ラットレースという言葉はロバート・キヨサキ氏が「金持ち父さん貧乏父さん」の中で使用している言葉です。
一般人のある様子をネズミに例えた言葉なのですが、この言葉の例え方はだいたい合っています。
多くの人がラットレースを行い、一部の人がラットレースから抜け出していい生活をしている。
そんな世の中です。
自分がラットレースを行っていないか、注意しながらこの記事を読んで欲しいと思います。
目次
ラットレースとは何か?
ロバート・キヨサキ氏の著書である「金持ち父さん貧乏父さん」で、働いても働いても一向に資産が増えない様子が、かごの中に入れられ回し車を回し続けるネズミに似ていることから「ラットレース」という言葉が使われています。
働いても働いても資産が増えない人、つまりラットレースを行っている人は結構多く、大半の人はこのラットレースをしながら平凡な生活を送り、資産があまり出来ないまま老後を迎え、金持ちになることなく一生を終えます。
世の中の多くの人が、かごの中のネズミのように回し車を回しながら生きていく生活に全く疑いを持たず、将来のことを考えない。
それが今の日本の現状となっています。
ラットレースから抜け出すにはどうしたらいいか
では、このラットレースから抜け出すにはどうしたらいいのでしょうか?
ロバート・キヨサキ氏が実際にやったことは極端であり再現性が低いので、ここはもう少し再現性の高いことを紹介します。
収入の10%を貯金する
まず貯金、とにかく貯金をしないと始まりません。
働いて実力が付くと、大抵の会社は給料を多く出すようになります。
給料を増やさずにこき使う会社もありますが、そんな会社は辞めてしまいましょう。
自分のキャリアやスキルに対して適切な給料を出してくれるところを探し、そこで働けばいいのです。
ここで注意したいのは、収入が増えると生活レベルを上げたくなりますが、必要以上に上げすぎてはいけません。
最低でも収入の10%は必ず貯金するように生活レベルを調整して下さい。
家や車の支出に注意する
家や車のローン、これも資産を増やすのに邪魔になるものです。
家を買うことが資産になると思っている人もいますが、家というのは土地代は0円になりませんが、建物そのものは時間が経つと減価償却により資産価値がどんどん損なわれて最後はタダ同然になります。
リフォームをするお金も馬鹿にはならず、これで結構なお金が飛んで行ってしまいます。
また、固定資産税も納付しなければなりません。
つまり、家を買うということは資産を買うことではなく、消費のために買うことであると言っても言い過ぎではないのです。
車についても走行距離や年数で価値がどんどん落ちていきます。
長年持っているといろいろと不具合が起きるようになり、その修理代も結構な額になってしまいます。
では短いスパンで買いかえればいいのではないかと思うかもしれませんが、これもNGです。
車の値段よりも多く支払うことになるローンに苦しめられることになります。
ですので、車と家は最大の金食い虫であり、収入が少し上がったからと言っていい車やいい家を買っていいものではなく、しっかりと計画的に買うようにしなければなりません。
仕事はしっかりやる
仕事はきちんと手を抜かずにやることです。
給料と同じレベルの仕事をしていればいいやと思って仕事をしていると収入はそれに見合ったものにしかならないため、一向に増えないのです。
収入が増えないということは、次の年もその次の年も同じような生活を送ることになります。
また、仕事で手を抜くとその分自分のスキルとして身につくことも少なく、何かあった時のリスク回避が出来ません。
ですので、仕事は手を抜かず、しっかりと結果を出し続け、会社に認められることで、良い収入を得られるように行動していきましょう。
今は、勤続年数が上がると黙っていても給料が上がっていく時代ではありません。
年功序列の制度はもう成り立たなくなってきています。
何もしなければ会社は何もしないので、しっかりと仕事に打ち込みましょう。
副業もやってみる
副業をやる人は結構少なく、結果が出ずに辞めていく人も多いです。
一度試しただけでうまくいくことは滅多にありません。
何度も失敗を繰り返し、トライアンドエラーを行いながら初めて副業で稼げるようになるのです。
自分の裁量で出来るので、スマホをいじっているその1時間を副業のために使ってみてはどうでしょうか?
ちなみにバイトなどの時間の切り売りでスキルが身につかない副業はNGです。
必ず自分の身に付く副業を選ぶようにして下さい。
個人的にはストックビジネスという、ある程度のところまで行くと継続的に収入が出る副業をすることをお勧めします。
やっていけない副業とやってはいい副業は以下にまとめていますので、参考までに。
貯金を投資する
ある程度貯金が出来たら投資をしましょう。
貯金だけではお金は増えていかず、インフレにより資産価値が減ってしまう可能性があります。
投資と聞くとギャンブルいう誤った認識を持つ人が多いのですが、確かに値動きが激しく長期投資に向かない投資商品があるのは事実です。
デイトレード、FX、暗号資産、レバレッジ投資、これらは確かに投機であり、ギャンブル要素が強いものです。
自分はこれらの投資商品を薦めたいわけではなく、インデックス投資という指数に連動する投資商品を薦めたいと考えています。
長期目線で見る必要があること、暴落が来ても冷静に見守っていられるほどのメンタルは必要ですが、一夜にして持っている投資商品が紙くずになることはまずありません。
世界や国の経済成長があれば指数も上昇しますし、ドルコスト平均法で積み立てて投資をしていくと、平均点の成績が出るようになります。
そのため、しっかりと投機ではない投資を行い、着実に現金以外の資産を買ってお金を働かせることが重要になります。
まとめ
ラットレースは働いても働いても資産が増えない、かごの中でネズミが歯車を一生懸命回し続けているような状態です。
回し車を回し続けても状況が良くなることはありません。
回し車から降りて、自分でエサを見つけて食べるという行動が必要になります。
貯金をすること、車や家などの大きな買い物に注意すること、仕事をスキルやキャリア形成のためにしっかりやること、副業をやること、貯えたお金を投資で働かせること。
この5つをしっかりやるとラットレースから抜け出して資産を増やしていけるようになります。
ラットレースはいつまでも続けていいものではなく、どこかで抜け出すこと。
この行動こそがお金を豊かにするために最初に求められることです。
他人と同じ生活をするのに満足できるのであればラットレースを続けるのもいいかもしれませんが、このブログを読みに来てくれている方はそうではないと思います。
とにかくまず行動すること。
何もしなければ5年後、10年後の自分は今の自分と大して変わらないでしょう。
今の自分を変えたいのであれば、ただ思うだけではなく、とにかく行動することが大事です。
それだけでラットレースから抜け出すきっかけが出来るはずです。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。