残念な人は自分が優秀だったころの過去を語り、現在優秀な人は未来を語ったうえでその未来のために備えをしている。

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残念な人は自分が優秀だったころの過去を語り、現在優秀な人は未来を語ったうえでその未来のために備えをしている。

「あの時の俺はこうだった」

そんな過去の武勇伝を嫌になるほど年上の上司から聞かされたことがある人もいると思います。

しかし、そういう過去のことばかりを語る上司は残念な人なので、まともに話を聞く必要はありません。

本当に優秀な人は、現在の状況を把握し、この後どんな未来にしていくかを語る人です。

このことについて今回はお話ししていきたいと思います。

過去を語る人は過去の自分の成功にしがみつき、現状を理解しないから残念な人である

過去を語る人は過去の自分の成功にしがみつき、現状を理解しないから残念な人である

「20年前はもっと大変だった」

「俺はこういうことをして大成功したんだぞ」

「旧帝大卒の俺に意見するのか?」

過去を語る残念な人のセリフと言えば大体こんな感じでしょうか?


自分が若いころに苦労したからと言って部下に同じ苦労をさせようとする人がいます。

正直言って老害の部類ですが、20年前、30年前の考え方が今も今後の未来でも通用するわけではありません。

時代に変化に合わせてその時の働き方は変わります

「昔は大変だった」・・・こんな発言をする人は今の時代にあるべき考え方を理解していません

昔は確かにその方法で成功したかもしれませんが、今はその時と状況が異なる。

このことを理解していないので、自分が経験したことが正と思い、時代遅れの価値観を部下に押し付けるのです。


また、過去の栄光を語る人もいますね。

このタイプも老害と言えると思います。

「昔は仕事で大成功した」と言われても、「じゃあ今はどうなの?」と聞きたくなるのですが、今も成功している人はたいていは過去の自分の栄光を自慢することはありません

自分の今の成績が悪いからこそ過去の輝いていた自分を引き合いに出して自分の立場を守ろうとするのです。

過去の輝いていた話をするくらいであれば、今の自分が輝けるように努力をすればいいと思うのですが、それが出来ない残念な人なのです。


出身大学が通用するのは学生のうちまでです。

社会に出たら出身大学なんて関係ありません。

専門卒で即戦力のスキルを身に付けて就職する人がいれば、旧帝大に合格したのに満足し、大学生活を遊んで暮らして大したスキルを身に付けずに社会に出て、仕事が出来ないのにプライドだけ高い人もいます。

学歴を自慢する人はそれだけしか取り柄がありません

今の自分に自慢できるものがないから、学歴を自慢の種に持ってくるのです。

プライドが高く、低学歴の言うこと聞かない。

しかもそれでいて仕事もできない。

昔の自分がそうだったからわかります。

初めて就職した会社でも会社にとってのお荷物社員となり、次に就職した会社でもしばらくの間プライドを捨てられなかった。

こんなことを続けていれば今の自分は存在しなかったでしょう。

社会に出てから10年、20年後に学歴自慢をする人は正直言って終わっています。

無駄なプライドを持ち続け、自分の成長の機会を逃し続け、大した成功経験を得ずに定年を迎える。

もちろん、給料は大してもらえず、自分のプライドを捨てなかったことに後悔をする。

それでもプライドを捨てない人がいますが、そういう人は本当に悲惨ですね。


・・・こんな感じで、過去の自分を語る人は残念な人である可能性が高いのです。

未来を語る人は周りの人に元気と希望を与える

未来を語る人は周りの人に元気と希望を与える

出来る人の多くは未来を語ります。

今の状況で集められるだけの情報を集めるとどんな未来が見えるのか?

それを理解できるのが未来を語る人です。

未来を語ると言っても、必ず明るい未来が見えているわけではありません。

見えた暗い未来に対してどのように対処していけばいいか?

このことを考えて周りに助言できる人は本当に優秀な人だと思います。

これを「オオカミ少年が何かを言っている」などの見方で信じない人もいるのですが、そういう人がほとんどである組織は過去を語るタイプの人や、現状維持こそベストという保守的な考えを持つ人が多く、今後伸びていく組織であるとは思えません。


ここでいう未来を語ることが出来る人は、根拠もなく明るい未来を語る人とは少し違っていて、現状の改善点を含めて話してくれるので現実的であり、周りを説得できるので、周りを元気にする人。

根拠もなく明るい未来を語る人は一見元気を与えてくれるように思えるのですが、どうして明るい未来になるのかの理由がなく、ハリボテの未来を語っています。

根拠なく明るい未来を語る人が自分の明るい未来を信じるのは結構ですが、厄介なのは周りを巻き込んでしまうことです。

根拠のない明るい未来を語り続け、倒産して従業員に迷惑をかける経営者は害でしかありません。

現状を理解せず、根拠のない明るい未来を語るので、ファンタジーであり、優秀な人にとってはかなり危険な存在に思えてしまいます。

だから、こういう根拠のない明るい未来を語り続ける人が上層にいる会社からは、優秀な人がいなくなります。


根拠のある未来を語る人は、どういう指針でその未来にたどり着けるのかという現実的な意見を周りに話すことで、具体的な方針を周りと共有できます。

話が具体的であるため、中身が詰まっていて話を聞く人も安心でき、やる気が出てきます。

こういう上司がいると部下はしっかりと付いてきてくれることでしょう。

具体的な未来を語る人は先回りが出来る

具体的に未来を語ることが出来る人は、ただ雰囲気をよくするだけの存在ではありません。

未来に対して具体的な行動をとっていることも多いので、その分他人よりも先回りすることが出来ます。

その行動力が仕事の結果にも現れることが多く、業績をしっかり残せる人に未来を語る人が多いのはそのためです。

ベンチャーやスタートアップ企業に向いたタイプの人であり、他人よりも先にスキルやキャリアを身に付け、他人よりも先回りしてその未来にたどり着くので、成功者に多いタイプでもあります。

もちろん失敗や困難な出来事が起こる可能性があるのですが、ポジティブなので、そこで折れずに頑張り続けることが出来ます。

その姿を周りが見て感化され、ともに頑張っていくことが出来る。

だから、具体的に未来を語ることが出来る人は優秀であると言えるのです。


具体的な未来を語る優秀な人は大企業にいることもありますが、古い体質の企業の派閥や上司の機嫌で評価されることがあり、そういう環境で働くと出る杭を打たれることになり、あまり居心地がいいと思わないでしょう。

古い体質の残る組織にいると自分が考える行動がなかなかできないので、「とにかくやってみろ。失敗してもいい。」という考えの会社に入ると実力をモリモリつけて大きく成長するのではないでしょうか。

ですので、こういう未来を語る優秀な人に会うためには、大手企業よりも独立系の企業で働いた方が出会いやすいでしょう。

もちろんすべての独立系がそうではないのですが、社風である程度判断できるので、新しい意見を受け入れて成長していける会社であるかどうかを判断して未来を語る優秀な人がいるかを探してみるといいでしょう。


過去を語る人は自分の仕事が出来ない現実から目を背ける残念な人。

具体的な未来を語る優秀な人は現実を受け入れ、自分をよくするために努力をして未来を現実にしようとする人です。

どちらと一緒に話がしたいかと言われると、後者であることが多いでしょう。

未来を語ることが出来る優秀な人が多い会社で働き、自分も未来を語ることが出来る優秀な人になる。

これが自分の人生を豊かにする方法の一つです。

自分自身を未来を語る優秀な人にするように、現実をしっかり見て自分の夢をあきらめずに追う。

そんな人になることを目指しましょう。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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