他人の欠点を見つける能力は長所ではない。短所である。

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他人の欠点を見つける能力は長所ではない。短所である。

他人の欠点ばかりを見つける人がいます。

かつての自分もそうでした。

でも、他人の欠点を見つけてその後どうなるかというと・・・改善にもつながりませんし、自己満足の世界でもあります。

他人の欠点を見つけたところで、それを指摘しても何も変わらないことは多々あります。

つまり、他人の欠点を見つける能力はあっても何も得をしません。

このブログの管理人も勘違いしていた、他人の欠点を見つける能力が長所であるという考え

大学を出て社会に出てからしばらくの間の自分。

当時は他人の欠点ばかりに目が行くタイプの人間でした。

そして、他人の欠点を見つけることが長所だという勘違いをしていたのです。


よく考えてみると、他人の欠点を見つけることは誰にでもできることです。

他人に対して否定することを喜ぶ人、自他問わず後ろ向きにとらえる人、そんな人が他人の欠点を見つけます。

そして他人の欠点を見つけた後で改善策を指摘できるかというと、そうではありません。

人は相手の悪いところによく目が行くようになっています。

それは他人の欠点を見つける人が特殊であるのではなく、自然なことなのです。


こんなことを長所だと思っていた20代の頃の自分はよほど自分に誇れるものがなかったのでしょう。

実際に学歴以外に何もない薄っぺらい人間であった、今の自分から見るとそう思います。

SEの仕事で成長し、結果が出せるようになると他人の欠点を見つけることなんてどうでもよくなりました。

自分に何か誇れるものがあれば他人の欠点なんてどうでもよく、いちいち気にすることではないのです。

他人の欠点ばかり見える人は嫌な奴である

他人の欠点ばかり見える人は他人から好かれません。

他人の欠点ばかり見える人を見ると、相手が「自分もそう思われているのではないか?」と心配になるからです。

そしてその心配は現実になることも多いです。

いつ自分がディスられるのか?

どこかで陰口として自分のことを悪く思われているのではないか?

そんな心配をしながら他人の欠点ばかり見える人と付き合わなければなりません。

心にかなり負担がかかることであり、あまりいい人間関係とならないでしょう。


また、他人の欠点ばかり見る人は単純に嫌な奴なんですね。

他人の長所を見る能力がないから欠点ばかりを見てしまう。

減点方式で他人を評価してしまう。

なので、他人の欠点ばかりを見つける能力がある人は、相手のことを実際の相手の姿よりもかなり悪く評価してしまいます。

他人の欠点を見つける能力しかない人が30点と評価しても、他人の長所が見つけられる人から見れば80点。

そんな感じでかなり相手をネガティブに評価してしまいます。


世の中には本当にダメな人も確かに居るのですが、それでも長所を見ることが出来る人はその人のことをしっかり見ています。

なので、よほどのことがない限り欠点しかないという人はいないものです。

なのに、多くの人を欠点しかないと思ってしまうような人は、他人をきちんと評価できない嫌な奴なのです。

他人の欠点ばかり見える人はそれしか能力がない

他人の欠点ばかりが見える人は正直あまり大した能力がないと思います。

他人の欠点が見えて、そこから自分が相手にどう接したらいいか、どんな方法で相手に気づいてもらい、改善してもらうか?

これが分かっている人は良いマネジメントが出来るのではないかと思います。

しかし、他人の欠点ばかりを見て時には粗探しをする。

そんな人は大して仕事が出来るとは思いません。

仕事が出来ないから他人の欠点ばかりを見つけることで自分を保とうとする。

そんな風にも見えます。


自分は他人の欠点ばかり見える人は評論家にでもなればいいのではないかと思うことがあります。

少なくともチームの一員として現場で働くタイプの人ではなく、現場の足を引っ張るだけです。

しかし、他人の欠点ばかりを文章で書いても読者にとってあまり面白いことではないでしょう。

「こんな記事でお金をもらっているの?」と思うこともあるでしょう。

そんな評価を得るような記事は最後まで読んでもらえることがなく、評論家としての評判も悪くなるでしょう。


たまに仕事が出来て他人の欠点ばかりを指摘する人もいます。

そして、そういう人を会社が間違って管理職に置くことがあります。

しかし、これは本当にやめて欲しいことであり、相手を褒めずに相手の欠点ばかりを指摘する人が上に立つと、下の雰囲気がとても悪くなるのです。

雰囲気が悪くなると仕事のモチベーションが下がり、良い成果を出してくれなかったり、環境に耐え切れずに退職してしまう人が続出してしまうことがあります。

これでも会社はその管理職の人が仕事が出来るからとお咎めなしにすることがあり、会社全体が救いようのない状態になってしまうことがあります。

そして問題が解決することがなく、会社が傾いてからようやく動く。

これでは遅く、会社の口コミが世間に出回ってまともな求職者が来なくなったり、さらに退職者が続出する状態になったりします。

なので、他人の欠点ばかりを見る能力がある人は、例え仕事が出来ても人の上に立たせるべきではありません

部下を付けずにプレイヤーとして働かせた方が良い結果になるでしょう。

他人の欠点ばかりを見ずに長所を見る人になろう

相手の欠点ばかりを見つけることは長所でも何でもありません。

他人の欠点を理由として自分の行動を振り返らなかったり、他人の欠点を見つけることで相手を過小評価して自分を過大評価したりする。

謙虚になることが出来ないので、大抵は仕事が出来ないか、仕事は出来てもマネジメントが出来ずに後継が育てられないかのどちらかになりますね。


反対に他人のいいところを見つけることは、相手を加点方式で見ることになります。

相手を敬いながら話を聞くことが出来るので、自分を成長させることが出来る人となります。

他人の長所を見つけられる能力こそ長所になりうるものであり、他人の欠点を見つけることは誰にでもできること、つまり何の長所にもならないのです。


相手のいいところに目を向け、いい人間関係を築き、自分を成長させることは、仲間や友人、仕事の成果など、資産を生み出す行動となります。

ぜひ、かつての自分のように他人の欠点を見つけることが長所であると思っている人は、その考え方を捨てて他人の長所を見つけることを長所にしてほしいと思います。

そうすれば自分自身もいい方向に変わることが出来ますよ。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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