電話やメール、ネット上の広告で聞くことのある儲け話。
これらを信じて儲けるどころかお金を失うということは良くあることです。
そもそもおいしい儲け話をしてくる人はなぜそんな儲け話をしてくるのでしょうか?
おいしい儲け話をしてくる人には99.99%の確率で裏があります。
今回はそのことについてお話しします。
電話や広告で見かけるものはすべて詐欺だと思え
2010年くらいだったでしょうか?
不動産の投資の会社から会社の電話に、しかも個人宛にかかってきたことがありました。
内容は「東京のマンションに投資をしませんか」ということでした。
また、自分が東京で働いていた頃に同じようなマンション投資の話を電話してきた会社があり、この会社の担当が非常に無礼な態度だったことを覚えています。
どこで個人情報を得たのかは不明ですが、個人情報をわざわざ調べて電話してくるというのは、本当においしい話を広めたいのではなく、自分が他人を使って儲けたいから電話をかけてくるわけです。
また、誰が電話を取ってもいいから投資話をする会社というのはもっと危険な気がします。
おそらく電話の話を信じて契約すると、高額の手数料の支払いや人の入らない物件をつかまされたりして大損をすることになるでしょう。
(そもそも当時の自分は岐阜に住んでいたのに、東京の物件なんか管理をしたいわけがないのですが・・・。東京に住んでいた頃も手取り20万もない安月給でマンション投資なんて行えるお金を持っておらず、正直話す相手を間違っているとしか思えませんでした。それを見抜けないということはその会社のレベルもその程度であり、二流の詐欺である可能性が高いと思いました。)
マンションなどの不動産投資は本来は知識がないと失敗しやすいものです。
また、物件の管理や維持のためにやることも多く、それなりにお金がかかります。
そんな不動産投資を素人に勧めてくるような会社はほぼ詐欺ですね。
素人が簡単に儲けて、しかも不労所得になるほど不動産投資は甘くはありません。
ここまで自分が経験してきた不動産投資の電話に注目してお話ししましたが、株や仮想通貨、FXなどの投資話も同様です。
電話でわざわざ連絡してくるようなところにお金を預ける価値はありません。
特に投資にはポンジスキームという悪質な詐欺があるので、年利20%などの高配当を謳っているのであればかなり用心した方が良いと思います。
また、最近ネットを見てみると、「1日〇〇分で〇〇万円」という広告を見ることがありますが、これも信じてはいけません。
この広告を信じて副業にしてしまうと、時間と労力がもったいないです。
副業もかなり稼ぐのに苦労することがあり、楽して稼げるというのはまずありません。
マーケティング力、継続力、ビジネススキルなど様々なものが求められます。
何も仕事をしたことの無い素人が1日数十分の仕事で数十万円を稼げるというのはあり得ない話です。
一部の人は確かに成し遂げられるのかもしれませんが、普通の人はカモにされるだけです。
それに、その仕事がネズミ講のように人を騙して儲けるシステムになっていたらどうでしょうか?
親友や親を勧誘すると、大切な人間関係を失うことにもなりかねません。
そんなリスクが裏にあることを知らずに安易に簡単な儲け話に乗るのは、無謀以外の何物でもないからです。
このブログの広告にそんなものが掲載されることはまずないと思いますが、もし怪しい広告が出てきたら絶対にクリックしないでください。
また、人から直接聞く儲け話も同様ですね。
友人や知人からの情報でも信じてはいけません。
本当に美味しい話をしてくれる人もいるかもしれませんが、それでも美味しい話を人に漏らすというのはリスクの高いことです。
他人に話すと競争相手が増えてしまい、自分の儲け分が減ってしまうからです。
そんなリスクがあるのに他人にわざわざ本当のおいしい話をしてくれるとは思いません。
儲け話は簡単に信じてはいけないのです。
人から聞く儲け話には、楽して大金を稼ぎたいという人をだまして大金を巻き上げるための罠が仕掛けられています。
おいしい話は自分の足で探す
では、儲けるためには情報をどうやって見つければいいのでしょうか?
前節では、おいしい話は広告や電話、人から聞いた話ではないということをお話ししました。
向こうからやってくる話はおいしい話ではないということもお話ししました。
おいしい話は受け身で、楽して儲かりたいという考えを持っていては決して出会うことはありません。
自分の足で見つけていかなければならないのです。
そのためにはアンテナを張り、周りの情報に注意を向けて、競合がいない、もしくは競合が少ないところを探し、なおかつ伸びそうなものを見つける必要があるのです。
砂漠の水を見つけるように、苦労してそこにたどり着いた人だけがおいしい思いが出来るのです。
自分で努力して開拓して、失敗を繰り返しながら成功への道を地道にたどっていく。
儲けるためのまともな手段はこれしかないと思います。
おいしい話は人に話すとおいしい話ではなくなる
おいしい話は向こうからやってくることがないと断言できるのは、おいしい話は人に話すとおいしい話がおいしい話ではなくなるためです。
人に話すと参入者を増やすことになり、今までは荒れていない青い海が、競争、奪い合いが起こる真っ赤な海となるのです。
こうなってはおいしい話ではなくなります。
魚を釣れる場所を知っている人がブログなどで場所の名前を伏せ時にしたり、某所と書いて情報を出さないのはこれに似たものがあります。
きのこ採りや山菜採りを行う人も安易にとれる場所を明かしたりはしません。
人に教えると競争相手が多くなり、魚やキノコ、山菜などがとれる量が減ってしまい、最後は資源が枯渇してしまうことになりかねないのです。
情報を出したことによってイワナが釣れる場所だったのが、釣り荒らされイワナがいなくなってしまったという話も聞いたことがあります。
これもある意味、参入者が増えたことによる赤い海化ですね。
ビジネスでも同じで、人に教えたら同じことが起こります。
今まで稼げていた仕事が参入者が増えたことで、お客の奪い合いになる。
その結果、自分の売り上げが減ってしまい、自分が損をしてしまうことになるのです。
このことを知っていれば、あえておいしい話を他人に話すメリットなんてないのです。
受け身で楽して儲けたいという人は、一見美味しい話に思えるような人をだます目的の広告や電話に良く引っかかるようです。
楽して儲けようとすると99.99%失敗します。
これは断言します。
何かを始めてすぐにたまたま成功した人もいますが、ほとんどの場合、失敗と努力、継続の積み重ねによって成功というおいしい果実を得ることが出来るのです。
上記の話を踏まえ、まずは自分で儲けることが出来るフィールドを見つけられるよう、自分から積極的に常に情報を収集して、いろいろな面にアンテナを張っておきましょう。
アンテナの張り方が分からない場合は、自分の興味があること、儲けたいことをしっかりと調査することをやってみましょう。
しばらく続けていると情報の集め方が分かりますし、新しい情報も得られるようになるでしょう。
そうなれば、集めている情報に対してしっかりとアンテナを張ることが出来ている状態になっています。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。