような状態になってしまいます。
適切なリスクとは、投資をしたことを忘れるくらい、または何が起きても安心して眠れるくらいのリスクのことです。
信用取引で背負うリスクはこの範囲を大きく超えることになります。
追証とは?

信用取引と一緒に出てくる言葉で追証というものがあります。
これは、レバレッジ投資をして負けている人が良く使う用語でもあるのですが、追証が必要になるとほぼ確実に負けるパターンに入ってしまいます。
信用取引は手持ちのお金を超える範囲で証券会社からお金を借りて投資を行う手法です。
そのため、利益が出ている時は良いのですが、もし利益が出ずに損失が出てしまう状態になってしまうと、手持ちのお金以上の損失が出てしまうことも珍しくはありません。
特にレバレッジをかけると、手持ちのお金以上の損失が出やすくなってしまいます。
そこで発生するのが追証です。
追証とは「保証金や担保を超える損失が出たので、追加で保証金を入れてね」という意味です。
追証が発生したら追加でお金を入金しないといけないのですが、信用取引を行う人の中には、追加でお金を入金する余裕がない人も多いと想定されます(そもそもお金に余裕があれば普通に自分で株や投資信託を買って運用しますよね、という話です)。
そこで、追加で保証金の入金を求められても無い袖は振れないわけですから、追証を払えない場合のペナルティを受けることになります。
追証を払えない場合はロスカットが行われ、強制的に保有している株が売られ、足りない分は不足金の支払いを求められます。
この不足金は借金に該当します。
そのため、追証が払えない状態になると、投資を行うどころか借金を抱えてしまうことになり、「資産運用した結果借金だけが残りました」という、笑えない状況になります。
資産運用をして借金が残るという状態は、資産運用の目的に反するものであり、絶対にあってはなりません。
そもそも、普通にインデックス投資を行っていれば、資産運用の結果として借金が残ることはまずありえません。
信用取引というギャンブルに手を出すから借金が残るわけです。
信用取引はやってはいけない投資の一つ

ここまで見てきた通り、信用取引は絶対に手を出してはいけない投資の一つです。
信用取引と名が付きますが、本当の意味での信用はありません。
お金で結ばれただけの信用が信用取引で出来る信用です。
信用取引の先に本当の意味での信用はないのです。
信用取引と聞くといかにも信用できそうな投資に思えますが、実体は保証金や担保を用意することで、手持ちの金額以上の投資商品の運用を行う、ギャンブルに近い投機的なものとなっています。
実際にロスカットで痛い目を見た人の声をよく聞きますし、下手をすると資産運用どころか借金まで背負うことになる危険なものです。
投資において王道なものはインデックス投資を定期的に積み立てていく方法である。
このブログでも言い続けている内容なのですが、忍耐や努力無くして近道を通るやり方で確実に成功する方法は投資には存在しません。
信用取引も楽をして大儲けをするための近道を通る方法の1つです。
信用取引を行って儲かるのは証券会社の方。
大抵の場合、信用取引を利用した人が負けるようになっています(知識が無ければ特に負ける確率が高いです)。
ですので、証券会社から信用取引の話が出たら断るようにし、インデックス投資を定期的に積み立てていく方法を主軸として、自分の判断で投資戦略を立てて、「売らない投資」を行うように心がけてください。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。