会社で働くことは1から2を作り出すことである。
こういわれてもピンと来ないかもしれません。
会社で働いていても0の状態からアイディアを出して新規商品を作る場合は0から1を作り出すことになるのですが、仕事というのは既存の製品を改良、保守していくことが多いです。
クリエイターや企画・開発、システムインテグレーターの仕事であれば0から1を作り出す仕事が出来るのですが、多くの仕事は既存の商品について改良を加えたり、マニュアル通りの製造の仕事をすることとなります。
これは、すなわち1から2の状態を作り出す仕事であり、0から1の仕事ではありません。
しかし、0から1を作り出す仕事をすることは自分自身にとってとても貴重な体験となります。
特に自分の事業を立ち上げ、自分の力でお金を稼ぐことはとても貴重な体験であり、かなり厳しい道を行くことになるのですが、その先には会社員で働く以上の見返りがあり、自分にとってなくてはならないものになります。
何か事業を立ち上げ、最初に収益が発生した時、それこそが0から1が誕生した瞬間となります。
目次
0から1を作ることはトライ&エラーにより成立する

0から1を作ることは、自分で何かを始めて、どんなことをお客様や訪問者に提供し、どんな方法でリターンを得るか最初に考えなければなりません。
何もない、まっさらな状態から始まります。
そして、自分のやりたいことを決め、実際に行動していく必要があります。
全て自分の判断で行い、自分の責任で行います。
最初に考えたことで一発で最初の収入が発生することは滅多にありません。
最初はだれでも失敗し、その失敗からいろいろと考えて再挑戦することを、自分の力で行う必要があります。
このブログでもAmazonアソシエイトプログラムやGoogleアドセンスの広告を貼ることが出来るようになるまで、それなりに苦労がありました。
また、ほぼ毎日ブログを見に来てくれる人が出るまで、アクセス数が0の状態を1年近く続けてしまったこともありました。
今の状態はまだまだ満足が出来ている状況ではないですが、トライ&エラーで自分で調べて行くこと、そしてそれを実際に実践していくこと、この行動が必要になってくることを実感しています。
0から1を作ることは経営者の考えや目線が身に付く
自分のビジネスで最初の収入を得ること、これは経営者(創業者)であれば通ってきた道ではないでしょうか。
どういうニーズがあって、どういう提案をして、どこをターゲットに売っていくか?
それは経営者であれば考えてきたことであると思います。
自分で0から1を作る体験をすることも、程度の差こそあれ、これと同じプロセスを通ることになります。
どういうニーズにこたえて、どういう人をターゲットにして、どうやって収益を得るのか?
まずはここを考えることから始まります。
0から1を作り出すことをやり始めたころはお金を稼ぐことが大変であると分かり、最初はターゲットとする人にうまく相手にされないことがあるかもしれません。
他のライバルがどうしているのか?
どうやって他のライバルと差別化していくのか?
これを考える必要があります。
上記2つのことを普段から考えていくことで、経営者に近い視点で、自分の持つビジネスを見ることが出来るようになります。
そして、普段の仕事でもこの視点を活かすことが出来るようになります。
会社に対して経営者の目線で提案や状況を報告できるようになると重宝してくれる会社もあると思います。
また、普段の仕事において付加価値となることもあるため、決してこの経営者に近い考えや目線を身に付けることは無駄ではありません。
他の人がやっていないから自分がやる。
そうやって自分なりのポジションで仕事が出来るようになると会社での立場は強いものとなるでしょう。
それに、最近は副業をして0から1を作り出して稼ぐことを身に付けた人も多くなってきていますが、まだまだ少ないと個人的に考えています。
会社で働いて給料を得るだけだと会社を辞めた時のリスクが大きくなるため、収入の柱はなるべく多い方が良いです。
その手段として適しているのが副業です。
公務員は副業が禁止されていますが、民間企業では副業を解禁する企業も多くなってきています。
副業を禁止する会社は自社のことしか考えていない経営者がトップあるため、転職することをお勧めします。
高い収入を会社での仕事で得られるのであればいいかもしれませんが、安月給だと職を失った時に詰んでしまいます。
なので、「副業をしてもいい、だけど本業の仕事もしっかり頑張ってね」という考えの会社で働くと良いでしょう。
0から1を作るのは大変だが、1を2にすることは難しくない
0から1を作ることが出来たというのは大きな成功体験です。
なぜなら、自分の力で多少なりとも最初の収入を発生させたからです。
この最初の収入を得ることが出来れば、それを2倍にすることはそこまで難しくはありません。
ひたすら続けていれば、評判が集まり、ビジネスのターゲットに出来る人が増えていきます。
他の人を引き付ける宣伝やアピールが出来れば、より顧客を得て収入を拡大していくことが出来るでしょう。
もちろん、工夫して自分のビジネスの質を上げていくことは必要です。
しかし、0から1を作ることが出来た場合は、次に何をすればいいか、要領を得ているのではないでしょうか?
