スシローやはま寿司、資さんうどん・・・最近次々に飲食店での迷惑行為がTikTokなどのSNSにアップされ、Twitterで拡散されている様子をよく目にしました。
しかし、これらの行為は犯罪となるものもあり、スシローでの少年の迷惑行為は、株価の下落など、スシローに多大な損失をもたらしました。
今回は、飲食店での迷惑行為は未成年だからという理由で冗談では済まされるものではないということを、お金の観点を含めて語りたいと思います。
げんこつ3発で済めば警察も弁護士もいらない
スシローの迷惑行為をした人に対して「げんこつ3発と皿洗いで許してあげなよ」と言った人がいました。
でも、これで許すことが出来れば警察も弁護士もいりません。
犯罪を行った人の未来の方が、多くの人の未来、一企業の未来よりも大切だと思っているのでしょうか?
SNSで飲食店での迷惑行為がアップされたことにより、「気持ち悪い」、「もう行きたくない」と思った方もかなりいるわけで、実際にスシローに行った人の話では迷惑行為の後はガラガラだったそうです。
つまりスシローでの迷惑行為は一時的なものではなく、その後もスシローに対してそれなりの期間で不利益を与え続けているのです。
株価が下がったことで100億円超の損失が出たという話も聞きましたが、今回はすぐに株価が上がったようです。
しかし、これは運が良かっただけで、この現象が必ずしも毎回起こるわけではなく、株価が戻るのに数年かかることもあり、その間に会社が持たなくなる可能性もあるのです。
そんな重大な影響に対してげんこつ3発と皿洗いで償えるわけがないのです。
なお、この発言をした人はSNSを中心に批判を受けたのですが、その対応が法的措置を取るということだそうですね。
これはダブルスタンダード以外の何物でもなく、こういう人たちに対してこそげんこつ3発で許してやればいいのではないかと思いますね。
個人の批判に耐えられないようであればそもそも自分の言ったことを撤回し、謝罪すればいいだけのことです。
金銭的な被害はスシローに比べるとずっと少ないのですから。
逆にスシローなど、飲食店の迷惑行為を受けた側はもっと強い怒りを覚えてもいいし、表向きに発信してもいいと思いますね。
迷惑行為の問題があったことを隠すと、そういう企業だと思われて評判が悪くなる時代になっていますので。
将来の1億を失うとはどういうことか?
正直、将来の1億は少し低く見積もっています。
まず、企業側からの損害賠償ですが、これはかなりの額になり、数千万円、億にも届くかもしれません。
ですが、ここではこのお金を考えないことにします(理由はもっと重要なものを失うからです)。
動画を顔出しで投稿することにより、様々な人が身元を調査し、どこに住んでいるのか?、どこの学校に通っているか?、フルネームは何であるか?
それらの情報が特定されてしまいます。
するとどうなるかと言うと、企業にもこの情報を知る人が出てくるようになります。
社会人もSNSを利用している人は普通にいます。
その人が企業の人事であればどうなるでしょうか?
飲食店で迷惑行為をしなければ、いい会社に入っていい給料をもらうことが出来たかもしれません。
しかし、賞罰を気にする会社、身辺調査を行う会社では就職はまず無理になります。
大手のホワイト企業には入れず、訳ありの企業で働くことしかできない。
場合によってはアルバイトをするのも困難であり、特にコンビニや飲食店ではまず採用されないことでしょう。
そうなると働けなくなり、収入もなく、貧しい暮らしをすることになります。
多くの企業にブラックリスト入りされた結果、何もしなかった時に比べて生涯年収は確実に1億円以上下がってしまうことでしょう。
この数値を根拠として1億円失うというタイトルにしました。
1億円というお金は大きいです。
生活レベル、貯金、保有資産、結婚、これらすべてに影響してきます。
まともな生活レベルでは生活できず、貯金をするどころか借金をしてしまい、利息に追われる生活で結婚も出来ない。
もちろん投資で株を買って保有することなんかとても無理です。
人並みの生活すらできずに、お金欲しさに再び犯罪に手を染めてしまい、刑務所を出入りする人になってしまう可能性もあります。
こういう生活になることは少し想像すればわかることですが、飲食店で迷惑行為をする人はおそらくここまでの想像には至っていないでしょう。
一体だれが悪いのか・・・、飲食店側に監督責任を追及することは出来ません。
多くの損失を出す原因を作った迷惑行為をする人が悪いのです。
多くの迷惑行為は店員に気づかれないように行っているようですが、店員が気付いて何もしないのであれば店側にも少し落ち度があるかもしれません。
しかし、それでも一番悪いのは迷惑行為をした人です。
それは全く揺るぎのない事実であり、ここで飲食店が悪いと言ってしまうと、飲食店のサービスの前提から崩れてしまうわけです。
回転寿司が成り立たなくなると言った企業が出てきたのはこのためです。
ですので、自分の人生を狂わせたのは自分である。
そのことをしっかり認識できるよう、強い後悔の残るよう、飲食店側は迷惑行為をした人に対して厳しく対応してほしいと思います。
迷惑行為で人生を棒に振ることになる
飲食店の迷惑行為はバイトテロと同様に自分の人生を棒に振る行為です。
様々な迷惑行為の動画がTwitterに流れてきた時期がありましたが、自分はなぜこのような迷惑行為を行うのか、全く理解が出来ません。
将来のお金を1億失うとお話ししましたが、もっとインパクトが大きいかもしれません。
そんなに多くの人に動画を見られることが大事でしょうか?
そのために店や他人に迷惑をかけてもいいのでしょうか?
他人に迷惑をかけるということはどのようなことか分かっているでしょうか?
承認欲求は一時的なものです。
その一時的な承認欲求のために将来を台無しにするのは馬鹿げています。
面白くないし、不快に思うという反応が多数派ですし、自分もこの反応が間違っているとは思いません。
人に迷惑をかけないことは別にやってもいいと思いますが(ネットミームのパモさん構文は、ポケモンというゲームが愛されていることを改めて確認できた良い流行でした)、そうでなければその迷惑になる行動がお金の損失を生むことを十分に注意するべきです。
10年後「あの時にあんなことをやっていなければ・・・」と同級生たちに差を付けられたときに後悔しても遅いのです。
そうなりたくなければ、今現在を健全に生きる方が大切ではないでしょうか?
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。