誰にでも趣味として楽しんでいることはあると思います。
しかし、趣味には自分をよくする趣味と、自分をダメにする趣味の2種類があります。
自分をよくする趣味であれば、付き合っていくことで自分を向上させて心が豊かになり、充実した生活を送れるようになります。
しかし、自分をダメにする趣味は、そのまま付き合うとどんどん自分をダメにしていきます。
結果としてお金と心のいずれか、または両方が豊かになれず、後悔のもとになったり、満たされない生活を送るようになったりするのです。
目次
趣味を持つことは基本的に良いことである
趣味は基本的に自分自身の気分転換となり、ストレス解消になったりリフレッシュさせてくれたりすることが多いです。
また、自分自身を向上させ、自分磨きが出来る趣味も存在します。
ですので、基本的に趣味を持つことは良いことであると言えます。
趣味がなかったら、ただ仕事に打ち込むだけの人生になったり、ただ家族を育て、気が付けば定年で「自分はいったい何をしてきたんだろう」と思うような人生になってしまったりします。
また、趣味がなかったら単純に暇な時間に何をしていいのかわからなくなります。
その結果として休日は寝てばかりになったり、テレビを見ながらゴロゴロしたりするだけの過ごし方になります。
この過ごし方はお金はかかりませんが、休日を惰性で過ごすだけとなり、無駄な時間を送っていると言わざるを得ません。
自分をダメにする趣味には何があるか?
では自分をダメにする趣味には何があるでしょうか?
自分をダメにする趣味とはストレス解消にならずにストレスがたまるもの、自分のお金や心の豊かさを失うものとなります。
いくつか挙げてみると以下のものがあるかと思います。
- ギャンブル
- ソーシャルゲームのガチャ
- ネットに愚痴や悪口を書き込む
- 収入に見合わない買い物
- やらなければいけないと思ってやっているもの(つまり楽しんでやっていない趣味)
一つずつ見て行ってみましょう。
ギャンブル
まず、ギャンブルは誰でも思いつく自分をダメにする趣味だと思います。
胴元が儲かるように出来ているので、やればやるほどお金が減っていき、ストレスが溜まります。
また、楽してお金を手に入れようとする気持ちや、思考停止してギャンブルにのめりこむことで、自分自身を悪く変えてしまいます。
長くやりすぎるとギャンブル以外に趣味がないという状態になり、泥沼にはまってしまいます。
ギャンブルはお金をいくら使っても満たされないものです。
満たされないということは心が豊かにならないということでもあります。
確かにギャンブルに勝った時はお金も手に入れられるし、うれしさもあります。
しかし、その感情は一時的なものあり、負けてしまうとネガティブな感情が沸いてまたストレスがたまる状態になります。
ギャンブルというのはいくらやっても心の成長につながらず、むしろ思考停止でやり続けることで学びや心の成長の時間を無駄にしてしまいます。
また、気づいた時には車が買えるレベルのお金を失っていることも珍しくはありません。
はまりやすい人は特に注意で、そうではない人にもお勧めできない、自分をダメにする趣味の一つと理解するべきでしょう。
ソーシャルゲームのガチャ
ソーシャルゲームは遠く離れた人との交流や対戦を楽しめる、利用の仕方によってはいい趣味であると言えます。
しかし、基本的に無料でも楽しめるけどガチャという課金してレアなキャラやアイテムを引くシステムが導入されているというゲームがあります。
このガチャのシステムが問題で、ゲームによっては課金の上限が定められているものがあるのですが、上限が定められていないものは青天井にお金を使えるようになっています。
ガチャは確率の要素が強く、ほぼギャンブルと同じです。
つまり、ガチャは深入りすればするほど自分をダメにしていく趣味として見ることが出来ます。
ガチャの問題点は低確率を潜り抜けて手に入れたキャラやアイテムはお金に変えられないことです。
ガチャで手に入れたキャラやアイテムはそのゲームでしか使えません。
ゲームを有利に進められるというメリットはあるのですが、ただそれだけです。
ゲームがサービス終了となるとそのキャラやアイテムも使えなくなり、手元には何も残らなくなります。
レアキャラやレアアイテムを持っていると優越感がありますが、それで他人に自慢するようであれば他人から見たら「いやなやつ」です。
レアキャラやレアアイテムは通常のゲームのやりこみの要素として盛り込んであると見つけた時の達成感があっていいのですが、確率だけで決まるガチャで手に入れたレアキャラやレアアイテムは単純に運が良かっただけという証明にしかならず、自分の努力で何とかしたという証明にはなりません。
レアキャラやレアアイテムを入手するのに数千円、数万円単位でつぎ込むのであれば、他のことにお金を使ったほうが心を満たすことができます。
重課金は冷静に考えるとお金を失うだけで、何の得にもならないのです。
ネットに愚痴や悪口を書き込む
ネットに愚痴や悪口を書き込むのは自分をダメにする悪い趣味の一つです。
愚痴を言うのもたまにであれば問題はないと思いますが、頻繁に愚痴や悪口を、しかも不特定多数の人の目に入るところに書き込むようになると、炎上のリスクも高くなります。
何かを吐き出したいということはあるかもしれません。
しかし、その吐き出したい場所はネットの掲示板やコメント欄でいいのでしょうか?
