今回は退職代行を使うことは逃げではないということについてお話しします。
退職代行を使うことは、会社を裏切ることになるため使いたくない。
退職代行を使うことは、今の会社から逃げるようなことであり、恥ずかしい。
そんな風に考えている人もいると思います。
しかし、退職代行を使う人というのjは、何らかの形で会社から酷い目に会わされてきた人が多いはず。
そんな状況の中で、退職代行を使うことは逃げだとは自分は思いません。
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会社から離れるために退職代行を使うことは決して逃げではない
退職代行を使いたくなる会社は、決していい会社であると言えないような会社であると思います。
パワハラ、長時間労働、少ない休日、低賃金、この中でいずれか一つ、時には複数のことが重なって該当しています。
そんな環境で働いていると、次第に心が疲れていき、闇に蝕まれていきます。
考えることがネガティブになり、それが自分をさらに追い込んでしまう。
だから、会社と関係を断つために何かしらの手段を取らないと、さらに状況が悪化します。
もしそのまま働き続けると、体も心も疲れ、まず、風邪などの病気にかかりやすくなります。
そして、心の健康も悪くなるので心の病にかかりやすくなります。
心の病というのは普通の人が思っているよりも深刻なので、「無意識に涙が出る」、「今まで楽しんできたことが楽しめなくなる」、「自分が仕事や世の中の役に立っていないように思える」、「自分なんてこの世にいないほうがいいと考えたくなる」という、1つでも当てはまると危険な症状が出てくるようになります。
たまに「線路に人が立ち入った」、「人身事故が起きた」という理由で電車が止まることがありますが、自分が心の病を経験したことがない時は「余計なことをしやがって」と思っていました。
おそらく多くの人がそう思っていると思います。
しかし、自分が心の病を経験してからは「どうしようもない状況に追い込まれたんだな」と思うようになりました。
働くことで命を落とすとようになるのは、正直言って異常です。
何のために働いているのか分からなくなりますし、働くことよりも自分の命の方が優先ではないのかと思います。
働くために食べるのか、食べるために働くのか?
この問いに関して前者を選ぶようではいけないと思います。
食べるために働くんです。
だから、食べるための手段である仕事により自分の心と体の健康や命を脅かされるようなことがあったら、その会社から抜け出すことを考えなければなりません。
だから、退職というのは決して逃げであるとは言えないというのが自分の考えです。
「退職は逃げだ」、「退職代行を使うことは逃げだ」、そんな気持ちで自分を縛っていたら、会社で仕事をしていて心や体の調子を崩した時、特に心の健康が損なわれた時にとんでもない選択を取ってしまうことになってしまいます。
なので、自分の心が痛みを感じる時に、不安が心をコントロールし始める前に退職代行を使って、今の会社と縁を切ることが大切なのです。
周りからは「逃げた」と言われているかもしれません。
しかし、退職代行を使うと、退職代行が会社に連絡をした日から出社する必要がなくなります。
そして、今まで会社から受けていた酷い仕打ちから解放されるのです。
会社からの「逃げた」という批判は自分に届くことはありません。
何も良心の呵責を感じることなんてないんです。
退職代行を使わせるような社員の扱いをした会社が悪い。
物事は常に正面からぶつからないといけないわけではありません。
確かに乗り越えなければならない壁はあります。
しかし、乗り越えるのがあまりにもつらい壁であれば無理して乗り越えなくていい。
壁に背を向けて逃げてやり過ごす必要がある場面もあるのです。
そして、会社側に酷い仕打ちを受けているのであれば「立つ鳥跡を濁さず」の退職を目指してはいけません。
そもそもそんな会社は円満退職に協力しないし、何もしないとさらにひどい仕打ちをしてくることがあるからです。
そんな会社にこちらからかけてやれる慈悲なんてないのです。
退職代行を使うことは前進である
個人的に退職代行を使うことは逃げではなく、むしろ前進だと思っています。
パワハラやモラハラなどの大人のいじめは、いじめられる方に原因があることも確かにあるのですが、それでも我慢してきちんとした付き合いをするのが大人というものです。
パワハラやモラハラをする人は精神年齢が低く、何か自分に対して不満なことがあると、ストレス発散のために、弱そうな人にパワハラやモラハラをする。
生意気な部下を上の役職であるという力でねじ伏せようとする。
そんな人たちは、「あいつがムカつくから」というあり得ない理由でパワハラやモラハラをするわけです。
完全に大人になり切れていない精神年齢が幼い人の思考であり、自分の感情を相手にぶつけるだけのことしかできないのであり、どんなものの言い方をしたら相手がどんな感情を持つかということを考えられないのです。
図太い人ならやり返したりするのでしょうけど、この行為で追いつめられるのはまじめで誠実で繊細で感性が鋭い人。
うまくその感性を引き出すと活躍してくれるのですが、パワハラやモラハラで解決しようとする人はそれをやってきていない。
自分と価値観が合わないからと言って、雑に扱ってしまう。
つまり、パワハラやモラハラの問題は会社側が悪いんです。
会社側が人を雑に扱う人を人の上に立たせていることが問題で、その責任は会社の経営者にあります。
なので、パワハラやモラハラを受けても自分が悪いと一切思わなくていい。
本当に他責のことであれば、それを自責の考えにして自分を追い込む必要は一切ありません。
ちなみにパワハラやモラハラをする人に限って「あなたのため」という言葉を使ってきたりしますが、これはおせっかいを通り越して本当に気持ちが悪い。
ただ、自分の行動を正当化するために行っているだけに過ぎないので、「あなたのため」と言った本人は本当はそんなことはこれっぽちも思っていないはずです。
また、長時間労働や有休を消化させない、休日出勤をさせるが手当を出さないし代休も取らせない、サビ残をさせる、これもすべて会社が悪い。
こんな会社は車にたとえると、交差する側の信号が青信号になっていて、目の前の信号が赤になっているのを無視して突っ込んでくる車と同じようなものです。
社員の扱いが悪い会社は人手不足や経営者のワンマン体質から来ることが多いのですが、こんな法律を平気で違反するような会社で働いて何かいいことがあるのでしょうか?
