「何でこんなことも出来ないんだ!」
そうやって自分を責めてしまうこと、ありませんか?
自分を甘やかすことはいけませんが、自分に厳しくして自分を責めすぎてしまうことも良くありません。
自分が望んでいる自分像、現実の自分像、この2つに差があればあるほど自分を責めてしまいがちになります。
目次
自分を責めることは悪いことではないが・・・
何かをやってうまくいかなかった時、または失敗してしまったときに自分を責めてしまうことがあるかと思います。
「何であの時こうしなかったんだろう」と思ってしまうことはあると思います。
しかし、中にはいつまでもこういう気持ちを持ち続けてしまう人がいます。
自分を責めることは、自分に厳しくすることで反省し、次につなげることが出来るため、ある程度は必要なことであります。
しかし、自分をいつまでも責めてしまうなど、自分を責めすぎてしまうと自分自身を追い込んでしまい、ポジティブな考えが出来なくなってしまいます。
その結果、仕事などにしっかりと身が入らずにさらに結果が悪くなってしまいます。
そしてさらに自分を責めてしまう状況になってしまう。
これは負のループであり、繰り返していくと自分をどんどん消耗してしまうことになります。
対策1:過去の結果はさっさと忘れる
確かに何かを失敗したときやうまくいかなかったときは原因があります。
でも、自分を責めてしまって追い込まれている状況の時は、失敗やうまくいかなかったことに関しては原因を探る程度にして、それ以上考えないようにしましょう。
すぐにでも忘れて気持ちを切り替えた方がいいと思います。
次回同じようなことを挑戦する場合でも「また失敗するかも」という気持ちと、「前回は失敗したけど今回はいけるかも」という気持ちでは得られる結果は大きく異なってくると思います。
失敗したときやうまくいかなかったときは、思い切ってリフレッシュの時間をとるというのも一つの手段かもしれません。
心の中でため込んでおくよりはリフレッシュによって気持ちをスッキリさせた方がよほど自分の健康にいいですし、次の挑戦に全力で取り組めるようになります。
対策2:よく知っている人に相談する
何かを失敗したときやうまくいかなかったことがあった場合は、自分一人で抱え込んでしまうのではなく、親しい人や出来る人に相談して改善点のアドバイスをもらって次の挑戦に活かす。
または書籍などから知識を得て、どこがいけなかったのかを明確にするといったこともいいと思います。
出来る人に相談する場合は、出来るだけ詳しく事情を話してアドバイスを受けてください。
そうすることで今の状況を解決する具体的なアドバイスをもらいやすくなります。
また、アドバイスを受ける人は信頼が出来る人の方が良いです。
自分の利益のために人を利用するような人のアドバイスは参考にならないので、きちんとアドバイスを受ける人を選ぶことが重要です。
なるべく同じ境遇を味わったことのある人、そしてそこから立ち直ることが出来た人、そういう人のアドバイスはかなり参考になることでしょう。
書籍の場合はお金が必要ですが、本に書いてある内容は何度も見返すことが出来ます。
本に書いてあることは自分を元気づける内容も多く、活字を読むのにややエネルギーがいりますが、それを考えても見返りは大きいです。
メンタルの改善に関する本が書店で出回っていますので、気になったタイトルの本をざっと試し読みして、気に入ったら本を購入して読んでみるといいでしょう。
本に書いてある内容は専門家や出来る人の言葉です。
しっかりと書いてあることを吸収して自分の糧としましょう。
対策3:環境を変える
どんなに努力しても褒められずに叱責される。
そんな職場にいると自分の理想像が高くなってしまい、今の現実の自分との差が大きくなって自分を責めすぎてしまう原因となります。
これは自分も経験があるのですが、どんなに努力しても褒められない、そして努力した自分を自分でほめられないのはとても苦しいことです。
酷いときには胃潰瘍になったり、うつになったりします。
そうなると回復するのに時間が掛かってしまい、下手をすると一生付き合っていかなければなりません。
自分が壊れる前に何とかしないと自分が壊れてからでは遅いです。
ですので、環境が原因で自分を責めすぎてしまう場合は、すぐにその環境から離れることです。
特に暴力や人格否定、暴言などのパワハラが流行っている環境は絶対にNG!
そこに居続けるとぼろぼろになるまで使われ、最後は捨てられますよ。
対策4:60点でOK、80点で上出来、満点を理想としない
自分を責めすぎてしまう人は自分に厳しい人が多いと思います。
でも、必ずしも何事でも満点を取る必要はないのです。
仕事でそれを求められるのは当たり前ではなく、むしろおかしいのです。
本来であれば80点取れば仕事は結構いいものになります。
60点でも大学の講義では「可」の単位が取れます。
そう、60点でも「可」、つまり「不可」ではないので、60点の仕事しかできなかったとしても落ち込む必要はないのです。
60点の場合は現状に満足せずに上を目指す必要はありますが、それでも自分を責めるのではなく、「ここまでやることが出来たのだからもっと工夫してみよう」など自分を高める感情で上を目指していけばいいのです。
自分を責めすぎると心のエネルギーが失われる
何かが起こった時に自分を責めすぎると、先述のように気持ちがどんどんネガティブになってきます。
そうすると、心のエネルギーが失われ、何をしてもうまくいかず、そのことがさらに自己嫌悪となり、自分を責めてしまうことになります。
自分を責めすぎると自分の心はどんどんダメージを負ってしまい、いつの間にか取り返しのつかないことになっていることもあります。
こうならないためにはどこかで気持ちを切り替えることが重要です。
自分を責めすぎている状態は冷静になっておらず、気持ちが先行しているような状態だと思います。
まずは一度冷静になるために、頼れる人に相談するか、趣味でリフレッシュするなど気持ちを切り替えられる状態を作ることが大事だと思います。
冷静になって考えたり、人の話を聞くと、次の挑戦に対する意欲がわいてきます。
そうなると次はもう少しいい結果を残せると思います。
大事なのは自分一人で抱え込んで負のループに入らないこと。
人に助けを求めたりするのは悪いことではありません。
時には気持ちの切り替えも大事です。
どうか自分が悪いと責めすぎることなく、前向きになれるような改善ポイント見つけ、自分を認めて励ましながら自分をいい方向に変えていくように動いてほしいと思います。
今回の話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。