毎日1万円もらうのと、1年に1回1円もらえるが翌年以降貰える額が倍になっていくのと、どちらがいいか?を真剣に考えてみた

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毎日1万円もらうのと、1年に1回1円もらえるが翌年以降貰える額が倍になっていくのと、どちらがいいか?を真剣に考えてみた

最近、この内容の動画で議論が起こっていたので、このブログでも考えてみたいと思います。

毎日1万円もらえるということは年収が365万円、あるいは366万円で固定されるということ。

一方で1年に1回1円もらえて、翌年以降貰える額が倍になっていくのは、N年後に2のN-1乗円もらえるということです。

例えば10年後は2の9乗の512円もらえることになります。

さて、このことを踏まえてどちらを選んだらいいか、考えてみましょう。

コメントでは毎日1万円もらえる方が良いと考える人が多かった

コメントでは毎日1万円もらえる方が良いと考える人が多かった

コメントでは毎日1万円をもらう方が良いと考える人が多かったですね。

コメントの中には「歳を取ってからお金持ちになっても仕方がない」、「将来のお金より今のお金」、「毎日1万貰って投資をする」などのコメントが見受けられました。

一方で少数ではありますが、「1年で1円もらえるが翌年以降は貰える額が倍になっていく」方がいいとコメントしている方もいました。

この結果は、自分にとってなかなか興味深い結果であるなと思いました。


実は毎日1万円をインデックス投資に回してもお金持ちになれるのは歳を取ってからなのですが、それを意図していないとすれば、一体何に投資をしようと考えたのかと考えたくなります。

インデックス投資の年利は5~7%くらいと考えるのが一般的ですが、この年利だと資産が倍になるのに11年から15年かかることになります。

ただし、毎年積み立てるため、老後の資金としては悪くない投資結果になるかと思います。


一方で「将来のお金より今のお金」と考えること自体は悪くないのですが、ただ生活費に回していくという意味で使っているのであれば、将来かなり貧しくなってしまいます。

働かずにお金をもらおうと考えているのであればなおさらのことです。

この理由は次の章で考えていくことにしましょう。

毎日1万円もらう方が良さそうではあるが、罠がある

毎日1万円もらう方が安定感があっていいんじゃないか?

