今回は成功に近道はないということについてお話ししたいと思います。
「楽をしてお金儲けをしたい」という考え方で、近道を通ってショートカットしようとする人がいますが、たいていの場合うまくはいきません。
一時的に成功するかもしれませんが、どこかでうまくいかない時が来ると、立て直すノウハウがないのでそのまま再び成功することがなく、落ちるだけの状態になってしまいます。
ですので、、成功のためには近道を選ぶのではなく、地道に努力を重ねて、試行錯誤をしながら目指していかなければなりません。
成功するには努力が必要

何か目標を立ててそれを成し遂げようとするとき、何もせずにそこにたどり着くことはできません。
自分の足で歩いていき、目標にたどり着く必要があります。
つまり、自分で行動し、努力をし、目標に向かって頑張っていかなければなりません。
本当の成功をつかみ取るためには努力と行動の積み重ね、これが唯一の手段となります。
成功した会社の創業者が偉いのは、ただ社長や会長をやっているからという理由ではありません。
他の人よりも努力をし、リスクを冒して行動をし、地道に成功に向かって歩みを進めたからです。
長年にわたって成功を続けてきた人は、そこまでにいろいろな努力と経験、試行錯誤を積み重ねてきています。
一日二日で成功をつかみ取った人の中に本物の成功者はいません。
努力をせずにたまたま成功してしまう人もいるが・・・
世の中にはたまたま成功してしまう人がいます。
思い付きの発想で始めたことをあまり努力せずに成功することは運によるものであり、再現性が高いものとは言えません。
成功する人のほとんどは努力をして、その中で苦労をし、いろいろな工夫もしながら、成功への道を探し、そして成功にたどり着きます。
地道な努力を重ねてきた成功ではないものは、本当の成功であるとは言えません。
何もノウハウが貯まっていないし、失敗を知らない。
こんな状態で成功をすると、この成功は一時的なものとなり、一度うまくいかなくなると立て直せなくなります。
失敗を知らないので、うまくいかない時の対処方法を知らないからです。
また、たまたま成功してしまった人は自分が成功者であると勘違いをしてしまいがちとなり、謙虚な気持ちになって状況が悪化した時の対応をすることが出来ません。
社会や人のせいにしてしまい、「自分のビジネスが理解できていないのは社会が悪いからだ。消費者が悪いからだ。」と思うことすらあります。
こんな気持ちでは、一度状況が悪くなってしまうと立て直すことは絶対に無理です。
また、大した努力をせずに成功を目指すことはギャンブル以外の何物でもありません。
宝くじで高額当選金に当たったのと同じようなものです。
たまたまやってきた成功に浮かれて、自分を本当の成功者だと勘違いして、横柄な態度を他人に取ってしまう。
そして、うまくいかなくなってもこの性格が治らず、横柄な性格が災いして自分の身を滅ぼしてしまうのです。
成功への道は迷路のように複雑である
成功するために効率が最善の方法でたどり着く道を最短ルートとすると、その最短ルートよりも長いルートは存在します。
たいていの場合、最短ルートを通って成功にたどり着くことはできません。
そもそも最短ルートが何であるのかが分からないし、成功にたどり着くための道は迷路のように入り組んでいます。
迷路をドローンを飛ばして上から見ることなんてもちろんできません。
実際に道を歩くことで、どの道が成功にたどり着けないかを把握しながら着実に前に進んでいく必要があります。
成功にたどり着けない道を歩いて行き止まりにたどり着くことを失敗と言います。
しかし、失敗をすると何をしたら成功が出来ないかを把握することが出来ます。
ですので、行き止まりに何度もたどり着き、失敗を積み重ねることは、迷路を抜けて成功にたどり着くための唯一の正攻法と言えます。
中には迷路をショートカットして成功にたどり着く人がいますが、これは一見近道に見えて良さそうでありますが、ルール違反で反則です。
反則技を使って成功してもお金は入ってきますが、成功を維持し続ける道もまた迷路。
しかも、成功を維持し続ける道はショートカットが出来ないという特徴があります。
