転職する時に転職回数で書類選考を落とされる人がいます。
確かに転職回数はあまりにも多すぎてはだめだと思いますが、1つの会社で5年ずつなど、ある程度定着して働くことが出来るのであれば、気にする必要はないのではないかと思います。
今は転職するのが当たり前の時代です。
転職回数だけで判断すると優秀な人材を落としてしまい、ライバル会社で活躍してしまう可能性だってあるのです。
目次
確かに1年持たずに辞めることを繰り返している人は良くない
入社して3か月で辞めた。
入社して1年で辞めた。
こんなことを繰り返している人は確かに良くないです。
自分に少し合わないから、仕事の嫌な部分を見てしまったから・・・そんな理由で仕事を続ける気が起きなくなっている人がこのタイプでしょう。
あまり仕事に対して前向きにとらえていないので、採用しても新人教育の段階でギブアップしてしまい、コストだけがかかり会社に貢献することなく辞めていく可能性が高いです。
そういった短期での離職を繰り返して履歴書が埋まっている人は職務経歴書にも大したことは書いていません。
大した結果を出していない経歴の人は次の会社でも活躍してくれる可能性は低いでしょう。
一つの会社に長くいる人が優秀であるとは限らない
一つの会社に長くいる人の方が職歴がきれいである。
そう考える人がいます。
しかし、よく考えてみてほしいのですが・・・
本当に一つの会社のやり方しか知らない人が優秀であると言い切れるのでしょうか?
まだ20代や30代前半であればそれでいいかもしれません。
でも、30代後半や40代以降になると、その会社で働いてきたルールと言うのが自分にとっての当たり前の考えとして定着しています。
そんな人がうまく次の会社で馴染んでくれるでしょうか?
もちろん、そんな人がいないとも言い切れません。
しかし、大手の会社の看板を背負い続けた人であれば、その看板とプライドを捨てて新人として一生懸命仕事に励むことが求められますが、それが出来る人なのでしょうか?
社歴だけを見て、転職経験がないので優秀と考える人はこの部分を見落としています。
今のタイミングで転職しないといけない理由はいったい何か?
ここに目を向けることが重要です。
もちろん、どんな仕事をやってきたかを職務経歴書で見るでしょうが、一つの会社に長くいる人は保守的な考えを持つ可能性が高いことも十分に理解しておかなければなりません。
今までの考えを捨てられずに職場の和を乱す可能性があることも十分に考えておかなければならないのです。
理想は転職した会社で結果をしっかりと出してきた人と成長して給料や能力を上げてきた人
5社、6社と会社を転々としているが、それぞれの会社でしっかり頑張り、結果を出した人がいます。
また、転職するたびにスキルアップをし、年収を着実に上げてきている人もいます。
そういう人を転職回数が多いからといった理由で、まともに経歴を見ようとせずに書類選考で落としてしまうのはとてももったいないことです。
転職回数だけでなく、どんな仕事をやってきてどんな結果を残したか?
その人の仕事のやり方もしっかりと見なければ逸材を逃します。
自分が不採用にした人が別の会社で出世して活躍するのを見ると後悔したくなるはずです。
「なぜうちで採用しなかったんだ」と。
でも、その後悔をしても不採用にしてしまった人が戻ることはありません。
社風に合わないから採用しないというのは問題ないのですが、外面だけの情報で採用しないと決めつけるのは後悔の元となります。
考えてみてほしいのが、定年まで働いてくれるが仕事がそこまでできない人、5年で辞めるが仕事がバリバリにできる人、どちらを雇いたいかということです。
この二人に対して「定年まで働いてくれるが仕事がそこまでできない人」と答える会社もあるでしょう。
この手の人は奥手で中堅を過ぎてから急に成長して会社の主軸になる可能性もあります。
しかし、仕事をバリバリにできる人に比べて会社への貢献度が低く、そこまで長く雇うメリットがない可能性が高いです。
一方で会社を5年で辞めるけど仕事がバリバリにできる人はどうでしょうか?
採用のコストを考えてもそのコスト以上の見返りがあり、会社に大きな貢献をしてくれる。
即戦力で色々な会社を渡り歩いてきたので、いろいろな文化を知っていて、会社にすぐ馴染んでくれる。
こういう人って雇いたくならないでしょうか?
欠点はいつ辞めるか分からないので役職者にしにくいことだけ。
こういう人を見逃してしまうと、前者の人だけで会社のメンバーが固まってしまいます。
実際に前者の「定年までいてくれる可能性があるが仕事がそこまでできない人」がいいという会社は多く、こういう人も確かに会社のやり方次第で仕事ができる人になってくれる可能性もありますが、不確定な要素が多いですね。
「定年までいてくれるが仕事がバリバリできる人が欲しい」と言うのは会社側のわがままでしかありません。
その程度の会社に理想の求職者が来てくれる可能性はほぼゼロで、たまに間違ってバリバリに仕事ができる人が入ってくる可能性がありますが、会社の現状を理解した瞬間に会社を見切って辞めていってしまいます。
婚活で「イケメンで高収入、家事を手伝ってくれて専業主婦にしてくれる人」を探す人と同じであることを分かってほしいと思います。
では、働く人はどちらを目指すべきか?
ホワイトな会社に入り、ぬくぬくと定年まで働くのも悪いことではありません。
しかし、一つの会社しか知らないことは、歳を取るにつれ欠点になっていきます。
一つの会社しか知らないということは、今まで働いてきた会社の常識が自分の常識として定着しており、転職した時にその会社の文化を受け入れにくいことにもなり、転職した先の会社でうまくなじむことが困難になります。
ですので、転職してもその転職が自分にとってうまい具合に役に立たなくなることがあります。
今は一つの会社で定年まで働くよりも、いくつもの会社を渡り歩いてスキルアップして自分のレベルに見合った会社で働くという選択肢もあります。
大手でも肩たたき、早期退職、リストラがあります。
今までのように仕事が出来なくても年功序列で定年まで世話してくれる会社はもはやどこにもないと思ってもいいと思います。
もしそんな会社でも派閥があったり、上司の機嫌取りで出世が決まったりと、かなり居心地が悪いと思う可能性が高いです。
GAFAMというアメリカを代表する企業でも人員整理は行われます。
決して対岸の火事ではありません。
大手やホワイト企業に入ったからと言ってそれで満足してそこから成長していく努力をしないのであれば、いずれ後悔する時が来ます。
仕事にやりがいやスキルアップの目標を持ち、常に前進するような働き方をしましょう。
古い考えの企業で働くと古い考えで仕事をする癖が出来て良くありません。
時代の変化にうまく対応している企業を選んで、その時代のやり方でしっかり働き、結果を出しながらスキルアップもしていく。
そんな働き方を目指しましょう。
よほど天職で定年までスキルアップが出来るような企業でない限り、決して一つの会社にしがみつく働き方をしてはいけません。
動くべき時に動き、自分に一番合った企業を選び続ける。
これがこれからの時代のベストな働き方になります。
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この記事を読んで転職を考えたくなった方のために、以下の転職サイト、転職エージェント、退職代行をお勧めしています。
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一つの転職エージェントに絞るのもいいのですが、個人的には複数の転職エージェントを併用し、自分に合った求人を積極的に見つけていくことをお勧めします。
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