資格は取ればいいというわけではない。目的をもって取得する資格を選択しよう。

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資格は取ればいいというわけではない。目的をもって取得する資格を選択しよう。

世の中にはいろいろな資格があります。

〇〇士、〇〇コーディネーター、TOEIC、簿記、IT系資格など、簡単な資格から難しい資格までいろいろと存在しています。

この資格ですが、ただ取得すればいいというわけではありません。

折角資格を取得しても、仕事や副業などに活かせずに学んだことを忘れてしまうようでは全く意味がありません。

簡単な資格は取得しても意味がない

取得するのが簡単な資格は取得してもほとんど意味がありません。

なぜなら、誰でも取ることが出来るからです。

誰でも取ることが出来る資格を履歴書に書いてもアピールになりませんし、仕事に関係することであっても業務の基礎的な部分であり、学んだことは資格を持っていない人でも認知しているようなことだったりします。

なので簡単な資格は取得してもほとんど意味がありません。

社員のほとんどが知っているような知識を求める資格は、持っていてもあまり有利に働かないでしょう。

難しい取得でも業務で使えるものを取得するべき

難しい資格(例えば中小企業診断士、ITストラテジストなど)であっても、その知識を仕事や副業に活かせないと意味がありません。

難しい資格は当然のように勉強時間を多く必要とします。

中には1000時間以上の勉強が必要なものもあり、資格を苦労して取得しても仕事などに使わずに数年経つと忘れてしまっているというのは大変もったいないことです。

なので、業務や副業で使えるものを取得しておいた方が良く、ただ難しい資格に挑戦するだけだと、仕事でアピールできるものにならう、苦労が無駄になってしまいます。

勉強が資格を取るための勉強になっていないか注意する

勉強の仕方についても、資格を取るための勉強になっていないか注意する必要があります。

出題傾向を見て「ここは出ないだろうから勉強しなくてもいい」と考えて、勉強する範囲を狭くしてしまうとたまたま試験に合格することがあるかもしれませんが、資格を取っても知識が不十分なので、自分のためにはなりません。

出題範囲をしっかりとカバーするような勉強をし、どんな問題が出題されても対応できるようにしましょう。

ただし、応用情報技術者試験のような選択式の問題で、明らかに業務に関係のない問題を選ばないことを前提とした学習をするのは問題ありません。

現場で仕事をしている技術者やプロジェクトマネージャーが監査や経営の問題を選んでも結構厳しいものがあります。

資格は、ある程度過去の試験問題を解いて試験の問題の癖を認識しておくことも大事であり、勉強時間のうち最低でも2割くらいは試験問題を解く演習に充てた方がいいのはこのためです。

ただ、演習も大切ですが、資格取得=ゴールではありません。

仕事や副業で活かせる業務知識を学ぶという目的を忘れないようにしましょう。

資格はたくさん取りすぎるとかえってマイナスになる

資格は仕事に必要なものであればアピールになりますが、そこまで重要視していない会社が多いです。

会社が従業員に求めるのは、資格を取ることよりもどれだけ実務で結果を出して会社に貢献してくれるかということです。

資格をたくさん取る人は頭でっかちの人に見えて、実務よりも資格の勉強が大切なのかと思われてしまいます。

これは転職や就職の面接でも同じであり、資格をたくさん書きすぎている人、実務とは関係のない資格をたくさん書いている人は書類選考の段階で落とされる可能性が高くなります。

資格をたくさん取ってすごいと思っているのは自分だけであり、会社から見るとただの資格オタクにしか見えないことを注意しておく必要があります。

テレビで資格を20個くらい持っている人が紹介されてたりしますが、自分も同じような立場を目指していいというわけではありません。

逆にマイナスになるケースがあることを理解しておいてください。

資格は取得するものを選択して仕事や業務に関係があるもののみにする

実務で関係があることは実務やネット、テキストから学べばいいです。

資格取得で勉強しても必ずしも実務で役に立たないものがあります。

この割合が多いと無駄な勉強をしてしまうことになります。

なので、仕事や副業に関係があるもののみを勉強し、その他は手を出さない方がいいでしょう。


インプットの時間に充てるよりも、アウトプットの時間を増やしたほうが人生の役に立ちます。

ITなら基本情報技術者、応用情報技術者、経理なら日商簿記3級と2級と言った感じで、仕事に使う基本的な勉強だけを資格の勉強に充てるようにします。

合格まで目指してもいいのですが、資格の試験は癖があるものが多いので、問題演習の時間の方が大事な場合もあります。

基本的な問題を解くのは良いのですが、あまり資格の試験に合わせ過ぎた勉強は、実務から離れたものになる可能性が高いので、避けた方がいいかもしれません。

高度情報技術者の試験がこの傾向が高いので、個人的におすすめしない資格です。

副業をやるのであればFP3級、日商簿記3級で、基本的なマネーリテラシーを身に付ける

本業一本だけならそこまで問題になりませんが、副業だとお金の流れを理解して、確定申告でも必要事項の記入のところで使う知識もあるので、日商簿記3級は取得まではいかなくても一通り学んでおいた方がいいと思います。

また、FP3級は基本的なマネーリテラシーが身に付く内容となっています。

一通り勉強しておくと人生でお金に関する問題が起こった時にうまく対応していくことが出来るでしょう。

ただし、どちらもこの資格を取ったからと言って就職活動や本業に役に立つものではありません。

お金に関する基礎知識を覚えるために勉強しておくという動機で十分だと思います。

まとめ

世の中には様々な資格が存在しますが、数多く取得すればいいというわけではありません。

仕事や副業で役に立つものだけを選ぶ程度にしておき、仕事や副業で必要な知識はネット上の情報や書籍から学ぶくらいで十分だと思います。

決して資格オタクにならないようにしましょう。

勉強することは良いことですが、方向性を間違えると無駄な時間となってしまいます。

資格を何のために取るのかを自分に問いかけ、答えられるもののみを取得した方が効率よく実務や本業に役に立つ知識の勉強に充てることが出来ると思います。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

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