VIGという言葉を聞いたことがある方はおそらく投資に興味を持たれているか、投資をされている方だと思います。
VIGはこのブログの管理者が保有しているETFであり、いったい何なのか、どんなETFなのかについて説明します。
この記事では以下のことが書かれています。
VIGとは何か?
VIGの現在の状況と特徴、注意点について
VIGとはどんなETF?
VIGはVanguard DIvidend Appreciation Index Fund ETFと表記し、日本語ではバンガード米国増配ETFという名前になっています。
過去10年間で連続増配の米国株(REITは除く)を集めたものです。
構成銘柄には以下のような銘柄が上位に入っています。
- マイクロソフト
- ユナイテッドヘルス・グループ
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
- ホームデポ
- JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
- プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
- ビザ(VISA)
- ブロードコム
- アクセンチュア
- コストコホールセール
聞いたことのある銘柄も多いのではないでしょうか?
2022年1月現在は配当利回りが2%を下回っていますが、これから配当利回りが良くなる可能性があり、個人的に注目しているETFです。
VIGの最近の状況について
VIGは2022年1月28日時点で以下のような状況となっています。
設定日 | 2006年4月27日 |
資産総額 | 64.761(10億USドル) |
ファンドマネージャー | Walter Nejman |
乖離率(52週平均) | 0.02% |
直近配当利回り | 1.92% |
経費率 | 0.06% |
3か月トータルリターン | -2.66% |
3年トータルリターン | 17.37% |
5年トータルリターン | 14.78% |
運用会社 | バンガード |
VIGの特徴
VIGは複数の株の詰め合わせパックであり、1株保有することで約250もの企業の株を分散して投資することになります。
そのため、1つのセクターで成績が悪くなっても全体の成績に与える影響は小さく、リスク分散の効果が見込めます。
また、経費率が低く抑えられており、100万円保有しても毎年かかるコストが600円と、利益に大きく影響しない数値となっています。
3月、6月、9月、12月の4回に分けて配当が支払われる(成績によって支払われないこともある)ため、投資をするモチベーションの維持にもつながると思います。
設定から現在まで右肩上がりで評価額が上昇しており、今後も上昇傾向が緩やかになる可能性はあるものの、米国経済が成長するとそれに従う形で上昇していくと考えられますので、長期保有目的で保有してもいいETFだと思います。
VIGの注意点
VIGは以下のリスクがあります
- アメリカ経済の落ち込みによる暴落
- 為替の変化による損失
- 今後アメリカが右肩上がりの成長ではなくなる可能性がある
アメリカの経済がリーマンショックが起こった時のように落ち込むことが今後あると考えられます。
その時に評価額が大きく下がり、損失が出ることがあるので注意が必要です。
また、円安で買って円高で売ると損をします。
例えば1ドル120円で買って同じ評価額で1ドル90円で売ると1ドルあたり30円の損失です。
これに評価額の低下が起きるとダブルパンチで損失が出ます。
今まで右肩上がりでアメリカが成長してきたわけですが、この状況は今後どうなるか誰にも分かりません。
アメリカの成長が止まり、低迷すると考える人は購入しない方がいいでしょう。
VIGの投資は自己責任で
今回、自分が保有していることもあって、VIGというETFを紹介しましたが、このETFを購入することを推奨する記事ではないことを理解いただきたいと思います。
あくまでも参考にする程度として、購入するかどうかは自己判断でお願いいたします。
この記事に書いてあるからと言って、何も考えずに購入して損をしても責任は持てません。
自分で考えて行動しないと、負けパターンに陥る可能性が高いです。
VIGに限らず、投資は必ず自己判断、自己責任で購入するようにしてください。
この注意事項を読んでもETF購入を検討したい方は、当ブログでもおすすめの証券会社を紹介しているので、参考にしていただければと思います。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
※本記事は写真ACの画像を使用させていただきました。