反則行為を行って成功した人は迷路で迷った経験がありません。
ですので、道を歩いて行き止まりが来た時にどうすればいいのか分からないのです。
時には行き止まりを強引に突き進んで行き止まりの向こうに抜けますが、そうすることでさらに道に迷ってしまい、成功を維持する道から遠ざかってしまう。
だから成功のために反則行為をした人や、たまたま成功してしまった人は、成功が長続きすることがないのです。
逆に、成功にたどり着くまでに何度も迷って失敗してきた人は、成功から先の道で行き止まりが現れてもどう対処をしたらいいかを知っています。
今までと同じように試行錯誤を繰り返して、成功を維持する道からなるべく外れないようにきちんとした道を通り続ける。
成功するまでに積み重ねた失敗から学んだノウハウが、その後の成功を維持し続けるための道を通り続けるための羅針盤になって、役に立つ。
その羅針盤が使えない道に差し掛かっても、成功をした時と同じように試行錯誤を繰り返し、失敗を重ねながら成功を維持し続ける道に戻ることが出来る。
だから、成功までに失敗を積み重ねてきた人は強いのです。
成功に酔いしれて積み重ねてきた失敗のことを忘れない限りは・・・ですが、何度も失敗を繰り返してきた努力家の人に対してはそんな心配は無用でしょう。
本当の成功には近道なんて存在しない
前節で説明したように成功にたどり着くための道は迷路みたいに複雑に入り組んでいます。
その迷路は、きちんと歩いていくといずれ成功にたどり着けるようになっています。
しかし、成功への道があるとわかっていても、その道がどんな道であるかは迷路の中を歩いている間は分からないので、手探りで歩いていかなければなりません。
そのためには自分が努力したり、目標に向かっていくことを継続したりして、自分の力で歩いていく必要があります。
途中で行き止まりにたどり着くことが何度もあると思いますが、ここで諦めてしまうか、諦めずに進めるかで成功できるかどうかが決まります。
どの道を通ったら成功にたどり着けないかを1つ1つ理解していくことが、成功にたどり着く方法になります。
どの道を通ったら成功にたどり着けないというのを把握することが、どの手段を取ったら成功できないという失敗から学んだことになります。
この知識の積み重ねを行うことが、本当の成功を手に入れるための唯一の手段であり、この知識の積み重ねが不足していると、たまたま成功してもその後が続かなくなってしまいます。
1日30分の仕事で月収50万円を稼ぐことは難しいというかほぼ不可能なように、成功への道は楽して成功できる近道なんてないと思った方がいいです。
ただ、効率を上げることで、成功への最短ルートに可能な限り沿うように歩いていける道はありますので、効率を考えながら目標に向かって進むのは決して悪いことではなく、むしろ時間と労力の節約となります。
この効率を上げることは、効率よく失敗し、何をしたら成功しないかをなるべく早く積み上げていくことです。
それでもしっかりと努力をし、目標に向かって進んでいくことが必要であることには変わりはありません。
行動することで目標に近づく一歩となり、継続することで目標に近づくための歩みとなります。
行動と継続、どちらも必要としない近道はないので、しっかり行動と継続を実践することで歩み続けるようにしましょう。
途中で困難にぶつかった時に道を迂回して回避するか、正面から立ち向かって乗り越えていくかも重要なポイントとなります。
・・・そう、成功に行きつくための迷路の道は常に平坦であるとは限らず、ボルダリングみたいなことをして通らないといけない道もあるのです。
困難を乗り越えられればその一歩はより強いものとなり、成功に向かって着実に近づいていくことが出来るでしょう。
特に大きな成功ほど地道な努力の積み重ねが重要となります。
どれだけの成功をしたいのかをよく考え、成功に近道がないことをしっかりと考え、失敗してもそこで落ち込まず、失敗からしっかりと学び、成功にたどり着く・・・これが最善の成功にたどり着く方法であることをしっかりと理解してほしいと思います。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。