そう思う方もいるかもしれません。

しかし、いくつか考えるべきことが抜けています。


まずは、毎日1万円もらったら確定申告の義務が発生することです。

事業を行ってなければ白色申告、事業を行っており青色申告の申請を税務署に提出していれば青色申告になります。

但し、どちらの申告を行う場合でも、雑所得として申請しなければなりません。

それに、働かずに毎日1万円もらって暮らしていくと考えている場合は、社会保険料の支払いも発生します。

特に重たいのが社会保険料。

普通に働いていると社会保険料は企業と折半で支払いますが、働いていないと社会保険料は全額自分で負担することになります。

なので、毎日もらえる1万円がそのまま丸ごと使えるという安易な考えは捨てた方が良いでしょう。

働きながら毎日1万円をもらう場合も雑所得になるので確定申告が必要で、所得が増えることで給料からの社会保険料の天引きに影響します。

いずれにしても、毎日1万円もらえるからと言ってすべてを何かに使おうと考えるのであれば痛い目に逢います。

確定申告をしないと、税務調査、査察のいずれかのために、税務署または国税局の職員が自宅にやってきます。

税務調査は確定申告の答え合わせであり、事前連絡があります

調査当日に申告漏れや申告の誤りがあれば、その分の税金を追徴課税として納付するように言われます。

誤りが無いことが確認できれば、特にペナルティはありません。

また、経費の申告漏れで過剰に税金を納付してしまっている場合は還付の対応となるでしょう。


査察は確定申告を何年も行っていないと発生するもので、国税局の査察官が突然やってきます。

査察は強制調査であり、物証のために自宅のものが持ち出される事態となり、最悪の場合刑事告訴される可能性があります。

刑事告訴に負けると前科付になり、懲役や罰金刑に課されることになります(ちなみに刑事告訴で裁判まで行くとほぼ確実に負けます)。

国税局は脱税する人を数年間泳がせておくことがあり、脱税額が大きくなってから突然動くことが多いです。

なので、税金を納付しなくても大丈夫という考えで過ごしていると大変危険です。


もう一つ、インフレすることで、毎年もらえるお金の価値が減少していくことです。

日本は長い間デフレ状況でしたが、2020年代になってインフレに転じるようになりました。

この状況で毎日1万円をもらうと、徐々に物価上昇に追い付けなくなり、生活がどんどん苦しくなります。

今後想定される1年のインフレ率は2~3%と考えた方が良く、短くて24年で、長くても36年で物価が倍になることを理解した方がいいでしょう。

物価が倍になった後の1万円は今の1万円の半分の価値、つまり今の5千円の価値しかありません。

歳を取ってからお金持ちになっても仕方がないという気持ちもわかりますが、歳を取ってから逆に生活が苦しくなって貧しくなったらシャレになりません。

将来のお金より今のお金という考えは同意しますが、それを理由に今の生活を謳歌して、後の生活で苦しくなるようでは後悔しか残らないでしょう。


貰った1万円を投資に回すというのは、毎日1万円をもらえる範囲では最適解と言えます。

しかし、インデックス投資の年利は5~7%程度。

インデックス投資を続けていくと元本が倍になるのに11年から15年かかります。

なので、歳を取ってからお金持ちになる方法なのです。

もしレバレッジをかけて投機を行うつもりであれば大問題で、高確率で貰ったお金を全て失うことになります。

これでは元も子もありません。

この選択の最適解は1年に1円もらって翌年以降は倍になっていく方を選択することに見えるが、その人が必要なお金の額によって正解が変わる

この選択の最適解は1年に1円もらって翌年以降は倍になっていく方を選択することに見えるが、その人が必要なお金の額によって正解が変わる

一見毎日1万円もらった方が良さそうに見えますが、最初に1円もらってそれ以降の年に倍のお金がもらえる選択を取ることが大金持ちになりたいのであれば最適解となります。

最初の方は大したお金がもらえません。

実際に10年後にもらえるお金はわずか512円です。

しかし、ここから先は指数関数的に大きくもらえるお金が増えていきます。

20年後は52万4288円、23年後に毎日1万円をもらえる額を追い越し、30年後は5億3687万912円というとんでもない金額がもらえるようになります。

これも雑所得なので確定申告が必要ですが、それを除いてもかなりの高額であることは変わりはありません。

トータルで考えると、1年で1円もらえるが翌年以降は貰える額が倍になっていく方が、毎日1万円もらえる方を追い越すのが27年後ですので、27年以上の時間がある人は1年で1円もらえるが翌年以降は貰える額が倍になっていく方を選ぶ方がよりお金持ちになります。

ただし、税金を考慮すると、28年後と考えてもいいかもしれません。

また、27年以上の時間の余裕がない人や40代、50代以降の人にとっては、毎日1万円もらえる方が自分のやりたいことを出来るため、良いと言えるでしょう。

最近は70代はまだ若いですが、歳を重ねるごとに亡くなるリスクが高くなります。

このことを考えると、30代以下の若い人は最初に1円もらってそれ以降の年に倍のお金がもらえる選択を取ること、40代以降の人は毎日1万円をもらえることを選択すると良いと言えるでしょう。

しかし、「5億なんて・・・そんな大金は自分には重すぎる」と考える人にとっては、途中でお金をもらうことをやめるか、毎日1万円をもらえる方が幸せな生活を送れるかもしれません。

あと、もらえるお金の金額が増えていくと所得税、住民税合わせて約55%持って行かれるうえ、年金、社会保険料も持って行かれるので、思ったほどもらったお金が残らないことも考えた方がいいかもしれません。


この選択で重要なのは「自分がいくらお金があれば幸せか」ということを考えることです。

働きながらでもいいので毎日1万円を得ることが幸せなのか、それとも仕事せずに毎日1万円を得ながら生活していくことが幸せなのか、最初は貰える額が微々たるものだけど後で多額のお金を受け取るのが理想なのか、ここをよく考えてどちらを選ぶかを決めるのが理想と言えるでしょう。

お金があればあるほどいいという考えは、必ずしも正しくはないと思います。

大事なのは自分がどれくらいお金を持つ器を持っていて、その器から溢れないくらいのお金を得ることが出来るか?

このことを考えながら、毎日1万円もらえること、最初は1円しかもらえないが翌年以降は貰える額が倍になることのどちらを選ぶのかとを考えることが、この問題のポイントとなります。


たまには何気ないことに関して真剣に考察をしてみるのも良いですね。

記事を書いていて楽しいテーマでした。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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