掲示板やコメント欄は不特定多数の人が見る場所で、愚痴や悪口の書き込みは見る人を不快にすることも少なくはありません。
他人を不快にするということは、それは書き込んではいけない内容であり、他人に迷惑をかけるということでもあります。
また、誰にでも愚痴や悪口を言いたいときはありますが、愚痴を書き込むときにその文章を一番見ているのは自分自身なのです。
だから愚痴や悪口を書き込むと、それを見た自分の心に影響を与え、どんどんネガティブになっていきます。
心がネガティブになると、心の豊かさからどんどん離れていくことになります。
そのため、愚痴や悪口を掲示板やコメント欄に書き込むのは自分をダメにする趣味であると言うことができます。
吐き出したいことがある場合は直接当の本人と話し合うこと、それが難しければ忘れること。
忘れるためには体を動かしたり、自分の世界に浸ることのできる趣味に没頭したりすること。
愚痴や悪口を不特定多数の人が見られる場所に書き込むよりもいい解決方法はいくらでもあります。
収入に見合わない買い物
買い物ですが、貯金や生活費が確保できるくらいの買い物であれば趣味としては何の問題もありません。
ボーナスで普段食べられない高級な食べ物を取り寄せるというのはいい買い物であると思います。
しかし、生活に支障が出る買い物を趣味としている場合はやめるべきだと思います。
まず、貯金ができませんし、生活費を圧迫することでストレスを解消するどころか、お金の心配をするようになり、逆にストレスが溜まってしまいます。
お金の心配を常にしなければならないというのは意外と大きなストレスになってしまうのです。
そんな心配をするくらいであれば、そもそも収入に見合わない買い物でストレスを解消しようとする考え方をやめたほうがいい。
一線を越えて借金やリボ払いに手を出すと地獄を見ます。
お金を工面するには無駄な買い物をやめるだけではなく、大きな節約も必要になり、お金の心配をするストレスから逃げられなくなります。
こういった意味で、収入に見合わない買い物を趣味とする場合は、ただ自分の心をダメにするだけではなく、お金の面でもダメにしてしまう趣味と言えます。
買い物を趣味とする場合は自分の収入に合った範囲で付き合うことをお勧めします。
やらなければいけないと思ってやっているもの・楽しんでいない趣味
趣味が何であるかにもかかわらず、やらなければいけないと思ってやる趣味も自分をダメにしてしまいます。
趣味というものは心をリフレッシュするために行うものであり、やらなければいけないという義務感を持って行うものではありません。
その気持ちを持って趣味と向き合っても、リフレッシュするどころか逆に疲れてしまいます。
やらなければいけないという使命感を持って取り組んでいる趣味があれば、少し距離をとってみましょう。
自分自身をやらなければいけないという気持ちの縛りから解放させると、楽な気持ちで趣味と向き合えるはずです。
他にも「なんか自分に合っていない」、「何となくやっている」と感じる趣味も続けない方がいいと思います。
やっていて楽しくないと感じるようであれば無理に趣味として続けずに趣味の一つから外しましょう。
やらなければいけないという気持ちで趣味を続けているのであれば、なぜ趣味として選んだのか?
何が魅力で趣味にしたのか?
原点に立ち返るのもいいでしょう。
そして、最初に趣味として楽しんだ時の気持ちを思い出してみましょう。
自分の価値観や性格は時間が経つと変化することがあります。
その変化の影響で自分に合わない趣味になってしまったのであれば、思い切って趣味として付き合うのをやめてみることも大切ではないでしょうか。
まとめ
今回は自分を駄目にする趣味を捨てるということについてお話ししました。
自分を駄目にする趣味はやっていて楽しくないもの、ネガティブな行動であるもの、運で結果が決まるものなどが当てはまると思います。
この記事で取り上げた例以外にもあると思いますが、お金と心を豊かにするためには趣味も大切な要素になります。
自分を駄目にする趣味というのは人それぞれで違ってくるところもありますので、何か引っかかる趣味があれば、自分に本当に必要なのかを考えてみるといいでしょう。
自分にとって良い趣味を取り入れ、悪い趣味は趣味から外す。
こうすることで、自分にとっていい趣味だけが残り、心と体をいい状態で保つことが出来るようになると思います。
ぜひ自分にとって悪い趣味がないかを見直して、良い趣味だけに時間やお金を使うように行動してみてほしいと思います。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。