今回はやってはいけない副業について説明します。
基本的に決まった報酬が支払われ、時間に見合わないものはやってはいけません。
ストックビジネスという、最初は儲からないが、時間が経つにつれ積み上げてきたものが大きな収入になる副業はやっても問題ありません。
今回はやってはいけない副業として4つ例を挙げます。
副業で生活の足しを稼ぐことは重要ですが、本来の目的は何かをよく考えることが大切です。
目次
やってはいけない副業 1.アルバイト
コンビニなどのアルバイトを副業として就業時間外にやるといいのではないかと思う人もいると思います。
しかし、コンビニなどのアルバイトは勤務であり、働いた時間に対して給料が支払われます。
時間を切り売りするタイプの仕事で、決まった時間に働かなければならず、時間が経つにつれ収入が上がっていくものではありません。
また、フルタイムの仕事をこなしてそのあとにアルバイトをするとなると単純に体力の消費が大きくなり、疲労を蓄積していってしまいます。
給料を青色申告対象である事業所得に出来ないのも問題で、経費の計上も出来ません。
収入は安定していますが、好きな時間に好きなだけ働くことが出来ず、フルタイムの仕事と組み合わせるのは厳しいものがあります。
やってはいけない副業 2.アンケート
アンケートに答えるとポイントがもらえ、一定のポイントがたまるとお金がもらえるというサイトがあります。
しかし、アンケートもお勧めできる副業ではありません。
好きな時に出来るという点はありますが、問題点があります。
一つ目はアンケートを答えることで何かのスキルが得られるかというと、そうではないと思うからです。
副業というのはメインの仕事以外で行う仕事のことです。
アンケートの回答は単純作業であり、メインの副業とするのであれば、スキルの面で得られるものがなさすぎます。
二つ目はアンケートの単価が安いということです。
2000年代前半くらいまではアンケートの単価がまだましと思えたのですが、今はアンケートに答えて1円、酷い時には1円ももらえないこともあります。
その1円のアンケートの回答にかかる時間も3分かかる。
50円のアンケートに答えるのに30分かかる。
これでは割に合いません。
時給計算すると最低賃金を大きく下回っており、アンケートは趣味程度にしておき、副業は別のものにしておいた方がいいです。
やってはいけない副業 3.デイトレード
デイトレーダーという短期投資専門のプロの投資家がいます。
テレビなどで取り上げられることもありますが、自分が実際に同じことが出来るかと言われたら、99%以上の人がそうではないと思います。
デイトレードを副業としてはいけない理由は2つあります。
一つ目はギャンブルと変わらないから、二つ目は本業に支障が出るからです。
デイトレードはインデックスファンドを購入して資産運用するよりもギャンブル性が高く、大きく勝つことも大きく負けることもあります。
カジノでスロットをやっているのとあまり変わらず、むしろカジノのスロットの方がランダム抽選でゲーム参加者に当選機会が平等に与えられていいのではないかと思います。
デイトレードは専門的なテクニックが必要で、これを身に付けるのは容易ではありません。
多くのデイトレードをやっている人が負けている通り、プロの投資家に慣れるのは天性的な素質を持ったごく一部の人にすぎません。
デイトレードで億単位のお金を稼いだという人がテレビで放送されることもありますが、あれは頂点にいる人です。
その裏で多くの人が負けています。
自分もやってみると大きく稼げるのではないかという理想を抱いてやっていいものではありません。
デイトレードはその名の通り、1日単位、あるいは時分秒単位で買いや売りを行うトレード方法です。
そのため、一日中値動きをチェックしなければいけません。
本業の就業時間にチェックしないと、いつの間にか値下がりして損をしていたという状況もあり得るので、常に見ておく必要があります。
こんなことをしていると当然本業に支障が出て、「何をやっているんだ」という話になります。
就業時間にスマホをいじってばかりで仕事が手につかないと勤務態度の悪さを指摘され、改善しなければ解雇を言い渡され、本業を失ってしまうことにもなります。
これは本末転倒ですよね。
ギャンブル性が高く、一日中監視していなければならないデイトレードは副業に全く向かないものであると思います。
やってはいけない副業 4.クラウドソーシング(これは人にもよります)
四つ目のクラウドソーシングですが、これは一概に悪いとは言えないものです。
個人事業や副業としてやっている人も多く、使い方次第では悪くないと言えます。
自分がクラウドソーシングを副業におすすめしない理由は二つあります。
一つ目は単価が安いものがあること。
動画制作やライティング、プログラミングなどがありますが、単価が安いものもあります。
安く請け負ってしまうと自分が損をします。
適正な単価であれば問題がないのですが、ライバルも多く、優秀な仕事を最初から受注するのは難しいでしょう。
二つ目は納期があることです。
仕事を請け負う以上、何かしらの納期がついてきます。
また、仕事によっては定例のミーティングで報告する必要があったりして、仕事を依頼する人も365日働いているわけではないので、土日ではなく平日にミーティングを依頼されることもあります。
そうなると本業で忙しい時に対応できなかったり、本業で休みをもらったうえでミーティングに参加するなど、調整をする必要があります。
人によってはダブルワークとあまり変わらないことにもなりますので、クラウドソーシングを副業とする場合は仕事選びに十分注意してください。
クラウドソーシングの仕事はスキルが身に付くという利点があり、これはメリットでありますが、好きな時間に好きな仕事をするという働き方に何かしらの拘束が発生します。
自分がどんな働き方で副業したいのかを考え、合っているのであれば利用してもいいと思いますが、合わない場合はやめた方が無難です。
まとめ
今回は副業としてやってはいけない仕事を4つ紹介しました。
基本的にダブルワークと変わらないアルバイトやクラウドソーシングはおすすめしません。
クラウドソーシングの中には副業向けの仕事もあるのですが、納期に追われることは覚悟した方がいいでしょう。
また、アンケートは手軽に出来ますが、収入と時間が見合いません。
収入を得るためには座談会やオンラインアンケートを受ける必要がありますが、やはり収入と手間が見合っていません。
なので、アンケートは趣味程度に応えるくらいにした方がいいでしょう。
デイトレードはギャンブルと同じであり、論外です。
初期費用以外でお金が減る可能性があるものは副業としては不向きです。
きちんと自分のスキルを活かし、自分の成長により収入を挙げられる。
また、スキマ時間や休日で出来る、そんな仕事を副業として選んだ方がいいと思います。
今回はやってはいけない副業を紹介しましたが、もちろんやっていい副業も存在します。
やっていい副業は以下の記事で紹介しています。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。