「今までこの方法でやってきたから」というのは、これからも同じ方法でやっていい理由にならない

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「今までこの方法でやってきたから」というのは、これからも同じ方法でやっていい理由にならない

何か新しいことをやってみたいと提案した時、「今までこの方法でやってきたから」という理由で切り捨てる人がいます。

自分はその人に「今までと同じ方法でやってきたからうまく行かなくなったんじゃないんですか?」と一言話したいのですが、「今までこの方法でやってきたから」という人は大抵の場合、この一言を頭から否定します。

「青二才が偉そうなことを言ってんじゃねえ」、「この方法が一番いいんだよ。俺の経験がそう言っている。」などと言って、聞く耳を持たないわけです。

しかし、それではうまく行かない時があるのですが、「今までこの方法でやってきたから」という人はそのことに気づきません。

今回はこの「今までこの方法でやってきたから」と言うことが、問題になることもあることがあるということをお話しします。

「今までこの方法でやってきたから」という人は変化を嫌う人である

「今までこの方法でやってきたから」という人は変化を嫌う人である

「今までこの方法でやってきたから」という人は、今までのやり方を信じて疑わない人です。

これにはいくつかの理由があるのですが、例えば「今までこの方法でやってきて失敗していなかったから」、「過去に成功したやり方であり、同じやり方をする再び成功できると思っているから」などが主な理由でしょう。

しかし、今までと同じ方法でやってきて初めて失敗した時、考え方を変えずに「今までこの方法でやってきたから」と言って考え方を変えようとしないと同じ失敗をしてしまいます。

また、過去に成功した方法であっても、今も通用する方法であるとは限りません


でも、今まで自分が信じてきたやり方を捨てるのは勇気がいることです。

今まで自分が信じてきたことを捨てて、新しいことを信じ込むことは、大切だと分かってもなかなか受け入れられるものではありません。

「今までこの方法でやってきたから」と言う人は、自分が信じてきたやり方を捨てて、新しいことを受け入れる勇気がない人であるとも言えます。

あるいは単純に変化を嫌う人ということもありますが、こういう人が一番厄介です。

変化を嫌うということは何も新しいことを学ぼうとしない。

そのため、こういう人が人の上に立つと、変化を嫌う組織になり、新しいことに対して消極的になり、新しいことに何も挑戦せず、時代に取り残されるようになります。

だから、変化を嫌う人の「今までこの方法でやってきたから」は、組織を壊すマイナスの言葉になるのです。

そして、この変化を嫌うタイプの「今までこの方法でやってきたから」と言う人が多数の組織であれば、古い習慣を守り続け、変化を受け入れることが出来ず、新しい人が入社してきても古い考えを押し付けてしまい、入社してきた人に逃げられてしまうのです。


今の時代、昭和や平成の常識が通用するものではありません。

体罰、オフィス内での喫煙、パワハラやモラハラ、セクハラ。

これらは昭和や平成の途中までは実際に容認されていたことでありますが、時代の変化とともに認められないものとなり、今ではこれらを行うと違法性があるとして訴えられるような時代になりました。

このような事実を知らない、知ろうとしない人は時代遅れの人として見られるだけです。

JTCと言う言葉があるように、古い習慣のある組織は変化を嫌う。

だからパワハラがあったり、部下が上司に気を遣わないといけない。

そして、上司は部下を下に見て偉そうにふんぞり返っている。

このように、JTCは時代に合わないやり方を頑なに守り続け、人を育てられずに衰退していくのです。

「今までこの方法でやってきたから」と言う人は自分が正しいと思っている人である

「今までこの方法でやってきたから」と言う人は、自分の意見が正しいと思っています。

だから新しいことを受け入れる勇気もないし、そもそも新しいことを受け入れようとすらしません

しかし、自分が正しいと思うことは大きな落とし穴があります。

それは、自分の考えはどこか間違っていることが当たり前であるということです。

完璧な人がいないのと同じで、考えること全てが正しい人というのは存在しません

その現実を見ることが出来ていないから、自分を客観的に見ることが出来ていないから、自分の意見が正しいと思い込んでしまうのです。

当然、このような人は新しい考えや他の人の考え方は受け入れられない。

だから、自分の考えを改めることが出来ず、他人の価値観を認められず、他人に自分の価値観を押し付けるだけの嫌な人になってしまうのです。


時々ベテランの人が転職して新しい会社に入った時に「前の職場ではこの方法でうまく行っていた」と言って、他の社員の言うことを聞かないことがあるそうですが、これも「今までこの方法でやってきたから」と「自分が正しい」の考えを持っているため、新しい会社の文化に馴染もうとせず、自分のやり方を押し通そうとして新しい会社で浮いた存在になってしまうのです。

