他責の考えは捨てて自責の考えを取り入れよう

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他責の考えは自分の成長につながらないし、人が離れて行くので捨てるべき。自分に責任があることも考えること。

他責とは他人のせい、周りの環境のせいにすることを指します。

他責で考えるのは自分が責任を取らないので楽な考え方です。

しかし、それでは自分を変えることが出来ませんし、他人のせいにすることで周りの人からも良く思われなくなる可能性があります。

今回は、他責の考えを捨てて自責の考えを取り入れた方がいい理由をお話しします。

他責とは?

他責とは他人のせいにすること、または周りの環境のせいにすることです。

つまり、自分に責任はないと思うことです。

「今回の問題は〇〇さんのせいだ」

「今のビジネスは景気が悪いのでうまくいかなかったんだ」

そう考えることが他責の考え方になります。

何かが起きても自分を省みることをせず、周りのせいにしてしまうことで、周りの人に迷惑をかけてしまうこともあります。

他責の考えは成長しない

他責の考え方の人は成長しません。

なぜなら、何かが起きた時に自分の責任を負わずに他人や周りの環境のせいにしてしまうからです。

自分の行動を見直し、行動の反省や改善を行うことがないため、同じ状況になるとまた同じことが起こってしまいます。

そしてまたその時も他人や周りの環境のせいにする。


正直言ってそういう人は付き合っていて面倒くさいです。

何かあるとこちらのせいにしてきて自分のことを棚に上げるので、こんなことが繰り返されるとたまったものではありません。

相手が悪いことを「あなたが悪い」と言って自分のせいにされると、かなり気分が悪いものです。

こちらに非がないのにこちらの問題にされる。

この事が喧嘩や口論になることもある。

まともな人なら関わりたくなくなり、距離を置こうとするようになるでしょう。

だから人間関係も悪くなりますし、周りからいい人が離れて行ってしまいます。


他責であることは楽です。

自分に原因があっても反省したり、行動を改善していくことをしなくて済むわけですから。

しかし、それでは自分を成長させることが出来ないのです。

不況だから、周りの人が助けてくれないから・・・そんなことを言い続けても何も変わらないわけです。

20代までならまだいいのですが、30代、40代となって20代のころから成長していないとなると救えません。

あた、他責の考えが自分の中に定着するとなかなか変えられなくなってしまいます。

そして、さらに他責の考えを持ち続けて、他の人との差が開いていくのです。


また、会社のトップやリーダーが他責の考えの場合、この会社に未来はありません。

顧客のせい、経済状況のせい、社員の動きが悪いせい。

成長しない企業や衰退する企業のトップに限って自分の能力不足を棚に上げて経済状況や従業人のせいにするのです。

自分の経営戦略やマーケティング、マネジメントが悪いため業績が悪いことを従業員や部下の責任にされても困るのです。

顧客に対する悪口や愚痴をこぼすような不誠実な会社、失敗の責任を社員にすべて押し付ける会社、こんな会社は実在します。

こういう会社はまともな人や優秀な人が見切りをつけて辞めていき、その会社に残るしかない人や上司や会社に洗脳されたイエスマンしか残らなくなるのです。

この手の人は基本的に仕事が出来ないので、業績はどんどん悪くなっていきます。

泥船にしがみつき、最後は船と一緒に自分も沈んでいくのです。

本当に環境や他人に原因がある場合は他責は捨てなくていい

ここまで他責について話してきましたが、捨てなくていい他責もあります。

それは本当に周りの環境や他人の行動が問題の場合です。

他人が裏切った、リーマンショック級の不景気がやってきた・・・これらの要因は自分ではどうしようもありません。

本当に他人や周りの環境が悪いことを自分が抱え込んでしまうと、自分にとって負担となってしまいます。

他人が悪いことは他人が悪い、周りの環境が悪いことは周りの環境が悪い、本当にそう言える根拠や事象があれば、堂々と他人や周りの環境にすればいい。

そのうえでこちらで出来る行動を考えればいいのです。

他人がやった悪事を自分の責任として抱え込んだりすると、ストレスとなり、心を病んでしまうことがあります。

ですので、過剰に良い人になる必要はありません。

他人や周りの環境からの攻撃に対して自分の身を守るための他責は捨てる必要はないのです。

捨てるべきなのは、自分が悪いのに他人や環境が悪いと言って責任を押し付ける他責の考えです。

他責を捨てて自責の考えを取り入れよう

何かが起きた時、確かに周りや環境の問題がある場合もあります。

しかし、全てのケースでそうではありません。

自分の中に原因があることだってあります。

なので、自分の行動を省みる自責の考えで物事を見ることも大切です。

もし、自分に原因があるのであれば行動を反省し、改善していくことで今の自分より一つ上の自分になることが出来ます。


自責の考えとは、他責の考えと異なり、何かが起こった時に原因は自分にあると考えることです。

多くの人は何かが起こった時周りや他人のせいにしてしまいがちであり、常に自分に何か問題があると考えることが出来る人はそう多くはありません。

しかし、仕事が出来る人は自分の行動について常に反省し、改善していくことが出来る人です。

自責の考えで行動が出来る人は誠実であり、責任感があり、他の人と比べて輝いて見えます。

なので、他責の考えを捨てて自責の考えを取り入れることでより自分を良くしていきましょう。


他人や環境のせいにすることは楽です。

しかし、自分のミスであるにもかかわらず他人や環境のせいにしていたのでは、周りに迷惑がかかるだけではなく、他人や環境のせいにした人も成長できません。

本当に他人や環境に原因があることまで自分の責任と背負い込む必要はありませんが、自分の行動が原因であることはしっかりと自責の考えで対応し、他責の考えを持ち込まないようにしましょう。


自分の成長は自分の行動を振り返って、反省し、改善することで得られます。

自分のミスに対してしっかりと責任を持って対応できる人と、他人のせいにして自分は正しいと思い続ける人では、周りから見た印象がまったく違いますので、前者を目指して頑張るようにしましょう。

そうすれば賛同してくれる人が増え、自分の居場所をしっかりと確保することも出来るようになります。

上を目指すのであれば他責の考えを捨て、自分の考えを取り入れていくことは必須です。

他責の考えに縛られると自分を縛ってしまい成長できなくなるので、他責の考えを捨てて自責の考えを持つことをしっかり覚えておきましょう。

今回の話は以上となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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