何かをやろうとした時、または何かをやろうとしなくてもいい人生を送りたいと思ったとき、ただこうありたいと思い続けるだけでは何も起こりません。
何もしないのは、ただ絵に描いた餅であり、絵に描いた餅を本当の餅にするためには、努力をして餅を手に入れる必要があります。
つまり、こうありたいと思うだけでは、相応の努力をしないと自分が望むような立場になれないのです。
その努力は様々なものが考えられますが、ひとつ大きなものが勉強をすることです。
今回はこの勉強をすることについてお話ししたいと思います。
目次
大人になっても学び続けることは大切である
仕事をしているとき、何も勉強しないで仕事に取り組む人と、しっかり勉強して仕事に取り組む人のうちのどちらかが出世するでしょうか?
間違いなくしっかり勉強して仕事に取り組む人になるかと思います。
仕事だけの話で終わらず、常に何かを勉強する人は、自分の身に何かあった時に身を守る保険となります。
何かの理由で今の仕事をやめなければならずに転職活動を行って次の就職先を探すとき、この時に何のスキルもノウハウもなければ給料は大きく下がります。
最悪の場合、雇ってくれる企業すら見つからず、転職活動で苦労することにもなります。
なので、勉強をしないまま人生を過ごすことは将来に大きなツケが回ってきます。
そしてもっと大きな問題があって・・・
その問題というのは自分が成長しないこと、つまり自分の資本力が上昇しなくなること。
自分が成長しないというのは仕事が能力が上がらないということでもあるため、そこで給料の上昇が頭打ちとなり、場合によっては一生貧しい生活から抜け出せなくなってしまうのです。
なので、勉強というのは自分の身に何か起きた時に身を守る予防策として重要であり、そうではなくても自分がより豊かな生活をするための重要な手段であるのです。
勉強するという行動が起こせるかどうかで上位に行けるか、中層以下に留まるかが決まります。
勉強する対象としてオススメしたいものは3つある
勉強する対象としてオススメしたいのが3つあります。
まずは自分が興味を持つことに関する勉強。
2つ目が仕事に関係があることについての勉強
3つ目がマーケティングとお金に関する勉強です。
それぞれ説明していきます。
1.自分が興味を持つことに関する勉強
1つ目の自分が興味を持つことに関する勉強ですが、これはぜひやってほしいと思います。
興味があるだけで努力をしないままだと、その分野で成長が出来ず、下手の横好きになります。
下手でも好きなままであればいいのですが、そのまま興味を失い、自分の伸びしろを一つ失うことにもなります。
自分が興味を持つことであれば勉強するのが楽しく、頭に入ってくる内容も多く、知識を蓄積しやすいので効率よく勉強ができます。
好きなことや興味があることをしっかり学んで極めておくと、将来に何か役に立つかもしれません。
オタク内で話すだけではありません。
勉強して専門家になることで、その分野での仕事で食べていくことが可能になります。
しっかり極めて専門家になるとその知識を欲しがり、お金を出してくれる人が現れるからです。
2.自分の仕事に関する勉強
2つ目の自分の仕事に関係があることについての勉強ですが、これは職種にもよりますが、多くの仕事で勉強しておいた方が無難だと思います。
勉強しないと上に上がっていけないシステムエンジニアは常に勉強が重要になってくる世界ですし、マネジメントや経営に関わるようになると素人判断では会社を傾かせることにもなりますので、しっかりと基礎知識を勉強してそれを実際の仕事に応用できるようにしなければなりません。
外注する仕事であっても、ただ人に指図すればそれで終わりというわけではありません。
受注した仕事に関する内容をしっかりと把握しておく必要があり、それに基づいて的確な指示をしなければきちんとした製品は出来ません。
こちらの指示が悪いのにできた製品が思ったものではなかったり質が悪かったりするのを外注先に責めるのはお門違いであり、場合によっては恥をかくだけでは済まないこともあります。
また、部下に質問を受けても、答えられるか答えられないかで部下からの信用は大きく変わってきます。
自分が知らないので「忙しいから自分で調べて」でいつも済ませていれば、部下は次第にあなたを信頼しなくなり、仕事ができる人に話を聞くようになります。