どうすればお客や訪問者が増えるか、ライバルをリサーチして、そこから次の一手を考えだす。
0から1にたまたまできたということもあるかもしれませんが、それでも0から1を作ることが出来たのは、その人の努力の結果であると言えるでしょう。
多くの人はこの0から1を作ることに対して程度の差はあるものの苦労をしてきたと思います。
自分もブログの収益が発生するまで3カ月、半年、1年と諦めずに記事を書いてきました。
その努力の積み重ねが収益化が出来る結果になったのは間違いないでしょう。
努力を続けていき、うまくいかなくなったら原因を調べて軌道修正していく。
これを繰り返すと、1が10になり、10が100になるということもあります。
何かを勉強したり情報を得たりしてそれを実際に行動に出来る人の割合は少なく、しかも行動を継続できる人はもっと少ないです。
しかし、何かを継続することは、習慣化すれば決して難しいものではありません。
0から1を作る継続力があれば、1から2にする実力は既にあります。
あとはひたすら継続して1を育てていけば誰でも2にすることが出来るでしょう。
自分に無理のないように、苦痛とならないように、自分を信じて継続し、まずは0から1を作ること。
そして1から2、2から10と、作り出した1を育てること。
0から1を作り出す経験は普段の仕事に活かせる部分もありますが、仕事に活かせなくても今後の人生の過ごし方を考える上で重要な経験となることでしょう。
この経験をしておくと人生で後悔する点が1つ減るでしょう。
0から1を作り出すためのアクションプラン
ここまで読んでも、具体的に0から1を作り出すということがどういうことか分からない方に、実際に0から1を作り出すためのアクションプランを提案します。
まずは、クリエイティブな作業を行うことです。
文章や、イラスト、動画作成、作曲など、何かを作ってみましょう。
自分の為ではなく、他人に見せるためにこれらのことに取り組むのです。
これらの作業には小規模ではありますが、企画から立案、実際の作業まですべてを含んでいます。
そのため、何かを作るということは、無意識に行っていることもありますが、自分の中で、事業を行う上で基本となることをすべて行っていることになります。
これらの作業を行っても、最初はなかなか評価されないかもしれません。
しかし、継続していくうちに自分の腕が上がり、次第に注目してくれる人も増えます。
そして、ある程度人が集まったら収益化を考えると良いです。
この場合は、露骨にお金が欲しいという態度で収益化をすると人が去っていきますので、集まってくれた人に対する敬意を忘れずに、集まってくれた人にもっといいものを提供したいという心をいつまでも持ち続けて、精進していくのです。
次に何かモノを売るという方法があります。
家の中に不要なものがあふれている方、その不用品をフリマアプリやヤフオクで売ってみましょう。
最初はなかなか売れないかもしれません。
売れる価格設定や文章を考えること、これこそが0から1を作り出す手がかりとなります。
梱包や発送など大変な作業もありますが、梱包は通販を利用する人であれば通販で送られてきた商品のダンボールをそのまま使って、緩衝材だけを用意すればいいですし、買い手と売り手のコミュニケーションを行い、お互いが納得する値段で売るスキルも身に付きます。
このスキルを活かしてせどりを始めてもいいし、物を作る能力があれば自作の商品を売ってもいいわけです。
せどりは転売と似ていますが、せどりは普段は見向きもされておらず値下げされているような商品を、使い方を提案して付加価値を付けて売る行為、転売はニーズが高い商品を買い占めて定価の倍以上の価格で人に売りつける行為です。
なので、せどり自体が悪であるわけではありません。
また、自作の商品を売ることはなにも間違っていることではありませんが、その商品を買った人が高額転売するリスクがあるので、そのリスクを知っておけばいいです。
0から1を作り出すことは金銭的に0円から1円の収益を得ることだけではなく、何もない状態から自分で企画開発しオリジナルのモノを作ることも0から1を作り出すことです。
0から1を作り出すことは確かに困難が待ち受けていますが、困難をいくつも乗り越えていくといつの間にか会社で働く収入の何倍の収入を得る人だっています。
その人たちの行動の再現性が高い状態ではありませんが、月に数万円の収入を得ることは十分狙えますので、0から1を作り出す体験はぜひ多くの人に味わってもらいたいと思います。
今回のお話は以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。