投資商品の中で、指数に連動する成果を目指すインデックスファンド。
このインデックスファンドに投資して勝つやり方はただ一つ。
持ち続けるということです。
買ったら手放さずにとにかく持ち続ける。
・・・でもこれには注意が必要なこともあります。
この事について今回はお話しします。
目次
インデックスファンドは多くの場合、分散投資が出来ている

インデックスファンドがもし分散されていない投資であれば、保有し続けることをお勧めすることはありません。
しかし、VT、VOOなどに代表されるインデックスファンドは様々なセクターに分散して投資を行っています。
そのため、1つのセクターで不調となっても全体として受けるダメージは小さくなります。
分散投資でない場合は投資対象のセクターが不調となった場合、影響を直接受けるので注意が必要ですが、分散が出来ているのであれば慌てて売る必要がないのです。
もちろん、不景気が来て全体が下がるとダメージを受けますが、その指数が不景気から回復して上昇していくことが望めるのであれば、売らないで持ち続けるのが一番いいインデックスファンドの運用方法であると思います。
TOPIX、日経平均など、日本の指数には適用できない
インデックスファンドを購入してとにかく持ち続ける。
この方法は指数が右肩上がりに成長していくことを期待した運用方法で、実際に指数が右肩上がりに成長すると利益が出て得をするという考えです。
そのため、日本の指数であるTOPIX、日経平均は適用できないと考えられます。
日経平均は最近は好調でありますが、これは海外向けの輸出企業が頑張っていること、円安で海外から日本の投資商品が割安で買えることが理由となっており、日本の経済が成長しているというわけではないと思います。
経済の実態と株価がかけ離れており、安心して日経平均のインデックスファンドにお金を投じることが出来ません。
おそらく円安が解消されたとき、日経平均は下がると自分は見ています。
TOPIXも新型感染症の後に値上がりしていますが、こちらも同じ理由でお勧めできません。
日本の指数の問題点は指数の値が右肩上がりではないこと、バブル期の高値をいまだに回復していないことです。
今後右肩上がりになる可能性もありますが、政府の中小企業を締め上げる政策や増税のことを考えると、今後は衰退していき、大手企業だけがいい思いをする状況となり、それに従って中小企業の株価も下がっていくのではないかと思います。
政策がいい方向に変わった時に日本の指数に投資するかを考えた方がいいでしょう。
新興国のインデックスファンドは対象外
新興国のインデックスファンドもありますが、こちらも右肩上がりの成長となっておらず、長期投資には向かないと思います。
そもそも新興国のインデックスファンドは手数料が割高であるというボトルネックが存在します。
また、中国や韓国のように将来少子高齢化が問題となることもあり、国がこの問題を正しく対応できるかも気になるところです。
そのことを考えると中国、韓国の成長は鈍化していくのではないかというのが自分の考えです。
インドは人口が増え続けていますが、株を持ちたいかと言われるとそうでもないです。
インドの指数SENSEXはここ10年で右肩上がりの成長となっています。
指数の動きだけを見ると良さそうですが、経費率がかなり高いです。
そのため、先進国のインデックスファンドに比べると少し見劣りしてしまいます。
今後改善されるかもしれませんが、現状では様子見としています。
ただ、全ての人にお勧めできないとは言えないので、情報を集めて判断することをすすめます。
インデックスファンドはとにかく持ち続けるのが良いが、状況が変わることもある
インデックスファンドがとにかく持ち続けるのがいいとされているのは、日本を除く先進国が経済成長をしているからです。
アメリカは移民により人口が増えている国であり、GAFAMに代表される有力な企業が誕生する国でもあるため、今のところはしばらく右肩上がりが続くだろうと考えて、自分はアメリカの指数であるS&P500に連動するファンドを持ち続けています。
しかしこの状況がずっと続くかと言われたら、必ずしもそうとは言い切れません。
アメリカの指数も10年ほどずっと値上がりせず、足踏み状態の時がありましたし、長期的に右肩上がりでも、どこまで伸びていくかは誰にもわかりません。
インデックスファンドを持ち続けることが最適解であることは、経済成長により指数が上がっていくことを前提としています。
ここを理解しておかないと、盲目的に「アメリカや全世界のインデックスファンドを買って持ち続ければいいんだ」と考えて投資をすると、将来火傷する可能性があります。
何のために持ち続けるのか、きちんと理解して持ち続けることが重要です。
この理解がないと、状況が変わった時に正しい行動が出来ないので、きちんと理解するようにして下さい。
資産運用に必要なのは投資先をきちんと把握しておくことと、なぜその投資先を選ぶのかという理由が重要となってきます。
これがないとカジノで遊んでいるのとあまり変わらないので、きちんとこの2つに対して答えを用意して堅実な投資を行うようにしましょう。
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