そうして部下は成長していくのに、勉強をしないあなたの仕事に関する成長は止まったまま。
部下に追い越され、立場が逆転し、部下が上司になってしまうこともあり得ます。
そして、かつて部下だった人から指図をされてプライドをズタズタにされながら、それでも自分は下っ端として居座ることしかできずに、ただ年を取っただけの無能な社員になり、会社のお荷物となり、会社は首を切る機会を伺うようになります。
また、仕事について勉強をしないということは、その仕事に対してあまり興味が持てなくて、給料のために仕方なく仕事をやっている状態になります。
給料のためであっても全力でやっていればいいのですが、嫌な仕事を勉強もせずになんとなく続けるだけでは、仕事をしていて楽しくはありませんね。
仕事はきついものだ、苦しいものだとバブル世代以上の人が言うことがあります。
しかし、それは今の時代では誤りで、嫌々仕事をしてただ給料をもらうだけの生活を続けている人生が楽しいものだとは自分は思いません。
本当はやりたいことがあるのに挑戦せずに今の会社にしがみつくと、きっと年を取ってから後悔します。
自分が勉強しなかったことが後悔になるのであれば、今勉強して、やらなかった後悔が発生しないようにした方がいいのではないでしょうか?
ですので、自分が担当する仕事の内容は、このまま続ける予定であればしっかりと勉強しておくこと。
仕事の内容について勉強をすることは会社での評価を上げるだけではなく、自分自身の質を上げるという意味合いもあるので、自分の選んだ仕事についての勉強はしっかりやる。
どうしても仕事に興味が持てない場合はさっさと転職して、自分が進んで勉強できる仕事を選んで勉強に励めばいいのです。
3.マーケティングとお金に関する勉強
3つ目のマーケティングとお金の勉強ですが、これは自分でビジネスを立ち上げる時に、また周囲の天敵から身を守るために重要になります。
まず、マーケティングを勉強すると、自分がお客になりそうな客層とニーズの分析、他社がどんなことを行っているかのリサーチ力など、自分の仕事に対してどれくらいの収入が見込めるかのおおよその計算ができるようになります。
世の中で何が必要とされているか?
どんなものが人気なのか?
これらを分析せずに仕事をやることは、目隠しをして魚釣りをしていることとあまり変わりません。
どんなところに魚がいるのか、それを理解せずに釣りをするようなものなので、魚を釣り上げる確率がガクッと下がってしまうのです
お金に関する勉強は仕事、プライベートに関わらず重要です。
世の中には知らない人に付け込んでお金を巻き上げるような悪質な商売があります。
「まさか日本にそんな商売はないだろう?」
と思うかもしれませんが、実際にあるのです。
保険と不動産でこの傾向が顕著です。
すべてが悪質とは言えませんが、ノルマがきつくて人をだましてでも契約を取ろうという人がいるのです。
この悪質な商売から身を守るためには、自分がお金に詳しくなっておかなければ対応できません。
何の知識もないと、こちらが何を言っても相手に言いくるめられてしまうのです。
なので、自分の身を守るためにお金の勉強をすることは必須だと思ってください。
学校ではお金に関する知識は教えていません。
教えていても投資の話くらいです。
そんな状況なので、お金に詳しいか、詳しくないかはお金を貯める力、稼ぐ力、増やす力、守る力、使う力に大きく影響し、お金に恵まれるかどうかが決まってくる要素にもなります。
お金に関する知識がないためにお金をむしり取られる人、お金の知識があるために自分のお金を守り抜き、蓄財と投資にしっかり励むことが出来る人、どちらになりたいかと聞かれたら多くの人は後者であると答えるでしょう。
もしあなたもそうであれば、お金に関する勉強をやっておいて損はありません。
最後に少しだけ・・・
社会人になってからも勉強をすることは様々なメリットがあります。
自分の成長やスキルアップ、キャリアアップ・・・ただこれだけではないのです。
仕事に取り組む姿勢と副業や独立して稼ぐことにも影響します。
ぜひ勉強をする姿勢を身に付け、周囲の人と差をつけて、お金と心が豊かでいい人生が送れるようになってほしいと思います。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。