本を読むということ

広告 心の話 自己啓発

本を読むことは自分から何かを学びに行くということ。動画もいいが、本や電子書籍も読むべき。

普段から本を読んでいる人は意外と少ないように思えます。

本を読んでいても漫画本など、勉強のツールとして活かしていない人も多いように思えます。

教材用の本もありますが、一般的な読書と言うよりは資格などの便用のために読むということであり、今回お話ししたい趣旨と少しずれるため、自己啓発やビジネス本などに焦点を当ててお話ししたいと思います。

本を読むのは自分から学びに行くということ

テレビのメディアではチャンネルを選ぶだけで放送の内容が勝手に自分の耳に入ってきます。

自分から学びに行こうという姿勢のない人はバラエティ番組やお笑い、ドラマなどを見る人が多いと思うので、ここで手に入れた情報を思考停止で信じてしまう。

テレビの情報は視聴率を意識してつくられているため部分的には役に立つかもしれませんが、基本的に色付けされた情報であり、自己啓発や学習には向いていません。

それに受け身で手に入れた情報と言うのは、基本的に検証したり調べたりしないものなので盲目的に信じてしまいます。


動画配信サイトでは自分の好きなジャンルの動画を検索するという手間がありますが、欲しい情報を片手間に聞きながら動画の内容を学ぶことが出来ます。

様々な情報発信者のチャンネルから自分が信じるチャンネルを選んで視聴するというステップがあるため、本を試し読みして自分に合ったものを買っていくという行動に少し似ています。

しかし、Schooのような授業の動画が集まった動画サイトに比べると、Youtubeのような動画配信サイトは情報源が不確かであることもあり、きちんと投稿者のスキルを見抜く必要があります。

多くの人に見られているちゃんねるの動画はそれなりに理由があり、Youtubeでは動画の質をAIが判断して多くの人のおすすめに出てくるようになっているのですが、だからと言って自分に合うかどうかは別問題となります。

いいねの数、コメントの数も判断基準になりますが、動画の内容を信じていいかの最終的な判断は自分自身に委ねられます。

そういった意味では本を選ぶという行為に近いものがあり、動画はテレビよりも本に近い存在であると言えます。


本は自分の好きなジャンルの本を検索して(または店頭で自分の足を使って探して)購入します。

テレビや動画と異なるのは、本を開き、文章を読んで、自分でページをめくっていかないと知識として入って来ない点です。

活字の読解力が必要であり、ボーっと読んでいたり、何かをしながら読んでいたりしても頭には入って来ません。

本を読むことに集中し、しっかりと文章を追っていくことで初めて自分の知識となります。

なので、本を読むというのは、自分から学ぶという行動の中で一番やることが多い行動であり、集中する必要があることです。

でも、それに見合ったリターンが得られるのも本の特徴です。

本は有料コンテンツだがその分見返りがある

勉強するにあたって、今は動画サイトで無料で学べるものもありますが、それでも本を読むのは勉強するのに適したコンテンツであると思います。

本を買う時はお金を支払わなければならないので、自分のお金を勉強に投資することになります。

一冊を読み切るのにもそれなりに時間がかかり、一度読んだだけでは十分に知識が吸収できずに何度も読み返す必要があったりもしますが、一度読んだだけでも筆者の思想は大体わかると思います。

様々な本を読むことで、いろいろな筆者の思想に触れ、自分の考えを確立していくことが出来ます。

本に関してもいい加減な情報を書いているものもありますが、著者の多くは専門的な知識を持っている人です。

その専門家の知識を専門家に直接会いに行くことなく、知識をもらう方法が本を読むことです。

本の内容は基本的に広告を意識しなくていいので、マスコミやスポンサーに忖度している情報となってはおらず、テレビでは得られない知識も書かれていたりします。

そのため、本を読むことは自分の知らない知識や見解を得たり、筆者の思想を学べたりと、それなりの見返りがある行動であると言えます。


本の選び方ですが、必ず試し読みはしてほしいと思います。

前書きと索引をざっと読んで、自分に必要な情報が書かれているかを確認しましょう。

たまに試し読みが出来ない書店もありますが、自己啓発やビジネス本で試し読みが出来ない書店は利用するべきではないと思います。

これで自分にとって役に立たない本を買ってしまうことをある程度防ぐことが出来ますが、試し読みしても実際に本文を読み進めると自分にとって合わなかったという本もあるかと思います。

