こんな時は転職が必要と言える8つのケース 7.給料の遅配が起きた時

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こんな時は転職が必要と言える8つのケース 7.給料の遅配が起きた時

給料の遅配が起きることは、健全な経営を行っている会社ではまずありえないことです。

普通に働いていれば給料の支給日に給料が振り込まれます。

しかし、それが当たり前ではない会社が世の中にはあります。

給料の遅配は転職を考える上での大きな契機となります。

もし何か月も給料の遅配が起こるようであればすぐにでも転職を考えることをお勧めします。

給料の遅配はどんな時に起きるか?

給料の遅配は会社の資金繰りに問題があり、給料支給日までに給料を支払うお金が用意できない時に起こります

一時的なものであることもありますが、何か月も続くようであれば会社を見限って転職した方がいいと思います。

何か月も続いて給料の遅配が起こるということは、もうすでに資金繰りが難しく、自転車操業になっているかもしれません。

こうなると、もうその会社は助からない可能性が高いです。

そのままその会社に居続けると、会社が倒産し、その損失を自分も被ることになります。

自分の体験談

ここでちょっと自分の体験談を紹介します。

自分も働いていた零細企業が給料の遅配が続いて最終的に倒産した場面を経験しましたが、それは大変なことでした。

その会社で働いて最初の年度はかなりの薄給だったものの特に問題なく決算を迎えることが出来ました。

しかし、翌年から給料が大きく上がりこれでなんとか暮らしていけるかと思った矢先に、突然会社の倒産という話が出てきました。

倒産する前は「給料は〇〇日まで待ってもらえる?」ということを社長から何か月か連続で聞かされ、実際に給料の遅配が起きました。

そして、そのあとに突然会社の倒産の話が出て、自分を含めて周りのメンバーたちがすべて解雇となりました。

幸いにほかの人は解雇通告後にすぐに転職活動をして転職先を決めていたため、路頭に迷う人はいませんでした。


そして会社の倒産がやってきて、倒産した時は最終月の給料が支払われず、給料相当額を未払い賃金縦会制度により回収するのに時間を要しました。

すぐにその会社の経営者が再起業してそこで働いたため、その後も給料を得ることはできたのですが、給料は当然のようにダウン。

さらに自分が今までの顧客を一人で抱えることになり、かなり大変な思いをすることになりました。

そして、その会社も半年くらいで最終的になくなり、再び失業するということを経験しました。

一番つらかったのは、給料が出ないのに一か月間顧客のサポートをし続けなければならなかったことですね。

給料が出ないのになぜ働かされなければならないのか?