正直言って何もないと思います。
なので、法律を違反するような会社で働いていて追い込まれた時は、普通に退職が出来ないのであれば、退職を告げた途端パワハラやモラハラが始まったのであれば、退職代行を使って会社を辞め、次のステップになるべく早く進んだ方がいいです。
本当に苦しくてたまらない状況から脱出することは逃げであるとは思いません。
バブル世代以上は「俺の若い頃はもっと仕事が大変だったし、上司から殴られたり暴言を受けたりしていたものだ。それに比べると今の若い奴らは情けない。」などと言ったりします。
しかし、今の時代は昭和や平成初期ではなく、令和です。
真に受ける必要はありません。
今は働きやすさと結果に会う待遇、これが重要なのです。
だから、自分はバブル世代の人の考えは自分は理解しようと思いませんし、正直言って害悪以外の何でもないと思います。
根性論や精神論で育ってきた人の言うことは聞く必要がないし、今は上司が部下に気を遣うことも求められる時代です。
時代遅れの会社だからパワハラやモラハラが起きてしまうのです。
そんな会社から脱出することは逃げではありません。
自分の価値観をアップデートするためのチャンスであると自分は思います。
だから、自分は退職代行を使って会社を脱出することを逃げではなくて、前進であると考えたいのです。
自分は不幸なことに2社連続で、パワハラやモラハラに対して理解のない会社で働くこととなり、苦しい目に会ってきました。
しかし、今働いている会社のように、パワハラやモラハラに対して理解がある会社もきちんと存在しています。
パワハラやモラハラに理解のある会社は、きちんと研修をしていて、モラハラやパワハラがあったら対象者を処分する制度が出来ているので、退職後の転職ではそういう会社を選ぶといいでしょう。
もし自分が面接官として仕事をすることになっても、パワハラやモラハラがあったことを面接の場で話してもマイナス評価をすることはありませんが、現実はそんなに甘くなくてマイナス評価をしてしまい採用しない会社も多いため、パワハラやモラハラがあって会社を辞めたという理由を話すのは伏せておいた方が賢明です。
仕事内容やスキルなど、別の理由を準備しておいた方が無難だと思います。
圧迫面接である会社はNGで、採用されてもパワハラやモラハラがある職場である可能性が高いです。
面接官がタメ口や自慢話、上からの態度で話しかけてくるなども問題のある会社である可能性が高いですので、この辺りをきちんとチェックしながら問題のない会社を見つけて転職しましょう。
最近はWeb面接が多いですが、会社で面接が行われるのであれば、会社の雰囲気もチェックしておくことをお勧めします。
雰囲気で何か違和感がある会社はおそらく何かがある会社です。
また、副業をしていて食べていけるだけの収入がある場合は、無理に転職することなく、副業を本業にしてフリーランスとして生きていくという選択肢もあります。
フリーランスになると自由に働ける代わりに乗り越える壁が多くなるかもしれませんが、きちんと乗り越えて続けていけるのであれば定年を超えても収入が入るスキーマを作ることが出来ます。
このように、退職代行を使って問題のある会社を退職することは決して逃げであるとは思いません。
次のステップに進み、何をするべきかの時間を取るための前進になると自分は考えています。
世の中、逃げたほうが悪いと思われることが多いですが、逃げられる方も悪いことも多々あります。
退職代行というのは、今の会社を退職しようとしても、退職希望に応じなかったり、パワハラやモラハラで上司に直接退職の意向を伝えられなかったり、長時間労働や休日が少ない環境で働いて心と体が疲れ果てた人が使うものです。
自分が退職代行の動画にコメントを書いた時に「直接会社に言えばいいのでは?」とコメントを返してきた人がいましたが、それが出来るのであればやっています。
会社に退職意向を直接伝えても解決しないから、退職代行を使う必要があるのです。
会社側も採用代行といって、社員の採用を外部にまかせているではないですか?
それなのに会社で働く人が退職するのに退職代行を使って一体何が悪いんでしょうか?
退職代行を使う人は何も悪くありません。
退職者に退職代行を使わせる会社が悪いんです。
それを棚に上げて退職者のことをとやかく言う会社に未来はありません。
退職代行を使われる会社側も、なぜ退職代行を使った退職者が出たのかをまじめに考える必要があるのではないでしょうか?
お勧めの退職代行
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今回の記事を見て退職代行を使いたいと思った方がいれば、以下の退職代行の利用を検討してみることをお勧めします。
以下の退職代行はいずれも実績があり、信用が出来る退職代行と言えます。
運営母体が労働組合、弁護士や弁護士事務所、一般企業で弁護士監修のいずれかに当てはまるものばかりですので、それぞれどんな特徴があるのか実際にサイトを見ながら確認して、どの退職代行に依頼すればいいのか考えていただきたいと思います。
退職代行との連絡のやり取りは電話やメールで行うこともありますが、レスポンスが早いところはLINEでの連絡に対応しているところも多いです。
退職代行を使う場合はスマホでLINEのアプリを入れておくこともお勧めします。
退職代行名 | リンク | 特徴 |
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退職代行ガーディアン | 労働組合による退職代行サービス 20代~30代でスマホをしっかり使える層がメインターゲット 労働者の代理交渉が可能 退職失敗のケースが過去に一度もない 比較的安価で退職代行を依頼できる 一律料金で追加料金なし | |
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今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。