苦手なことをやることは、一部であればいいのですが、仕事や副業において苦手なことがメインとなることをやり続けるのはお勧めしません。
苦手なことは克服するのにエネルギーが必要ですし、克服したからと言ってそれを得意としている人に勝てないものです。
苦手なことをやる時間で得意なことや苦手ではないことを伸ばしたほうがよほど効率が良く、得意を売りに仕事をすれば、苦手なことを仕事とするよりも稼ぐことが出来ます。
今回は苦手なことをやるべきではない理由と、得意なことや苦手ではないことに力を入れた方がいいということについてお話ししたいと思います。
苦手なことをやるのは苦痛である
仕事や学校で苦手なことをやるのはかなり苦痛だったりします。
成果が下から数えた方が早いレベルであり、「自分は駄目なんじゃないか」と思うこともあります。
仕事で苦手なことを行うと叱られることの連続であり、褒められることがほとんどありません。
苦手なことは、同じことを何度言われても能力自体が低いのですぐに改善することが出来ず、出来ない自分を責めてしまったり、落ち込んでしまったりします。
とにかく、苦手なことを仕事にするのは苦痛を伴うものです。
あまりにも苦しいと、自分を追い込んでしまって、その結果精神的に病んでしまうことも考えられます。
自分は今ではキャラクターのイラストを描いていたりしますが、学校で美術の授業がある時は本当に苦痛でした。
他の人に比べてダントツで酷い絵しか描けなかったのです。
絵の下手な人を画伯と呼んでいるシーンがテレビで流れたりしますが、自分はそれを見てあまりいい気持ちになれません。
努力しても結果が出せずに馬鹿にされ、悔しくてさらに頑張っても他の人と同じレベルに出来ない。
それが苦手なことなのです。
「一生懸命努力すれば報われる」は、苦手な事には当てはまらない
苦手な事でも一生懸命努力すれば報われるのではないか?
そう思っている人もいると思いますが、自分は苦手な事には当てはまらないことだと思います。
夏休みの間に世界史の勉強を一生懸命頑張りしっかり覚えようとしました。
しかし、夏休み明けの学力テストで50点くらいしか取れませんでした。
自分が高校生の頃、こんなことがありました。
絵を描くことも同じでした。
いくら一生懸命頑張っても馬鹿にされ、全く頑張りが結果に反映されない。
苦手なことは成長が遅いのでどうしてもこういうことが起きます。
「一生懸命努力すれば苦手から脱出できるのではないか?」
と、自分も思っていましたが、苦手なことに関しては感性が目覚めない限り、いくら頑張っても結果に結びつけるのは難しいです。
努力しても結果が伴わないので、自信がなくなってきて次第に努力するエネルギーも失われていきます。
苦手なことに対して努力して報われるというのは、人並外れた精神力の持ち主でない限りないと思います。
苦手なことをする時間を、得意なことや苦手ではないことをする時間に充てるべき
苦手なことを克服しようとすると、相当なエネルギーと時間を使います。
その結果、苦手を克服してやっと他の人と同じスタートラインに立った状態です。
そんなことに時間を使うくらいであれば、最初から他の人と同じスタートラインに立っている得意でも苦手でもないこと、他の人の先を行っている得意なことを伸ばす努力をしてみましょう。
苦手を克服するくらいの努力が出来れば、得意なことは大きく能力を伸ばせますし、得意でも苦手でもないことは得意なことにして他の人よりも先に行くことが出来ます。
どちらの場合も努力することのメリットをきちんと実感できます。
特に仕事や副業でお金を稼ぐ場合は、自分の苦手なことをする仕事を選ばず、選んだとしても我慢してまで続けない方がいいです。
得意な事か、得意でも苦手でもないことを仕事にするようにしましょう。
得意なことを仕事にするのであれば、長所を売りに面接も通りやすくなると思うので、待遇の条件面もある程度選べる立場になれると思います。
得意なことや得意でも苦手でもないことを努力してスキルを高めていくことは、そこまで苦痛に感じないものです。
モチベーションの維持もしやすいので、苦手なことを克服するよりは、得意なことや得意でも苦手でもないことに対して努力して、自分の価値を高めていきましょう。
我慢を美徳としている人や会社が今でもありますが、苦手なことに関しては、我慢することの先に光があるとは自分は思いません。
苦手なことを我慢してやるくらいなら、別のことに力を注いだ方がいい結果が出ます。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。