会社と言うのはそれぞれに文化があります。

その文化はその会社の社員たちが仕事をしやすいように構築されてできたものであり、決して否定していいものではありませんし、否定された側は気分が良くないことでしょう。

そのため、他の会社の文化で育ち、自分たちの文化を受け入れようとしない人は自然と新しい会社で浮いてしまい、新しい会社に馴染めない(馴染まない)わけです。


この問題が起きないためには、自分の周りに変化が起きた時は、自分の考え方を一度リセットする必要があり、1から学ぶ姿勢が必要です。

もちろん変化が起きる前からそのまま通用することがあれば、その知識やスキルをそのまま使って問題ありません。

しかし、変化が起きた時に通用しなくなったことに関しては謙虚に学ぶ姿勢がないと前には進めません。

この壁を破って新しい環境に適応できるかどうかはその人の考え方次第です。

前に進む気がない人、前に進む勇気がない人は変化に付いていけずに振り落とされてしまいます。

自分を過信せず、新しいことを受け入れて自分をアップデートしていく。

それこそが、これから求められる生き方であり、自分をさらに成長させるための方法となるのです。

自分が常に正しいと思っていると、思わぬ所で足をすくわれます。

なので、自分が常に正しいという考えは絶対に持ってはいけません。

「今までこの方法でやってきたから」と過去を語るより、「これからどうするか」と将来のことを考える方が大切

「今までこの方法でやってきたから」と過去を語るより、「これからどうするか」と将来のことを考える方が大切

「今までこの方法でやってきたから」と思いうことは、あまり良くないことです。

それよりも将来のことを考えて「これからどうするか」を考えていく方が建設的で前向きな考え方です。

過去にとらわれていると自分に足かせをつけているのと同じ状況です。

この足かせを自分で外して一歩踏み出してみて欲しい。

すると、世界が変わって見えるはずです。

学ぼうとしない、自分を改めようとしない、そんな感じだと後ろからやってきた一生成長し続ける人に追い越されてしまうだけです。

以前の部下が今の上司になった時、その安いプライドを捨てることが出来るか?

それともプライドを捨てきれずに会社を去ることになるのか?おそらく「今までこの方法でやってきたから」と考える人の大半が後者の選択をしてしまうことになるでしょう。

そうなるともっと悲惨な未来が待っていることになります。

人生はどこかで方向転換をしないといけないことがあることも覚えておいた方がいい。

そして、方向転換は一度だけではなく、何度も必要なことがあることも覚えておいた方がいい。

自分の人生に方向転換が必要であることを覚えておくと、自分の人生が一本道でつまらないものにならずに済むし、自分の人生も豊かになります。


個人的に日本が成長できないのは「今までこの方法でやってきたから」の足かせをつけている人が多いからだと思います。

若年層の人はそれほどではありませんが、ベテランと呼ばれる人や高齢者はこの傾向が強い人が多い。

また、一つの会社で働いてきた人や既得権益を得続けた人も「今までこの方法でやってきたから」と変化を嫌うことが多い。

だから日本は成長できない。


考え方と言うのはもっと自由でいいのです。

型にはまった考え方は基礎として学ぶ分には大切かもしれませんが、そこから先の応用は自分で考えて柔軟に行っていけばいいのです。

そして、この柔軟で自由な考え方は絶対に否定されるべきものではないです。

自由な考え方をする人を叩いてきたから、つまり出る杭を叩くようなことばかりやってきたから、日本は成長しなくなってしまったのです。


この過去にこだわる足かせは、普通の人だけではなく政治家も同じように足かせをつけています。

しかし、この足かせをつけていない政治家もいます。

本来であれば過去にこだわる足かせをつけていない政治家を支持して選んでいくべきものなのですが、残念ながらそれに気付いている人は少数派。

多数派の人は「今までこの方法でやってきたから」の足かせをつけていて、変化を嫌い、現状維持を望んできました。

投票で現職に何も考えずに入れる人、投票に行かない人も同様です。

その結果誕生したのが「失われた〇〇年」です。

この〇〇に40、50といった数字が入るようになった時、日本には海外の資本が大量に入ってきて、日本人ではなく海外の国の人を守る国になってしまい、日本人のための日本ではなくなっているかもしれません。

この話は大げさなことではなく、今起きようとしていることで、現在進行形で進んでいることです。

だからなるべくすべての人が「今までこの方法でやってきたから」の足かせを外してほしい。

そして自分の頭で考えて、自分で未来を作り上げて欲しいのです。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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