今回はインデックス運用の投資商品について説明したいと思います。
インデックス運用の投資商品はこのブログの管理人がメインとして購入している投資商品で、結果が出ている投資方法でもあります。
新NISAでも購入できますし、普通に投資信託やETFを買う場合でもインデックス運用の投資商品を購入できます。
銀行や証券会社の窓口でも新NISAの口座が開設できますが、インデックス運用の投資商品を購入する場合は必ずネット証券口座から申し込んで、自分で判断して購入しなければなりません。
これをやらないと、インデックス運用の投資商品を買うことが出来ず、窓口や担当者から勧められる手数料の高い投資商品を買わされることとなり、長期的な目線で結果を出していく着実な資産運用になりません。
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目次
インデックス運用の投資商品とは何か?
まず、インデック運用の投資商品とは何かについて説明します。
インデックス運用の投資商品とはNASDAQやS&P500、TOPIXといったニュースでちょっとだけ放送される株価指数に連動するような運用を行う投資商品のことです。
指数に連動する投資商品であるということは、指数が上昇すれば投資商品の価値も上がるということです。
投資商品の価値が上がれば利益が出ます。
ただ、指数が下落すると投資商品の価値も下がるので、必ずしも元本は保証されません。
インデックス運用の投資商品は、基本的に指数に連動するような運用を資産運用の会社が行うので、無駄なコストがかからずに手数料が安いことが多いです。
手数料が0.1%を切る優良な投資商品も多いので、手数料を抑えつつ資産運用をしたいのであればインデックス運用の投資商品を購入するのが一番良いでしょう。
インデックス運用の投資はどうすればできるか?
では、インデックス運用の投資はどのようにしたらできるのでしょうか?
自分で指数の構成銘柄をすべて買って構成配分や銘柄の見直しを適宜行っていくという方法もあるのですが、あまり現実的ではありません。
基本的に投資信託やETF(上場投資信託)から、指数に連動する投資商品を購入するのが一般的な方法です。
投資信託やETFは多くの銘柄が広い業種にわたって含まれているので、指数に連動する投資信託やETFを購入するだけで分散投資も出来ます。
手数料があまり高くないものが多いので(新興国の指数に連動する投資商品は別ですが)、手数料で利益を大きく持っていかれる心配もあまりしなくていいのが利点です。
ただし、インデックス運用の投資信託やETFは銀行や証券会社の窓口に行くと、ほぼ確実に買えません。
なぜなら、窓口に相談した後に話をする担当者にはノルマがあり、なるべく手数料が高く、銀行や証券会社が儲かる投資商品を勧めたいと考えているからです。
ここで「インデックス運用の投資商品を買いたいのですが」と言っても、「もっと儲かる投資商品がありますよ」と言われて手数料の高い投資商品をつかまされるだけです。
なので、担当者などの人が介在しないところであるネット証券に口座を作って、自分で選んで購入するのが最も確実な投資の方法となります。
ただ、どの投資商品がインデックス運用の投資商品であるかは、きちんと調べて購入しないといけません(見抜き方として手数料の安さで判断するという方法があります)。
自分の判断が試されるので、ある程度の知識を付けたうえでインデックス運用の投資商品を購入する必要があります。
楽天証券、SBI証券が最もお勧めできるネット証券であり、この記事の最後にリンクを張っておりますので、まずはネット証券口座の開設から検討してみてください。
インデックス運用の投資商品は結果が出るまでに時間がかかる投資商品である
インデックス運用の投資商品を購入する上で一つ注意しておかなければならないことがあります。
それは、インデックス運用の投資商品への投資は結果が出るまでに時間がかかるということです。
インデックス運用の投資商品は購入してすぐに結果が出るものではありません。
インデックス運用の投資信託を購入して利益を出していくというのは、指数が長期的に見て右肩上がりに成長していくことを期待して投資するものであるからです。
ですので、デイトレードのように毎日頻繁に株価チェックをしても意味がありません。
大きく指数が上昇した時に利益確定をするものではありませんし、指数が下落した時に損切りをするものでもありません。
具体的にどれくらい時間がかかるかと言いますと、10年とか20年とかそれくらいの期間が必要となります。
平均で年利4%ずつ成長していく投資商品を購入すると、元本が倍になるまで18年間、平均6%ずつ成長していく投資商品を購入すると元本が倍になるまで、12年かかります。
インデックス運用の投資商品が元本より倍になるまでどれくらいかかるかは、年利が分かっていると72の法則で算出することが出来ます。
この72の法則は以下の記事でまとめていますので、興味がある方は読んでいただければと思います。
インデックス運用の投資商品を購入したら、長期にわたって投資商品と付き合っていくことになります。
なので、毎日投資商品の損失を確認するのは、無駄な作業となります。
購入したらほったらかしで、たまに状況を確認するくらいでちょうどいいのです。
投資というとデイトレードみたいに短期で大きな利益をたたき出すイメージを持つ人もいると思いますが、インデックス投資は大きく利益が得られるものではありません。
ただし、時間をかければ勝つ確率の高い投資方法として知られていますので、どれくらい時間をかけて資産を育てられるかがインデックス運用の投資商品を購入して運用していくうえで重要なこととなります。
