今回はクレジットカードの利用が止められる理由についてお話しします。
かく言う自分もクレジットカードの利用を2度止められたことがあります。
しかし、請求額は翌月に口座から引き落としで請求額を滞納していたわけではないので、これ以外にも理由があります。
クレジットカードが止められるのはどんな時かについて、またその時の対応をきちんと理解しておくことで、クレジットカードが止められた時に冷静に対応することが出来ます。
目次
理由1.クレジットカードの支払いの滞納があった

クレジットカードの利用料金は利用の翌月、もしくは翌々月(これはクレジットカードの締め日によります。自分が持っているUCカードは10日締め、楽天カードは月末締めとクレジット会社により違いがあります)に利用金額を銀行口座から引き落としが行われます。
この時、銀行口座にお金が十分にないと支払いの滞納になってしまいます。
場合によっては翌月に利息付きで請求されることにもなり、支払いを滞納することはクレジットカード利用者にとっても、クレジットカード会社にとっても大きな痛手となります。
また、滞納が続き、クレジットカードの利用額をクレジットカード会社が回収不可能と判断すると、いきなりクレジットカードが使えなくなることがあります。
この時の対応は、今まで滞納していた請求額をすべて支払うなどです。
おそらく、滞納によるクレジットカードの停止については、こちらが請求額を支払うことなく、一方的に停止の解除をお願いしてもクレジットカード会社は応じてくれません。
電話を掛けても女性のオペレーターから男性の担当者に交代し、きちんと支払うように説教される可能性もあります。
なので、クレジットカードの利用料金の滞納についてはきちんと支払う方法以外はないと思った方がいいでしょう。
理由2.利用限度額を超えてしまった
普通にクレジットカードを利用していると滅多に起こらないことですが、ものすごく大きな買い物をクレジットカードで支払うと、利用限度額を超えてしまうことがあります。
利用限度額を超えるとこれ以上クレジットカードを使える状態にないため、利用停止となります。
注意して欲しいのは、クレジット額の限度額は1か月の利用限度額ではないということです。
楽天カードの場合、最大で2か月分のクレジットカードの利用金額が利用限度額に影響します。
200万の利用限度額に対して、今月支払いが20万円、翌月支払いが20万円となった場合、残りの利用限度額が160万円となります。
さらに、クレジットカードの利用明細に乗っていない与信と呼ばれるものについても考慮が必要です。
ネットショッピングでは与信と呼ばれる、利用料金として確定していないけど利用料金として一時的に計上しておくものがあります。
抽選販売を行っている販売サイトでは先にクレジットカード利用者から与信を取る方式を採用しているところもあります。
この与信の金額は明細には載らないため、クレジットカードの利用限度額の残高と、実際の利用金額が合わなくて、もやもやするかもしれません。
しかし、与信を含めた金額を計算した利用限度額が正しいので、与信で引かれている分も考慮してどれくらいクレジットカードを利用できるかを考える必要があります。
滅多に起きませんが、もし大きな出費をクレジットカードで支払った場合は一応意識しておくようにした方がいいでしょう。
理由3.クレジットカードの不正利用が疑われる場合

自分がクレジットカードの利用停止を食らったのはいずれもこのケースでした。
クレジットカード会社はクレジットカードの利用者が大体どれくらいを利用するのか大まかにデータ化していると考えられます。
そして、一定の閾値を超えた場合に不正利用と判断し、クレジットカードの利用を停止します。
これは人の手で行っているのか、プログラムやAIなどの手段を使っているのかは不明ですが、クレジットカード利用者のカードを不正利用されるという問題に対して、必要な対応です。
もし盗まれたり、クレジットカードのスキミングの被害に会ったりして自分の把握していない所でクレジットカードが利用されていたりしたことがあるとどうでしょうか?
