ETFの紹介

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VIGというETFについて解説。VIGは10年連続増配を行っている企業の株を集めた詰め合わせパックのようなもの。

ETF(上場投資信託)の一つとして、VIGというものがあります。

挙動がS&P500などのインデックス運用の投資信託に近く配当もまずまずのETFであり、コンセプトがなかなか面白く、自分も保有しています。

数多くあるETFのうち、地雷と言えないものであるため、紹介をしてみたいと思います。

ただし、この記事の終盤にリスクを書いていますので、保有をするかどうかを考えるのはリスクの部分を読んでからで遅くはありません。

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VIGとはどんなETF?

VIGはVanguard DIvidend Appreciation Index Fund ETFと表記し、日本語ではバンガード米国増配ETFという名前になっています。

VIGは過去10年間で連続増配の米国企業の株(REITは除く)で構成されておりますが、配当はそこまで高くありません。

「S&P U.S Dividended Growes Index」という指数に連動するように構成されていて、インデックス運用のETFの一つと言ってもいいでしょう。

米国のダウやS&P500に似た挙動をしており、ダウが好調に上昇していけばVIGの価値が上昇し、ダウが下落する局面ではVIGの価値が下落する場合が多いです。

S&P500に連動するETFであるVOOよりは配当が多いですが、高配当ETFといえるほど配当は多くなく、そこそこ配当がもらえるインデックス運用寄りのETFという位置づけになっています。

自分がVIGを保有している理由と自分なりの投資戦略

VIGは連続増配を行っている企業のみで構成されているので、配当が今後多く出るのではないかという期待を込めて保有することに決めました。

当時は126ドルほどでドルも110円くらいの時代でしたが、この後に新型感染症の影響があり、元本がマイナスになる時期がありました。

この暴落期間に特に追加投資も損切りもせず持ち続けた結果、2024年時点で円安の影響もありかなりの含み益が出ています。

最初はVIGを保有する理由は配当の増加目的でしたが、ダウやS&P500などの指数の上昇により含み益も期待しながら配当を得るために保有するという目的に現在は変わっています。

配当が2%超えるかどうかは分かりませんが、それでもそこそこの配当を四半期ごとに受け取っているため、あえて売却して別のETFに乗り換えるということは考えていません。


現段階では株高のうちは追加の投資は考えておりません。

株安になった時に新NISAの成長投資枠で追加で購入していくという戦略で保有数を増やしてく予定です。

また、売却に関しては当分の間全く考えていません。

売却は年金生活になった後にするか、そのまま一生保有し続けて誰かに資産を移管するかのどちらかになるかと思います。

VIGの長所と短所

VIGは10年連続増配企業の株を集めたETFで、複数のセクタに分散しているため、暴落によるリスクは個別株ほど大きくはありません

特定のセクタが不調でも他のセクタが好調であれば軽微な下落で済みます。

また、これはバンガードのインデックス運用の投資商品全般に言えることですが、毎年かかるコストが格安です。

経費率0.06%であるため、1万ドル分保有しても毎年かかるコストはたったの6ドル。

手数料が安いため、かなり健全な投資が出来るのが魅力的です。


短所として挙げられるのは、企業の再投資分が少なく配当が多めになっているので、含み益の伸び方を見るとやはりS&P500に連動する投資商品に勝てないかなという印象があります。

また、連続増配の企業を集めた割には、配当率の伸びがそれほど良くありません

なので、高配当ETFというポジションではなく、インデックス運用の投資商品寄りで、配当がそこそこ出るというポジションを今後もしばらくは続くのではないかと思います。

そのため、S&P500やNASDAQなどのインデックスに連動する投資商品を好む投資家にとってはそこまで好まれないかもしれません。

ただし、配当を楽しみつつ、含み益も伸ばしたいという投資家にとってはなかなか面白い投資商品になると思います。

VIGを購入する時のリスク

VIGを購入する際は以下のリスクがあります

  • アメリカ経済の落ち込みによる暴落
  • 為替の変化による損失
  • 今後アメリカが右肩上がりの成長ではなくなる可能性がある

アメリカの経済がリーマンショックが起こった時のように指数の暴落が起きて価格が急激に落ち込むことが今後ないとは言い切れません。

高値掴みをしていた時に暴落が来るとかなりの損失を抱える可能性があるため(購入時の50%くらいまで落ち込む可能性あり)、ここで損切りしてしまわないくらいのメンタルを持っていないと、このETFを保有するのは厳しいです。


また、円安で買って円高で売ると損をします。

例えば1ドル150円で買って同じ評価額で1ドル100円で売ると1ドルあたり50円の損失です。

これに評価額の下落が起きるとダブルパンチで損失が出ます。

結果として日本円での評価額が購入額の3割くらいに落ち込む可能性もあるため、ドルコスト平均法で着実に積み立てをしていくか、安値で買ってそのまま持ち続けるかの戦略が出来ないと、何となく買ってみた程度だと一時的にかなりの含み損を抱えてそのプレッシャーに勝てずに損切りしてしまう可能性があります


今まで右肩上がりでアメリカの経済が成長してきたわけですが、この状況は今後どうなるか誰にも分かりません。

アメリカの経済の成長が止まり、低迷すると考える人は購入しない方がいいでしょう。

VIGの投資は自己責任で

今回、自分が保有しているETFとしてVIGというETFを紹介しましたが、このETFを絶対に買った方がいいとは言えません。

元本割れのリスクがある商品ですし、新NISAでオルカンを売りまくるような人には「買うのはやめておけ」と言いたくなります。

このブログの管理人が保有しているから自分も買わなければと思うのではなく、あくまでもどんなETFを購入するかの参考にする程度として、購入するかどうかは自己判断でお願いいたします。

この記事でVIGを紹介したからと言って、何も考えずにVIGを購入して損をしても責任は持てません。

それに自分で考えて投資の判断をする習慣がないと、暴落が来た時に損切りして負けパターンに陥る可能性が高いです。

そして、その損失額は暴落時に耐え抜いた人の含み益となります。

VIGに限らず、投資商品は必ず自己判断、自己責任で購入するようにしてください。

ここまでの話を聞いて、やっぱりVIGを買って保有してみたいと思う方は、楽天証券とSBI証券で買うことをお勧めしています。

証券口座をお持ちでない方は以下のリンクから証券口座のページに移動できるので、登録して購入してみてはいかがでしょうか?

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今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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