そんなことを考えながら一か月過ごしたものです。

今となっては思い出してもあまりどうということはないのですが、もう二度とこんな思いはしたくないですね。

愛社精神だけでは会社を支えることが出来ないこともあります。

この時は数人しかいなかったその会社を何とか支えようと頑張ったのですが、残ったのは二度の失業と短期の勤務する会社の変更という職歴の傷のみ。

もし会社が倒産した時にその会社との関係を断っていればもっといい人生を送れたのではないかと思います。

その人生を送っていたら今のブログを書くという趣味を見つけられたかどうかはわかりませんが・・・。

あなたが給料の遅配に配慮しても会社はあなたのことを守らない

給料の遅配が起きた会社の社長は自分の会社の資金繰りのことで頭がいっぱいです。

あなたがなんとか会社を持ちなおそうとしても、その気持ちが伝わるかどうかはわかりません。

人がいい社長であれば気持ちが伝わるかもしれませんが、あまり経営者に向いていないタイプの社長の可能性もあります。

経営者というのは社員に恨みを買うような判断も時には迫られるのです。

リストラや減給、これはまず会社の上層部の報酬を減らしてからやるのが前提ですが、それでも苦しくなってしまったらやらざるを得ないことです。

なので、給料の遅配が連続する倒産しそうな会社のために、社長のためにと思って働くのは、正直やめておいた方がいいです。

沈みゆく船にしがみつくより、自分のために、自分の将来のためにと考えて行動した方がいいでしょう。

特に若い人ほどこの気持ちを大切に持ってほしいと思います。


確かに人のためという気持ちは必要です。

自分のことばかりを考える人は仕事で成功しません。

しかし、その善意が無駄になるようであれば、善意をただ搾取されるだけであり、テイカーに搾取されるギバーそのものになってしまいます。

なので、自分が会社のためにしてあげられることにきちんと応えられなくなった会社は早々に見切りをつけて転職して別の会社を見つけるべきだと思います。

もちろん善意に感謝する経営者であれば、会社のためを思って頑張ってくれたことに関する感謝を忘れずに、会社が良くなった時にいいポジションを用意してくれることもあります。

しかし、今まで善意でやってきたことを当たり前だと思って、こちらが辞めると言ったら「裏切者」と言ってパワハラやヤメハラをしてくる会社もあります。

こちらが善意でやってきたことを感謝してくれる会社であれば、会社を軌道に乗せると待遇やポジションなどの何かしらの見返りはありますし、退職時も「今までありがとう。次の職場でも頑張ってね」で終わる話です。

しかし、こちらが善意でやってきたことを当たり前と受け取って何の感謝も見返りも与えないような会社であれば、自分の人生を犠牲にするだけで、自分の人生の汚点となり、時間が経ったときに自分の人生を振り返って後悔することになります。

こういう会社は試用期間での不当解雇をしたり、気に入らない人をパワハラして会社に居づらくしたりしたり、辞めると言ったら今度はそれがきっかけでパワハラをしてくることもあります。


不幸なことに自分が働いて倒産した会社は後者でした。

会社のためであれば私生活も犠牲してプライベートもない。

残業が発生しても残業代が出ず、有給も取れない。

休日も仕事の連絡が来るので仕事用の携帯を手放せない。

夜中や朝早くに仕事の連絡も来るので休む時すら気が休まらない。

もちろん退職金なし。

こう書くとかなりブラックですが、これが違法という認識すら持っておらず、社員に対して経理が「うちは残業代が出ません」とメールしたこともありました。

こんな会社でも会社を良くしようという考えで何とか食らいついてきましたが、それに対してきちんとしたポジションや待遇が与えられることがありませんでした。

そして、気に入らない人が出ればその人を攻撃する長文のメッセージを送り付け、辞めさせるように誘導していく。

また、その人のことを仲間内で悪く言って、実際とは違うイメージを共有していました。

結果としてそれらの人たちはもれなく辞めていったのですが、今考えてみるとかなりこの行動も問題ですね。

自分が会社を辞めたいと伝えた時もそうでした。

何年も会社を支えてきたことに対して感謝の意を示すことすらせずに、逆に裏切り者扱いして退職するまでパワハラを行いました。

転職活動をして転職先が決まってからが顕著で、自分が引き継ぎ先の社員を探せなかったことを棚に上げ、オンラインでの引継ぎの場ではこちらをパワハラで締め上げる拷問の場と化しました。

結果としてメンタルを壊してオンラインでの引き継ぎが出来ない状況になったのですが、「引継ぎが完了しないと会社を辞めさせない。引継ぎが完了しないと転職先の会社に連絡する」と脅されました。

これは完全に違法であり、その程度の知識もその会社の経営者には備わっていなかったのです。

これでは話が進まないと思って自分は弁護士が運用する退職代行を使って退職しました。

この場でも「請負の契約は前月まででお互い合意している」と噓を言い、「引継ぎ資料はしっかり用意してほしい」という自分のことしか考えていないことを会社側が主張しました。

