ギブアンドテイクの精神 相手に何かをしてもらうことを望むだけでは何もしてもらえない

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ギブアンドテイクの精神 相手に何かをしてもらうことを望むだけでは何もしてもらえない

相手から何もしてもらえない。

そんなときは必ず原因があります。

また、世の中にはギブアンドテイクという言葉があります。

与えられることと与えること。

この二つが成立しないと相手から何かをしてもらうことはありません。

今回はこの事について説明します。

相手から何かをしてもらえない人は自分から相手に対して何もしていない

まず、相手から何もしてもらえない。

そう思っている人は自分の胸に手を当てて自分の行いを振り返ってみてください。

おそらく何もしていないことが多いはずです。

相手から何かをしてもらうとお返しとして何かをする人が多い。

これは自分から相手に何かを与えることのお返しとして何かをしてもらうことが多いことを示しています。

もちろん相手に何かを与えるのが好きな人もいます。

そういう人はこちらから何かをしなくても何かをしてもらえることがあるのですが、数が多くないので出会うことは難しいでしょう。

相手に何かをすることは大事だが下心があってはいけない

よく日本の昔話で下心のない純粋な人が何気ない行動で富を築き、それを見た欲張りな人が同じような行動をして失敗するという話があります。

「おむすびころりん」がその有名な話ですが、富を得たおじいさんはおばあさんの作ったおにぎりを穴に落としてしまい、穴の中から聞こえるネズミの声が気になり、興味本位で穴の中に入り、ネズミの宴を見てお礼の金貨を持ち帰りました。

おじいさんは富を得るためにこの行動を取ったわけではなく、ネズミの喜びの声に興味を持ち、純粋にネズミのお礼の宴を楽しんだだけでした。


富を得なかった欲張りおじいさんは最初からネズミの金貨が目的で、おにぎりをわざと穴に落とし、ネズミの喜びの声を聞いたのと同時に穴の中に入り、ネズミの宴に興味を示さず、ネコの鳴き声の真似をしてネズミがパニックになった瞬間にネズミの金貨を持ち出そうとして、その行動がネズミに見つかって何も得ることが出来ずに穴から追い出されました。

この二人の違いは下心があったかどうかです。

富を得なかったおじいさんは最初から下心ありきで与えることを行いました。

しかし、相手に下心があるのがばれてしまったら相手は自分が搾取されるのではないかと思われてしまいます

そうなると、相手が何かを与えることがあっても疑いや警戒の気持ちで見られ、相手から何かをしてもらいにくくなります。

こういった人は「せっかく自分がしてあげたのに何で何もしてくれないの?」と不満を言います。

理由はおむすびころりんの欲張り爺さんと同じで、下心ありきで相手の見返りを前提として行動しているからです。

何かをしてもらうことが前提となっているので、相手から何もお礼がなかった時に腹を立てる。

これではギブアンドテイクの関係は成り立ちません。

何かをしてもらわなくても、ただ純粋に相手に何かをしたい人はお礼や見返りがなくても腹を立てません。

何かをする時に注意するべき相手

相手に何かをし続ければ相手から何かをしてもらえるかというと必ずしもそうではありません。

注意するべき相手がいます。

それは相手に何かをしてもらうのが当たり前と考えている人です。

このタイプの人に何かをしても何も返ってくることがありません。

最悪またやってくれと、クレクレする人もいます。

絶対に関わってはいけないタイプの人で、関わっていると自分が搾取されるだけで何も返ってくることがなく、労力が無駄になります。

こういう人はあなたが困っても助けてくれることはないので絶対に関わらないようにしましょう。

何かをしてもらって当たり前と考える人のことをテイカーと呼びます。

このテイカーに関わらないことが重要なのです。

SNSでどうフォロワーを増やしたか、その行動を振り返れば答えは見つかる

皆さんはSNSをやっていますでしょうか?

やっている方はどれだけフォロワーがいますでしょうか?

フォロワーを初めて獲得したときどんな行動をしたでしょうか?

ここに答えがあると思います。


自分は有用なつぶやきをして、自分がいいと思ったツイートにひたすらいいねをしたりリツイートしたりして拡散する側に回りました。

自分のつぶやきには最初は誰も反応しませんでしたが、今ではいいねで反応してくれる人がある程度出てくるようになっています。

いいね押しとリツイートは拡散目的で、対象のツイートをもって多くの人に知ってもらいたいという考えでやっています。

リツイートに対していいねで反応してくれる方もいますが、リツイートの目的はいいねの反応ではありません。

純粋に情報を広めたいからリツイートをしているのです。

そんなことを繰り返しているとフォロワーが出てくるようになります。

フォローされたらフォローバックする時もあり、1年も続けるとフォロワーが500人くらいになり、今はそこから半年ほどたって900人を超えるフォロワーがいるようになりました。

こんな感じでSNSは自分から何かすることが相手に何かをしてもらうというヒントが隠されていたりします

このヒントを手掛かりとして実生活でも同じことをやれば、自分が困った時に何かをしてくれる相手が出てくるようになるでしょう。

相手から何かをしてもらえるのは信頼が築けていることでもある

自分が困った時に相手に何もしてもらえない。

そんな人は相手から何も思われていなくて信頼関係も出来ていません

自分が困った時に相手が何かをしてくれるのは

「いつもこの人からお世話になっているから、この人が困っているときは何かをしなければならない」

という信頼関係が生まれているからです。

この信頼関係をおろそかにしてしまうと、信頼関係は壊れる時は一瞬ですので、困った時に何もしてもらえなくなります。

信頼関係を築き維持するためには自分が何かをしてもらうことを望むだけではだめで、相手のことを考え、下心なしで相手のために行動することを普段からやっておかなければなりません。

この考え方を欠いてしまうと相手を何かをしてもらうために自分が何が出来るかということが見えなくなるので、必ず相手から何かをしてもらうためには自分から行動する。

この事を覚えて実践してほしいと思います。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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