今回は魚をもらうよりも釣り方を学べと言うことで、一体何の話だろうと思われる方もいるかもしれません。
魚とはあるものを例えたものです。
そして釣りとはあるものを自分の力で得ることです。
では早速話をしていきたいと思います。
目次
釣り師と二人の若者の話
以下、YoutubeのFラン大学就職ちゃんねるのFさんが配信した動画を基に作成したです。
ある日若者が二人で海に出かけました。
海に行くと一人の老人が魚釣りをしていました。
若者たちは魚が釣れているのを見て、「おじいさん、この魚を僕たちにくれませんか?」と老人に言ったところ、老人は快くOKし、若者たちは魚を持ち帰りました。
その後、若者たちはその海に出かけるようになり、老人から魚をもらっていましたが、ある時若者のうちの一人が老人に魚の釣り方を教わるようになります。
しかし、もう一人の若者は魚の釣り方を教わらず、魚をもらうことを続けました。
そして、魚をもらい続ける若者は、いつもと違う魚を老人から渡されたとき「この魚はいつもと違う、僕はいつもの魚が欲しいんだ」と言いました。
すると、老人は「すまんね、その魚はいつも釣れるわけではないんだ」と答えますが、魚をもらい続ける若者はわがままを言い、老人を困らせてしまいます。
魚釣りを教わった若者が「そんなことを言うならお前も釣りを学べばいいだろう」と言いますが、魚をもらい続ける若者は聞き入れません。
そんなことが続き、魚釣りを教わった若者は、自分で魚を釣ることが出来るようになり、老人と一緒に魚釣りを楽しむようになりました。
魚をもらってばかりの若者は相変わらずです。
ある日、老人が釣りをしていた海に来なくなってしまいました。
老人は亡くなってしまったのです。
魚の釣り方を教わった若者は自分の力で魚を釣ることが出来、自分の満足する魚も釣ることが出来ましたが、魚をもらい続けた若者は老人から魚をもらうことが出来なくなり、その海に来なくなってしまいました。
今回本当に話したいのは魚釣りの話ではない
上記話は魚釣りの話ですが、今回話したいのは魚釣りをすることをすすめるという内容ではありません。
魚をあるものに例えて伝えたいのです。
釣りとは、魚を釣り上げる趣味やスポーツで、それぞれの人が仕掛けに工夫をしてどうやって魚にエサやルアーに食いついてもらうかを考えて魚釣りをしています。
ここでお話ししたい魚釣りとは、自分の力でお金を稼いだり、成果を上げたりすること。
魚をお金や成果と例えるといいでしょう。
魚釣りは工夫が必要で、しかも魚がいるところで魚を釣らないといけません。
それと同じように実際に自分で副業や仕事でお金を稼ぐ場合も、やり方の工夫をして、お金を払ってくれる人がいないと成り立たないものです。
魚をもらう行為とはどういうことか? もらえないとどうなるのか?
では、魚を自力で釣らずに人が釣った魚をもらうとはどういうことでしょうか?
それは他の人に仕事を任せて成果を横取りすること、またはほかの人が稼いだお金をアテにして生活をすることです。
いずれも自分の力で何とかしようとせず、全て他人に頼ってしまうことになります。
自分の力で何とかしようとしないのでどうやって魚を釣っていいのか分からないままで、いざ魚がもらえなくなった場合はどうやって魚を手に入れたらいいのかが分からないので、魚を手に入れることが出来ません。
魚をもらってばかりの人は、仕事をやってもらっていた人が部署異動などでいなくなってしまったら今まで他人任せにしてきたために、自分の仕事の仕方を持っておらず、自力で仕事をすることが出来ません。
職場では居場所を失いクビになるかもしれませんが、クビになった後に再就職しようとした場合に、アピールできるものがないので再就職に苦労することになるでしょう。
マニュアル通りやる低賃金の仕事しか見つからないでしょう。
また、他人のお金をアテに生活してきた人も同じようなことが言えます。
今まで夫の稼ぎを頼りにして専業主婦しかしたことがない人が、夫から家事の怠慢で離婚を言い渡され、離婚することになったとします。
そうした場合にその専業主婦だった人は働いてこなかったので、働き方が分からない。
働き口を見つけるにしても、働き方が分からないので働き口を見つけるのに苦労する。
働き方が分からない人を雇う場合、年齢を重ねた専業主婦よりも、若い学生を雇って教育した方が吸収が早く、雇うメリットがあります。
そんな感じなので、働き口を見つけられずに実家に戻り、子供部屋おばさんになるという最悪の選択をすることになることも時にはあるのです。
そして両親が他界した後は・・・、これ以上は悲惨過ぎて書けませんね。
こんな感じで魚をもらってばかりだと、魚がもらえなくなった時に魚を食べることが出来ずに困ったことになります。
魚をもらう人、魚を釣る人のどちらを目指すべきかと言われたら断然魚を釣る人の方が良いと答える
魚をもらう人は、他人に仕事をやってもらってばかり、お金をもらってばかりの人。
魚を釣る人は自分で仕事の仕方を工夫し、自分で開拓して仕事や副業をやり続ける人。
どちらが良いかと聞かれたら、魚を釣る人の方が良いと答えます。
魚をもらってばかりだと何も成長しませんし、もらうことが当たり前になるのが良くありません。
成長しない、もらうことが当たり前という状況は、とてもまずいことを招きます。
相手からもらうことばかりを考える人はテイカーであり、お返しをしない人です。
そんな人に対しては何もしてあげたくないという人が次第に増えて来ます。
魚をもらってばかりの人に魚を上げる人はいなくなるのです。
世の中、何かをしてもらって当たり前ということはありません。
カイジという漫画の利根川さんのような言い方をすると、「世間はあなたのお母さんではない」のです。
自分がお金や成長という魚が欲しいと思った場合は、自分で何とかする必要があります。
その場合は一人で何とかしようとするのもいいのですが、独学だと失敗することが多く、土台となる基本を築くのに苦労します。
ですので、その道に長けた人を師として魚の釣り方を学ぶことが重要になります。
もちろん教えてもらうばかりではいけません。
教えてもらったことをしっかりと身に付けて、教えてもらった人に自分の成長を見せましょう。
そして十分に成長できた時にこう言うのです。
「あなたのおかげでここまで出来るようになりました。本当にありがとうございました。」
物品でのお礼もいいのですが、師にとって最高の恩返しは成長した自分の姿を見せることです。
しっかり学び、しっかり行動して自分で魚が釣れるようになりましょう。
魚が釣れるようになっても工夫は続く
魚が釣れるようになっても、魚は時間とともに移動したり、魚種が入れ替わることがあります。
そのため、工夫することが重要です。
時代の変化に合わせて自分のやり方を見直し、時代に合った成果が出せるように常に工夫していくことが大切になってくるのです。
これが出来ないと折角魚の釣り方を覚えても意味がありません。
状況をきちんと把握し、その状況に合ったやり方で結果を出すのが一流の釣り師と言えます。
そんな一流を目指し、日々の工夫や努力を欠かさず行うようにしましょう。
工夫して失敗しても構いません。
とにかくいろいろとやってみることが重要です。
どんな時でも成果を出せるプロの釣り師のような仕事が出来る人は重宝します。
ぜひプロの釣り師のような仕事が出来る境地を目指してみてください。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。