もちろんそんな合意書はこちらはもらっていませんし合意もしていません。

こちらに「権利ばかり主張せず義務を果たせ」と言っていましたが、特大ブーメランですね。

権利ばかり主張して義務を果たさなかったのはその会社の方だったのです。

この時後悔してるのは自分がいい人になりすぎて両方の主張を飲んでしまったことですね。

ここで請負金額を支払って引継ぎ資料を完成するか、請負金額を支払わない限り引継ぎはこれ以上行わないかの交渉に出るべきでした。

これは個人的に最悪の判断だったと思うので、どうかこの記事を読んでいる皆さんには同じ思いをしないようにしていただきたいものです。

会社が倒産した時に献身的にサポートして、数年間会社を支え続けてきた結果がこれなのかと思うと、本当に自分のことしか考えられない会社なのだなと思いました。


こんな感じで会社はあなたに何かが起きても、倒産しそうな会社やぎりぎりの経営を行っている会社はあなたに何かをしてくれるということはありません。

会社側は経営を維持するだけで精いっぱいで、社員のことについて気遣いすることはありません。

なので、今まで尽くしてきた会社で自分の身に何かが起きても会社はあなたを守ってくれることはありません。

倒産してもその会社の経営者に付いていき、長年会社を支えて会社を発展させても、こちらが辞めたいと言い出すと手のひらを返してきて「裏切者」と言ってパワハラやヤメハラの攻撃をしてくる会社な実際にあります(先述の通り自分の働いていた会社がそうでした)。

なので、倒産したら、いや倒産しそうだったらその会社とは見切りをつける、そんな判断も必要になってくるのです。

出来れば給料の遅配という分かりやすい倒産の前兆が起きた時に転職の行動を起こすのが望ましい。

それ以上その会社に付き合うと、自分の人生が巻き込まれ、台無しになってしまうことにもなるのです。


自分の人生は一度しかありません。

その人生を無駄にしないように、給料の遅配が起きたりする倒産しそうな会社を適切なタイミングで転職して抜け出し、転職先でスキルアップをしていく努力が必要なのです。

もし給料の遅配が起きたり続いたりする場合はもうその会社は助からないと早めに見切りをつけて、転職して自分の人生が巻き込まれることの内容に自分に予防策を講じることが重要です。

転職するタイミングを見失って路頭に迷って後悔することのないように、行動するべき時にしっかりと行動して、最悪の事態に陥るのを防ぎましょう。

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この記事を読んで転職を考えたくなった方のために、以下の転職サイト、転職エージェント、退職代行をお勧めしています。

もし今働いている会社にいるのがつらい場合は転職活動の参考にしていただければ幸いです。

おすすめの転職サイト

転職サイトは1つではなく、複数の転職サイトに登録しておくことをお勧めします。

特にリクナビNEXTは外すことが出来ず、転職活動の際は絶対に登録しておいた方がいいでしょう。

実際に自分も利用して転職に成功したことがあるので、実績は確かです。

転職サイト名リンク特徴
リクナビNEXThttps://next.rikunabi.com/求人数が充実しており、求人が見やすい

オファーが来てそこから転職につながることも

大手、スタートアップ企業、中小企業の求人までカバー

ブログの管理人が転職活動で転職に至った転職サイト
エン転職https://employment.en-japan.com/リクナビNEXTと併用して登録しておきたい転職サイト

求人数はそこまで多くないけど意外な掘り出し物があることがある

ブログの管理人が転職活動で内定を獲得した転職サイト

担当者からの一言が書いてある求人があり、どんな人が向いている求人かが分かりやすい
マイナビ転職https://tenshoku.mynavi.jp/特定の分野に特化した関連サービスが多い。