そういう場合は途中で読み進めるのをやめてしまいましょう。

ある程度役に立たないことが分かったら無理してその本を読み進める必要はありません。

本は要点に集中して読むと効率的

本はページ数が多いのですが、例え話や事例の記述などにページを割いているものも多く、筆者の主張したいポイントを記した場所は限られています。

例えるなら果汁30%のオレンジジュースのようなものです。

この例え話が多いのは主張を分かりやすくするためでもあるのですが、例え話が長いと一体論点がどこだったのか、迷ってしまうことがあります。

例え話や事例は知識を整理するために読み進めてもいいのですが、ここを読み飛ばして要点だけに注目していくことで、あまり時間をかけずに得たい知識を得ることが出来ます。

最近は主張したい部分を太字で記述した本もあるので、そのような本の場合は太字の場所を重点的に追っていくというのもいいかもしれません。

また、章と節を短く区切った要点を凝縮した本も存在するので、このタイプの本の場合は読み捨てる部分があまりなく、読みたいところをピックアップしながら効率よく読んでいくことが出来ます。

あえて自分の考えと反対の考えの本も読んでみる

自分の考えや価値観に合った本だけを読んでしまううと、どうしても考え方が偏ってしまいます。

この対処法として、自分の考えと異なったり反対の考えを述べていたりする本も読んでみるといいと思います。


自分と反対のことを考えている本と言うと、どうしても否定的にとらえてしまいがちになります。

人によっては頭ごなしに否定してしまうかもしれません。

しかし、それでもあえて反対の意見を取り入れることも大事だったりします。

自分の中の意見は自分が経験してきたこと、学んできたことで作られたものです。

子供の頃は素直に勉強しても、大人になると自分の意見を持つようになり、自分と異なる意見を受け入れづらくなる。

自分と反対の意見や異なる意見が書かれている本は、同じ物事でも着眼点が違っていることも少なくありません。

そして自分と反対の意見を読むことで、自分の知識もアップデートしていくこともできるわけです。

もしかすると、自分と反対の意見が書かれている本なども読むことで、自分が気付かなかった物事の着眼点が発見できるかもしれません。

本の内容のすべてが読んでいて不愉快と言うこともあるかもしれませんが、そうではなく時には自分に新しい発見をもたらしてくれる本もある。

そういう本に巡り合えたら、その本を読んだ価値は十分にあると言えるのです。

本を読むことを習慣にしよう

先述の通り、本を読むことは行動を伴うことです。

本を購入しても、本を開いてページをめくって読んでいかないと購入しただけでは何も得られません。

そして、集中して読まないと文章を理解できないし、著者の意見も伝わってきません。

なので、自分から学んでいくという意思が必要になってきます。

読むことを習慣化すると、自分から進んで学んでいくという習慣が身につき、どんどん自分の知識や考え方を高めていくことが出来ます。

一か月に5冊ほどでもいいので、本を読むことを習慣化できると、他の人と差をつけていくことが出来るでしょう。


本を読むことの最大の欠点は購入した本が溜まっていくことですが、今はKindleや楽天Koboなどの電子書籍もある時代です。

本が自宅に溜まっていくのが嫌な方は電子書籍をうまく利用することも考えてみるといいと思います。

ただし、アプリの操作の面でクセがある場合もあるので、慣れるまでは戸惑う可能性もあります。


本を読むというのは昔からある学習方法ですが、決して時代遅れの方法ではなく、今も変わらずメリットがある方法です。

成功者は様々な本を読んでいることが多く、知識も豊かな方が多いです。

いろいろな知識や考え方を得る手段の一つとして有効な方法ですので、本を読むことを習慣化することをお勧めします。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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