インデックス運用の投資商品を購入する方法は、時間がある人(特に20代から40代くらいまで)にとって有利な投資方法となります。
定年後の資産をインデックス運用の投資商品に突っ込んでも、そこまで大きな成果は期待できません。
結果が出るころには80歳を超えていると思います。
一発逆転を目指さない分手堅いので、コツコツと積み立てていけば豊かな老後を送るための備えにもなります。
インデックス運用の投資商品を購入する上での注意点
インデックス運用の投資商品を購入するのは手堅い投資方法なのですが、いくつか注意点があります。
まず、インデックス運用の投資商品を購入することは指数に連動するように投資をしていく方法となります。
連動する指数が暴落すれば当然その投資商品も暴落することになります。
結果として元本割れを起こすこともありますので、元本が保証される投資ではないことはしっかりと理解しておく必要があります。
そもそも元本保証のノーリスクで利益を出そうという考え方が甘く、大きな不況が来た時もお金を守ってもらえるような投資は存在しません。
暴落後は、経済が成長して状況が回復していくと回復してくることが多いのですが、日本のようにバブルが崩壊してから今まで回復しないというケースもあるため、必ず暴落から回復する保証もないことにも気を付けたほうがいいでしょう。
しかし、米国の指数は暴落が起きても時間をかけて暴落前の水準まで戻り、そこから右肩上がりの成長を遂げて来ました。
これからの将来はどうなるのかは分かりませんが、米国の指数は今のところは一定水準の信頼が出来ると思います。
また、暴落時も投資商品を持ち続けるメンタルも必要となってきます。
暴落に耐えられなくなって損切りして売ってしまう人はインデックス運用の投資商品を買う投資にあまり向いていません。
なぜなら、そのような人は投資において負け組となるからです。
上がっているときに買い、下がっているときに売る。
これは投資の負けパターンであり、普通の商売であれば安く買って高く売るのに、なぜか投資になるとその逆をやってしまう人が多いんですね。
だから、投資で負ける人が出てくるわけです。
インデックス運用の投資商品を購入して投資する場合も、リーマンショック並みの暴落が来ても冷静でいられる人がインデックス投資の勝者となれるわけです。
しかし、そういう人はそれほど多くはありません。
出口が見えないトンネルを歩いていて不安に思わない人は少ないでしょう。
暴落が起きた時は「いつ回復するのか」、「このまま下がり続けるのではないか」、こんな不安を抱えながら過ごさなければなりません。
自分が持っている投資商品の評価額が7割程度になった時に冷静にいられる人はかなり少ないはずです。
反対に、「暴落時はバーゲンセールだ」と考えて逆に買い足す人もいます。
このタイプの人はメンタルが強く、暴落の対応のし方に慣れています。
こういうメンタルの強い人が下落から上昇に転じる「稲妻の輝く瞬間」に出会い、大きく利益を上げていくことが出来るのです。
インデックス運用の投資商品を購入する投資は時間をかけて行う投資であり、一発逆転を狙って行う投資ではありません。
そのため、短期間で大きな利益を出したい人には向いていません。
時間がかなりかかるので、なるべく若いうちから積み立てで購入しておくなど、遠い将来に向けて準備しておくと結果が出やすいです。
60歳で定年退職してからだと、結果が出るのは75~80歳です。
また、年金からの積み立てだと、給与や事業所得がある時に比べてかなり金銭的にきついと思います。
ですので、なるべく若くて所得があるうちに行動しておくことをお勧めします。
積み立て自体は毎月いくらずつ買うというのが投資信託では出来るので(ETFは手動で積み立てとなります)難しくはありませんが、長期間積み立てていくとなると、安定した収入も必要となります。
だからこそ、給与取得などがある働いているうちからインデックス運用の投資商品を購入して資産運用をすることを意識する必要があるのです。
また、指数に連動するから何でもいいというわけでもありません。
個人的に日本と新興国の指数は信頼しておらず、先進国かオールカントリー(全世界)の指数のみに投資しています。
アメリカの指数のように右肩上がりで長期にわたって成長してきたかどうか、そして今後もその成長が続きそうか、ここをよく見て投資先の指数を選ばないと、いつまでたっても利益が出ないことがあります。
20年たっても利益が出ていないとなると、ただ時間を消費しただけの結果となり、インフレの物価上昇を考えると実質的に損をしてしまうことにもなっています。
インデックス運用の投資商品による資産運用にもリスクがあります。
十分な余剰資金がなければリスクを取りすぎて、暴落時に冷静な判断ができなくなる可能性があります。
まずは最低でも生活費の2~3か月分程度の貯金を用意しておいて、そこから積み立て投資を行っていくとよいでしょう。
インデックス運用の投資商品はネット証券に口座を開設して購入するのが確実な手段になります。
特におすすめなのが楽天証券とSBI証券口座です。
このブログの管理人も口座開設している信用できるネット証券なので、ネット証券口座を持っていない方はぜひこの機会に口座開設してみることをお勧めします。
楽天証券
SBI証券
ネット証券に口座を開設する場合は、新NISAの口座を併せて解説しておくと新NISA枠で購入した投資商品を売却する時に税金がかからず、よりお得に資産運用をすることが出来ます。
投資商品を売却する時の2割程度の税金は結構重いので、枠がある限り新NISAの口座でインデックス運用の投資商品を購入して、枠を使い切ったら一般の口座で買うという手段を取ると、効率よく資産運用が行えます。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。