求人数も多く、ここでしか取り扱っていない求人もあり。

どんな人が向いている求人であるかが分かりやすい。

求人が結構詳細に記載されているのでしっかり熟読して判断できる。

お勧めの転職エージェント

転職エージェントは無料で登録でき、面談を行い、それに合った求人を担当者が紹介してくれるサービスです。

一つの転職エージェントに絞るのもいいのですが、個人的には複数の転職エージェントを併用し、自分に合った求人を積極的に見つけていくことをお勧めします。

それぞれ転職エージェントには得意な分野があるので、自分の求める求人を得意とする転職エージェントを選ぶことが重要です。

転職エージェント名リンク特徴
リクルートエージェント業界最大級の求人数を誇る

転職支援実績No1の実績あり

豊富な非公開求人と経験豊富な担当者

面接力向上セミナーあり
JACリクルートメントhttps://www.jac-recruitment.jp/ハイクラス、ミドルクラス向け

年収600万円~1500万円を目指す人向け

オリコン顧客満足度 ハイクラス・ミドルクラス転職5年連続No1
dodaの転職エージェント取り扱い求人の約80%が非公開求人

面接前後のフォローが充実

2023年オリコン顧客満足度 転職エージェント20代 No1

面接前後のフォローがしっかりしている。
書類通過した企業の面接でどんな内容が聞かれるかの傾向が
実際に利用していて役に立った。

おすすめの退職代行

退職時に会社と揉める時があります。

退職届を受け取らない、退職を告げると急に態度を変えてパワハラやモラハラをしてくる。

そんな会社は今でも普通に存在します。

もしそんな会社に当たって辛い場合は退職代行の利用をお勧めします。

退職代行の業者が間に入ることで、会社と直接やり取りをすることなく退職が成立するので、会社と揉めてどうしようもなくなったら利用してみるといいでしょう。

退職代行名リンク特徴
退職代行ガーディアン労働組合による退職代行サービス

20代~30代でスマホをしっかり使える層がメインターゲット

労働者の代理交渉が可能

退職失敗のケースが過去に一度もない

比較的安価で退職代行を依頼できる

一律料金で追加料金なし
退職代行サービス「CLEAR」労働組合による退職代行サービス

20代がメインターゲット

労働者の代理交渉が可能

退職成功率100%

安価でしっかりとした退職代行を利用したい人向け
退職代行モームリ一般企業による退職代行サービス

弁護士監修

労働組合と提携していて違法性のない退職代行を実施

20代前半がターゲットだが高校生から60代まで幅広い実績あり

労働者の代理交渉が可能

退職成功率100%

アルバイトでも利用できる退職代行
退職代行ニコイチ一般企業による退職代行サービス

退職代行業界実績No1

20代から30代の利用が多いが、ターゲット層は特になし

退職代行サービスの運営歴10年以上

退職成功率100%

弁護士法人ガイアの退職代行サービス弁護士法人による退職代行サービス

20代から40代がターゲット

退職成功率100%

有給消化、引継ぎの交渉あり

残業金や未払い賃金の取り立ては有償(20~30%)

弁護士が対応するので会社に強く出れる
弁護士法人みやびの退職代行サービス弁護士法人による退職代行サービス

20代~50代がターゲット

有給消化、引継ぎの交渉あり

残業代、未払い賃金の取り立ては有償(20%)

弁護士が対応するので会社に強く出れる

その他おすすめのサービス

転職活動時にうまくいかない、履歴書や職務経歴書の書き方が分からない、現職の人間関係で困っている、どのようにキャリア形成していけばいいかわからない、副業で何を始めてたらいいかわからない。

そんな時はキャリア相談サービスを使うとよいでしょう。

無料ではありませんが、自分の今後の人生を左右する大事な相談をすることになるので、自分一人で悩むのではなく、専門家がアドバイスしてくれるしっかりしたサービスを使うことも手段の一つです。

もし転職について自分でどうしたらいいか分からない場合は、キャリア相談を使うこともお勧めします。

サービス名リンク特徴
キャリア相談プラットフォーム【coachee】転職活動、副業、人間関係、キャリア形成などの悩みに関して
専属のコーチが相談に乗ってくれる

コーチはその道のプロであるため安心して相談できる。

20代から40代がターゲット

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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