自分を客観的に見よう。そして自分の相場と価値を知ろう。

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自分を客観的に見よう。そして自分の相場と価値を知ろう。

自分のことを客観的に見ることが出来る人はあまり多くありません。

根拠のない自信を持ち、本来の自分以上に高い価値を見積もってしまう人もいます。

しかし、これは相手から見た価値と自分から見た価値に差が出来てしまい、その差に悩まされることになってしまいます。

ですので、まずは自分を客観的な目線で見ることが大切であることをお話しし、そこから自分の相場と価値をおおよそ理解することをお話しします。

自分を客観的に見るとはどういうことか?

自分を客観的に見るとはどういうことでしょうか?

それは、自己評価と言うバイアスを抜きにして自分自身を評価することです。

例えば友人や親から見た自分の姿と、自分自身で見た自分の姿は異なります。

友人や親から見た場合は良く見てくれる場合があるので、上司や同僚など、なるべく関係の少ない第三者の評価がどうであるかを考えてみましょう。

自分のことをこう思っている・・・ではなく、自分を分析した結果こうだという確かな評価をすることが自分を客観的に見ることであり、自分を良く見てしまうというバイアスを抜きにして、自分が第三者の立場となり、その視点で自分自身を見つめてみることであります。

自分を客観的に見ると見えてくるもの

自分のことを過大に評価する人、自分のことを過小に評価する人、人によってさまざまだと思いますが、自分を客観的に見ると自分の本当の長所や短所が見えるようになります。

自分はどんな性格でどんな特徴があり、どんなことが苦手で・・・そんな部分が見えてきます。

主観的に見るとこれらがどうしても色付けされたものとなり、客観的に見ることで本来のあるべき姿が見えてくるのです。

その結果、自分がどれくらいのレベルの人間で、どんな会社で働けるか、自分に足りないものはどれでどう対応していくか、自分の長所はどれでどう活かしていくか、これらを考えられるようになります。

それは今後の人生をどう生きていくかという戦略の材料の一つになり、将来設計に役立つようになります。

自分を客観的に見て見えてくるものは何に使えるか

自分を客観的に見て見えてきた自分の評価は、自分の本当の価値を見るのに役に立ちます。

自分がどれくらいの価値で、どれくらいの仕事が出来、どれくらいの会社で働けるのか?

会社で働くにしても、その会社で何が出来るのか?

自分の長所が活かせる仕事は何で、それをどうやって実現するか?

それが見えてきます。


自分の本当の価値が見えれば転職時に過度な高望みや安売りをしなくて済み、自分の本当の価値と同じレベルの会社で働けるようになります。

これに関しては婚活も同じですね。

同じレベルの人とマッチしてもうまく付き合えるようになる。

もっといい人がいいという欲望で高望みすることもなく、婚活を長引かせてひたすら時間とお金を取られ続けることもなくなる。

仕事が決まらない、良い人に出会えないというのは自己評価が高くて同じレベルの企業や相手とマッチングしていないからだと思います。


婚活はともかく、就職活動で仕事が決まらないというのはかなりきついです。

半年仕事が決まらないと、人によっては100万円くらい貯金を切り崩すことになりますので、こんな状況は避けましょう。


書類選考に提出する書類は求職者のバイアスがかかった書類が欲しいのではありません。

今まで何をやってきて、どんな結果を出してきて、どんな仕事が出来るか、そんな資料が欲しいのです。

自分を客観的に見ることが出来ないと、この具体的な内容が不足した書類を提出して書類選考通過とならなかったり、面接で深掘りされてもきちんと答えられずに苦労したりします。

転職者に限らず新卒でも自分が学生時代にどんな実績を出して、仕事で何が出来るか、きちんと客観的に自分を見つめて、今までの実績と自分が出来ることを整理しておきましょう。

自分を客観的に見るにはどうすればいいか

自分を客観的に見る・・・これは元から出来る人もいますが、出来ない人も多いと思います。

自分を第三者の視点から見ることを意識するといいのですが、これだけを聞くとなかなか難しいものです。

そこでおすすめなのが、第三者である友人や知人に頼んで自分を評価してもらい、第三者からの評価と自分自身が行った評価のすり合わせを行うことです。

第三者であれば、親しい人ならプラスのバイアスを持っているかもしれませんが、それを抜きに正直な評価をしてもらいます。

自分自身で評価する場合も自分のことが好きか嫌いかという感情を持たずに淡々と自分を評価します。

この二つの評価が近ければ近いほど良く、遠ければ第三者の意見をしっかり受け止め、自分自身の評価を見直します。

二つの評価の差があまりない、近い状態になれば自分に対する客観的な評価の出来上がりです。

自分自身の評価の修正のために毎回第三者に頼むのは相手に負荷がかかることですし、第三者の意見を記録したものを使って自分自身の評価をするトレーニングを行うといいのですが、なかなか要領を得ない場合は再度第三者からの評価をもらい、自分自身の評価とすり合わせてもいいと思います。

その場合はきちんと協力してくれたことへのお礼をするようにして下さい。

そうすることで、何かあったらまた協力してもらいやすくなるでしょう。


一人で客観的な見方をする時のトレーニングをする場合は、プラスとマイナスのバイアスがあるときちんと自分を評価することが出来ません。

過度な自信や不信があると自分を客観的に評価するのが難しくなります。

事実と結果を重視して自分を評価するようにして見ましょう。

自分の価値や相場を知ることで、適切な目標を立てられる

いい大学を出たから周りの人よりも自分が優れている、Fラン大学を出たから自分は周りよりも劣っている。

そんな感じのバイアスのかかった評価は学歴コンプレックスに限らず、ありがちなものです。

しかし、自分を適切に未来に導いてくれるのは客観的に見て得た自分の評価です。

これは自分の価値や相場を客観的に評価して理解するのに必要な事であり、自分が今この立場にいるから次はこの立場を目指そうという適切な目標を立てるのに必要なことです。

自分を客観的に見る・・・最初は難しいかもしれませんが出来て損はないことです。

必ず人生に役立つことなのできちんと体得して習慣化してほしいことです。


自分の実力に見合った行動を取ることはマイナスになりません。

しかし、自分の実力を過大評価した行動は嫌われ、自分の実力を過小評価した行動は自信がなさそうに映ります(謙虚という良いイメージもあります)。

理想はきちんと自分の相場を理解し、それに見合った行動を取ることです。

そのために自分を客観的に見ることは大事になりますので、うまくいかない場合はまずは自分を客観的に見ることから始めてみてください。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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