こんな人は雇ってはいけない ~もし自分が経営者だったら 1.権利ばかり主張する人

広告 お金の話 仕事の話

こんな人は雇ってはいけない ~もし自分が経営者だったら 1.権利ばかり主張する人

今回から会社側の視点として、自分がもし経営者だったらこんな人は雇ってはいけないと思うケースを紹介します。

会社が雇いたくない人、雇ってはいけない人が分かると、転職活動の時に何をしてはいけないかが分かると思います。

また、普段働いているときに何をしてはいけないかもわかると思います。

あくまでも自分が経営者だったらの視点で語っていきますので、すべての会社がこうであるとは限りません。

しかし、自分が思っていることと同じことを考えている会社は一定数存在すると思います。

権利ばかり主張する人とは?

権利ばかり主張する人とは、自分の仕事をきちんとやらないのに、他の仕事のできる人と同じ給料を要求するような人のことです。

また、自分の能力を大きく超えた役職を求める人もこれに該当します。

こんな社員は経営者にとってあまり印象良く映りません。

仕事の質がほかの人より悪いのに、他の人と同じくらいの給料をくれというのは通らない話だからです。

会社は社員の能力に見合った給料を出すものであり(年功序列が強いところは別ですが)、それが平等なルールになっているからです。

なのに、能力が低いのに他の人と同じ給料をもらう人が出てくれば、周りから「なんでこの人と自分が同じ給料なんだ」と不満が出てくるようになります。

だから、仕事をきちんとやらない、仕事がきちんとできない人に他の人と同じ給料を出すというのは筋が通らないのです。

権利ばかりを主張する人の希望年収について

権利ばかりを主張する人は、求職の際に年収を高く言うことがあります。

今までの会社では年収400万円位だったのに、次の会社では年収600万円欲しい・・・という感じです。

今まで求職者がどんな仕事を行ってきたか、これは職務経歴書を見ればすぐにわかります。

リーダーとしてチームをまとめてきたわけでもなく、メンバーとして第一線で戦い、バリバリに頑張ってきたわけでもない。

転職するたびに年収が上がってきたわけでもない。

そんな働き方をする人にいきなり年収600万円欲しいと言われても無理な話です。

現職がブラックで自分で何もかもこなして、サービス残業を多く経験し、休みもろくに取れないのに年収400万円・・・。

そんな感じで、能力が高いのにその能力を搾取されているような人であれば、もっと年収を上げても問題ないと思います。

そういう人は面接で分かります。

本当に年収をアップするべき人はどんな仕事をしてきたかをしっかりと語れますし、明らかに能力があるのに低年収でこき使われている・・・。

そんな人は、今の環境が嫌になって適正な待遇の職場に移りたいので転職活動をしていると察することが出来ます。

会社の主軸として幅広く多くの業務を担当していること、そしてその仕事が給料に見合っていないこと、実力よりもはるか下の年収しかもらっていないこと、こういう状況であれば、しっかりとした企業に転職すれば年収は上げてもらえます。

面接から一生懸命に仕事をしてきたということが見えない人、何か目的をもって仕事をしてきたわけでもない人、会社から戦力外にされて窓際に追いやられて退職した人というのは話を聞いていれば分かります。

そのような人に前職よりもはるかに高い年収を希望されても応じる会社はまずないでしょう。

即戦力としてあまり期待できないからです。

権利ばかりを主張する人にならないためには?

権利ばかりを主張する人にならないためには?

権利ばかりを主張する人にならないためには、まず自分の仕事がどれくらいのお金になるのかをある程度知っておくことです。

基本的にメンバーとして働くことは責任をそこまで重く問われないので、給料は安いです。

しかし、これがリーダー、マネージャー、管理職、役員、社長となっていくと、どんどん責任が重くなっていきます。

ただ、自分の仕事をするのではなく、人を動かすこと、それに伴い自分の判断の責任が問われるようになるからです。


部下がミスをしたときに部下だけにクライアントに謝罪をさせに行くなど、ミスのすべてを部下に押し付ける人がいますが、これは言語道断です。

全くもって人を動かす立場として仕事が出来ていません。

そんな人にはあまり多くの給料を出したくないなと、自分がもし経営する立場であれば考えてしまいますね。


一方で部下があまりいなくても給料を置くもらえる場合もあります。

それは現場の仕事を良く知っていて、技術職であれば誰よりも多くの技術を知っている人がその立場になります(いわゆるスペシャリスト職と呼ばれるものです)。

「こんなことが出来ないか?」

そう会社の上層部から話があった時に彼らは簡単にNoと言いません。

「こういう技術をこう使うと出来ます」、もし知らないことであれば「調査するので時間をください」とまず返事が返ってきます。

「技術的に無理です」と調べもせずに即答することはありません。

技術的にできるが、コスト面で懸念点があれば、そこを考えるのは上層部の仕事です。

なので、ここをきちんと伝え、自分勝手に判断したりしない。

こんな感じで会社から一任されて信頼も高い人であれば、給料は多くもらえることでしょう。


まず、給料がどんな仕組みで多くもらえるか、ここを把握しておかないと逆に年収の低い会社に転職したり、年収アップの転職にならないことが多いです。

自分の仕事に対してどれくらいの給料をもらえるのが妥当であるか、その相場を知っておけば自分が転職してどれくらい給料がもらえるかを計算することが出来ます。


基本的に何か秀でたものがないと、他の人よりも給料を多くもらうことは厳しいです。

この現実をまず受け入れましょう。

そして、それでも相場よりも低い給料をもらっていて不満であれば、転職して相応の給料を出してくれるところで働けばいいのです。


権利ばかりを主張する人にならないためには、目の前の仕事を誠実にやる。

このことがとても大切になります。

仕事をきちんとしない、結果を出せない、そんな会社に貢献しない人は給料を上げるどころか、会社がそもそも雇いたくない人になります。

仕事には何かの目的があることが多いですが、何も考えずに作業するだけの仕事は目的意識を強く持つことが出来ません。

しっかりとこの仕事は何のためにあり、どういうレベルで結果を出せばいいのか?

これがきちんと見えて仕事ができると「権利ばかりを主張する人」ではなくなります。


お金のために働くという目的であっても、そのお金が増えないと将来豊かな生活を送ることが出来ません。

どこかで転職することがあることも見据えて、しっかりと「雇いたくない人」の特徴に該当する部分を消していきましょう。

ただ、理不尽な評価を受けているのであれば自分の正当な権利を主張しても構いません。

そこは会社と社員が対等でなければなりませんので、遠慮せずに強気に出てもいいと思います。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

次の記事

前の記事

-お金の話, 仕事の話
-, ,