不誠実な商売で目先のお金を手に入れることよりも、誠実な商売で将来手に入るお金を見るようにしよう。

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不誠実な商売で目先のお金を手に入れることよりも、誠実な商売で将来手に入るお金を見るようにしよう。

目の前にあるお金、それはそこまで苦労しなくても手に入るお金であり、手を伸ばせば手に入るお金のこと。

将来手に入るお金とは、お金が手に入る仕組みを育てて手に入るお金のことです。

今売れるものを売って100万円を手に入れる。

それも大切かもしれません。

ただ、目先の利益だけ追っかけていくといい商売が出来ません。

人とのつながり、信頼、誠実さ、稼げる仕組み、これらが大切になってくるのです。

客に不誠実な商売

不誠実な商売による信頼の崩壊

「とにかく売ればいい」

そう考えている会社や自営業者がいます。

しかし、商売というのはただ売れればいいというものではありません。

「とにかく売れればいい」というのは、目先の利益を追っかけることであり、その先のお客がどう思うかを全く考えていないことです。

中には客を騙して売りつけるという不誠実な商売をする会社もあり、誤認を招く包装や産地偽装、コンビニの底上げ弁当は問題にもなりました。

また、保険や不動産は、知らない人からとにかくお金を取るという姿勢でやっていることがあり、タルムードの「正直な仕立て屋」の話の仕立て屋が行ってきたこととは真逆のことです。

このような商売をしていれば当然客は離れて行きますが、他にライバルがいない、誠実な企業がつぶされる、ライバルも同じような業界では依然として不誠実な商売が蔓延しています。

しかし、今はSNSがあり、Googleの口コミもあります(こちらはサクラが書き込みしているという悪質なものもありますので注意が必要です)ので、不誠実な商売をした会社は一気に拡散して炎上することもあります。

とにかく目の前にあるお金を手に入れることに執着しすぎて不誠実な商売を行ったせいで、将来手に入るお金を失ってしまうことにもなりうるのです。

従業員に不誠実な商売

一方で、お客に対しては外面良く接しますが、社内の部下などに対して不誠実で敬意の感じられない会社もあります。

パワハラをしたり安月給で長時間労働をさせてこき使ったり、タイムカードを提示で打刻させてさらにそこから仕事をさせて残業代を支払わなかったり、挙句の果てには早期退職やリストラを行う。

しかし役員や社長の給料は下がらない。

こんな感じで社員を軽視して不誠実な対応をする会社も散見されます。

中小企業が無法地帯でこんなことをすることがありますが、CMを出しているような企業や上場している大手企業にもこのようなことをしている会社はあります。

社員を駒のように使っても何もいいことはありません。

社員のモチベーションが下がり、本来出せるはずのパフォーマンスで仕事が出来なくなる

結果として離職が多くなり、会社口コミに会社の悪いところが書かれ、求人を出しても優秀な人が集まらなくなる。

そのため、さらに在職中の社員に負担がかかり、さらなる離職を引き起こす

これが健全な会社の経営になっているかと言えば明らかにNOでしょう。

目先のお金を追いかけるビジネスやマネジメントをしてしまい、将来のお金を軽視してしまい、将来性もなく長く持たない会社になってしまいます。


昔の大手企業の創業者には本当に素晴らしい理念と社員を大切にする心がある人格者がいました。

人間性に魅力のある人が多く、0から大企業に育て上げてきた人はやはり違うという印象があります。

こういう創業者には多くの人が「この人に付いていきたい」という考えがあり、人が集まるようになったのです。

また、お客のため、従業員のためという考えがあり、会社の外ではなく、内側にも目を向けて会社を大切にしてきた。

でも、今はどうでしょうか?

大手企業で会社が安定しているからという理由で社員が入社してきて、今まで成功してきた過去と同じやり方をうまくいかなくなってもやり続け、創業者がやってきたことを大切にせず、イノベーションも差別化も起こらない。

挙句の果てにリストラや早期退職で社員を使い捨てる。

上司の好き嫌いで社員を評価して実力を見ないなど、かつて創業者がつくった企業理念は守られているとは言えない状況になっています。


いいものを作るということを忘れ、目先の利益だけを追いかける。

既得利益の甘い汁を吸い続け、下の者に還元しない。

これでは、将来手に入るお金はどんどん減っていってしまいます。

今は大手企業はただ看板を背負うだけの会社であり、看板を失った社員は下請けに文句を言うこと以外に大してスキルも身に付いておらず、ただプライドだけが高い、転職で苦労するような人材を抱える企業になっています。

お金を得るために必要なのは稼げる仕組みを時間をかけて作ること

時間をかけてお金を稼ぐ仕組みを作る

お金を得るために必要なことは「とにかく売ればいい」ということではありません。

お客と会社の信頼や社員と会社の信頼、社員のスキルの積み上げが将来のお金につながります

これは副業でも同じことが言えるのですが、誠実な仕事をしてお客に認められることの繰り返しがいい商売となり、リピーターやファンを増やし、長期にわたってお金が手に入る仕組みとなるのです。

ですので、まずは目先のお金を追いかけるのではなく、とにかくお客にも社員にも誠実であり、人を騙すようなことをしない商売をしなければなりません。


リスクが少ないところから始め、まずは地盤を作るのです。

10人認めてくれる人が出れば、次に50人に認められるようにする。

そして100人に認められるようにする。

そんな感じで自分の会社や仕事を認めてくれる人が増えて行けば、しっかりとお金が手に入る枠組みは出来ていきます。

どんなことであっても他人のことをしっかり思い、誠実にやり続ければ見てくれる人は必ずいます。

そういう人たちをしっかり取り込み、リピーターとして長い付き合いをしてもらう。

これが最もいいお金の稼ぎ方ではないでしょうか?


今の日本を見渡すとこういう会社が少なく、とにかくお金を稼ぐことに意識が向いていてお客や社員に誠実にすることの大切さを理解していない会社が少ないように思えます。

しかし、会社の存続にはお客との信頼関係と社員との信頼関係がとても大切なものであり、それが将来手に入るお金につながることを忘れてはいけません。

目の前にあるお金よりも将来手に入るお金の方が大切である

このことは良く理解してほしいと思います。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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