恐ろしくなって、クレジットカード会社に不正利用が疑われる件を連絡しクレジットカードの利用停止を電話で申し出るはずです。
この状態を未然に防ぐセキュリティ機能がクレジットカード会社によっては導入されているわけですね。
しかし、クレジットカード会社のセキュリティ機能で利用停止を食らっても、その利用が自分のものであった場合、その旨を電話やチャットで伝えると、クレジットカードの利用停止を解除してくれます。
この手の利用停止に対しては一刻も早く解除して欲しいと思う人が多いため、クレジットカード会社には24時間体制ですぐに対応できるようにしているところもあります。
不正利用を疑われてクレジットカードの利用停止を食らっても、不正利用の事実がなければすぐにクレジットカード会社に連絡して利用停止を解除してもらいましょう。
このタイプの利用停止の解除の連絡ではクレジットカード会社も優しく対応してくれますので、臆することなく連絡して問題ありません。
理由4.クレジットカードの利用規約違反に反した行動があった
クレジットカードの会社はクレジットカードを発行する際に利用者に利用規約を渡しているはずですが、しっかり読んでいる方はいらっしゃいますでしょうか?
一見たくさん内容が書いてあって読みづらい利用規約でも、どのように利用すると違反になり、どのようなペナルティがあるのかはきちんと読む必要があります。
特に多いのは、夫名義のクレジットカードを妻が利用するなど、家族間での貸し借りをすることでしょうか?
通常のクレジットカードであれば、この行為は明らかな規約違反となり、クレジットカード利用停止の一因になってしまいます。
クレジットカードというのはクレジットカードの契約者とクレジットカード会社の信頼によって契約が成り立っています。
なので、通常のクレジットカードはクレジットカードの契約者以外は利用することが出来ません。
そのため、規約違反があったことでクレジットカードの利用停止になった場合は、利用停止を解除してもらうのは厳しいことでしょう。
むしろ契約解除になり、永久にクレジットカードを使えなくなる可能性が高いです。
場合によっては法的に罰せられることにもなるため、絶対に契約者本人以外の利用は行ってはなりません。
利用規約違反によるクレジットカード利用停止に関してはこちらが出来ることは何もないのです。
夫婦でクレジットカードを利用したい場合は家族カードというクレジットカードを発行しているクレジットカード会社があります。
夫婦で共有して使うクレジットカードが欲しい場合は、家族カードをクレジットカード会社に発行してもらうと良いでしょう。
クレジットカードの利用停止には様々な理由があるが、こちらに非がない場合のみ利用停止を解除してもらえる
以上のようにクレジットカードの利用停止に至るには様々な理由があります。
クレジットカードの不正利用が疑われたが、その利用がクレジットカード契約者本人のものであった場合など、利用者に落ち度がない場合に、クレジットカードの利用停止は解除してもらえます(クレジットカードをなくしてクレジットカード会社に利用停止を依頼して、後で見つかった時も利用停止を解除してもらえます)。
上記で書かなかったケースとして、住所を変更して、クレジットカード会社に新しい住所の届け出をしていなくて新しい期間のクレジットカードが届かず期限切れになっても、そのクレジットカードを利用することが出来ません(この場合はクレジットカード会社から電話などで連絡があります。きちんと対応して新しいクレジットカードを受け取りましょう)。
また、これはあまり起こることではありませんが、クレジットカード会社がサービスを終了してクレジットカードの利用が終了となることがあります。
この場合も、クレジットカードは解約となって使えなくなってしまうため、事前に来る連絡をきちんと把握しておきましょう。
クレジットカードの利用は、利息のない借金と言うことが出来ます。
簿記に記載する買掛金のようなものです。
なので、後から来る請求金額を事前に把握して遅滞なく支払い(口座引き落としが多いので必ず請求額を引き落とせる分のお金を事前に入れておく)、規約違反をしなければ、安全に利用できるものです(ただしクレジットカード会社がやたら勧めてくるリボ払いはしてはいけません)。
カードによっては持っているだけで優遇されるサービスが受けられるものもありますし、経済圏の一つのサービスとしてポイントがたくさん付くようになることもあります。
普通に使っていれば、不正利用を疑われて利用停止になることとクレジットカード会社のサービス終了による解約以外は起こりえませんが、もし他の理由でクレジットカードを止められた場合は、クレジットカードの使い方をしっかり見直し、正しく利用することを考える必要があります。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。