こうして俺はパチンコを辞めた

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こうして俺はパチンコを辞めた

この記事はお金や心を豊かにすることとは直接関係がないかもしれません。

自分が学生の頃、パチンコやパチスロにはまっていた時期があり、勝ちや負けに一喜一憂していた時代がありました。

その当時は楽しかったのですが、今思うとなんて馬鹿な過ごし方をしたのだろうと思います。

約2年半やっていたパチンコやパチスロを24歳の時にやめた自分自身の体験談ではありますが、何かヒントとなる記事として受け取ってもらえればと思います。

パチンコとの出会い

自分がパチンコと出会ったのは幼稚園児の頃だった。

父がパチンコのLSIゲームを自分にプレゼントしてくれて、自分はそのゲームのステージ1~10をクリアするべくLSIゲームにのめりこんでいた。

このころはパチンコはただのゲームとしか思っていなかった。

大学時代にスロットと出会う

大学1年のサークルの合宿の自由時間の時、先輩と一緒に初めてパチンコ屋に入る。

先輩はスロットを打ち始めてすぐに7をそろえた。

自分も真似してスロットをしようとするが、「やめとけ」と言われる。

それでも二千円やってみたが、当たらなかった。

別の日の自由時間に自分一人でパチンコ屋に入り、ニューパルサー(当時は機種名などは知らなかった)を打ってみる。
二千円やってみたが当たらなかった。


その後しばらくは、パチンコやパチスロのことは忘れ、大学の近くのゲームセンターで音楽ゲームの腕を磨いていた。

その間もパチンコ、パチスロの深夜番組があり、夜更かししながら見ていたが、自分とは関係がないと思っていた。


しかし、大学の4年の頃、運試しとして実家に帰省した際にパチンコ屋に足を運び、獣王を打つ。

二千円でリーチ目が出て7をそろえる。

その頃はATの高確ゾーンなどは知らなかったので、ビッグボーナス修了後、クレジットのメダルを消費して、メダルを特殊景品に換えて換金した。

パチンコ、パチスロでの初めての勝利だった。


その後、パチンコ、パチスロを打つために大学近くのパチンコ屋に行くようになる。

勝ったり負けたりしながら自分の貯金の範囲内でやりくりできていた。

このころはジャグラーという、ボーナスが成立するとランプで告知するスロットや、ストック機、羽物、たまにデジパチと呼ばれるものを打っていた。


大学4年の終わりごろには、ゼミが終わるとパチンコ屋にすぐに向かい、パチンコ、パチスロをするくらい、パチンコ屋にほぼ毎日通っていた。

この頃、某大手パチンコ屋が自分の住んでいるところの近くに出来、休日はそこにも通うようになっていた。


大学院の修士二年の時、自分が良く通っていたパチンコ屋が潰れ、スロット専門店になってしまった。

某大手パチンコ店も、開店当初は出していたが、この頃は今思うと回収に向かっていたと思う。

稼ぐあてがなくなったのにパチンコ、スロットをやっていたので、当然負けが目立つようになった。

貯金は増えたり減ったりを繰り返していたが、徐々に減っていき、気づけば貯金残高が二万円しかなくなっていた。

この頃は親が仕送りをしてくれていたので、親が自分の貯金額について把握していた。

親からはこういわれた。

「お金を追加で送らないので、パチンコをやめなさい」

自分は借金をする甲斐性がなかったため、借金をするという一線を越えるまでには至らなかった。

この頃出会ったのが「パチンコは麻薬」というサイトである。

このサイトにはパチンコやスロットをする人が、他人からどう見られているのかということに重みを置いたコメントが集められており、自分はこんな目で見られていたのかと自分自身を恥じた。

パチンコを辞めた方法

自分は、パチンコ、パチスロのことをとことん嫌いになってみることにした。

「パチンコは麻薬」のサイトに書かれている内容を素直に受け取り、「自分をもっといい立場にしたい、いい大学を出て底辺の人生を送りたくない」。

その思いを保ちながら、まずは三日の禁パチ、一週間の禁パチ、一か月の禁パチ、半年の禁パチとなり、現在までパチンコ屋でパチンコもパチスロも打たない状態となっている。

パチンコ、パチスロで得た負の遺産

パチンコ、パチスロは楽して儲けたいという心を培ってしまった。

この心を持ったまま就職、転職したので、この心を矯正できるまで成長をあまり感じなかった。

人にやらせて自分は楽をするという心が身についてしまっていたので、自分で行動し、成長を遂げるということがパチンコを辞めて数年間出来なかった。


二社目に就職した会社でこの精神を叩き直され、ようやく成長できる自分に変化させることが出来たが、心の怠けを克服するまでの時間がもったいなかったと今では後悔している。

また、自分は今でもパチンコやパチスロの夢をたまに見る。

しかし、最近はそんな夢を見てもなんとも思わなくなった。

以前はちょっとした拍子に行きたくなったりもしたが、今パチンコ屋に行くと自分の努力が無駄になるという気持ちで耐え続けた。

だからこそ今もパチンコ屋に行くことはない。

むしろ、パチンコやスロットで大当たりしたり、宝くじで大当たりした夢を見ると逆に警戒するようになった。

ギャンブルの夢は逆夢で、むしろお金が出ていく可能性が高いということをネットで調べて分かったからだ。


気づけばパチンコを辞めて15年以上経ってしまったが、今後も禁パチ、禁スロの戦いは続いていくだろう。

パチンコ、パチスロの誘惑に負けることなく、勉強してマネーリテラシーを高め、変わらずにパチンコやパチスロを避け続けていきたいと思う。

記事を書いてみて思ったこと

自分でもパチンコの出会いやパチンコをしていた頃のことを今でもはっきりと覚えていたのは、この記事を書いていて衝撃的でした。

パチンコやスロットにはまっていたのはわずか二年半の間でしたが、それでも自分をパチンコ、パチスロによって堕落した状態から引き上げるのに時間がかかっています。

それだけパチンコやパチスロは恐ろしいということです。


自分がパチンコやパチスロをお勧めしないのはギャンブルであると同時に自分自身を悪く変えてしまう一面があるからです。

これはこの記事を書いていてはっきりと感じましたね。

こういうことは、気付いた時が行動を起こす時だと思います。

気付いても状況に流されて時間をロスするというのは、人生においてもったいないことだと思います。

時間はお金で買えません。

一度過ぎた時間は戻ってこないのです。

今回の話はどうか反面教師として受け取って頂き、読者の皆様の役に立てていただければと思います。

今回の話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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