失敗をしないことは逆にリスクになる。挑戦せずに行動の振り返りをしないからだ。

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失敗をしないことは逆にリスクになる。挑戦せずに行動の振り返りをしないからだ。

「俺は今まで失敗したことがない」

そんなことを言う人がいれば警戒するべきです。

失敗を避け続けてきた人か、たまたま失敗せずに今まで生きてきた人のどちらかであるからです。


人は誰でも失敗をするものです。

失敗をすると今までのやり方について行動を振り返る機会が出来ます。

失敗をしてこなかった人というのはたまたまうまくいったことが積み重なり、自分の行動を振り返る機会がなかったということです。

そんな人生をこのまま送れればそれでいいかもしれませんが、どこかで失敗したとき、今まで失敗を重ねてきた人と、そうではない人ではその失敗についての対処が変わってしまいます。

失敗とは?

ここでいう失敗とは、自分が何かに挑戦し、思うような成果が得られなかったこと、または仕事に全力で取り組んだのにミスがあったり結果が付いてこなかったことを指します。

自分の怠慢による失敗のことではありません。

自分の怠慢による失敗は、自分の態度や行動を見直すきっかけとなればいいのですが、態度を改めない限りは無駄な失敗となってしまいます。

挑戦したことについて行動を振り返ることが出来る機会、それが失敗なのです。

失敗をしないということは挑戦や全力で打ち込む経験がないということ

では、失敗をしないということはどういうことかというと、本気を出さなくてもやれることばかりをしてきたり、無難なことを無難な方法でやったりと、リスクを背負わずに挑戦や自分の能力以上の力が必要なことに取り組まなかったことです。


ゲームに例えると、レベル10の戦士がレベル1の敵ばかりを倒していても成長のために得られる経験値はわずかでなかなか成長できない、そんな状態になります。

レベル10の戦士がしっかりと成長していくにはレベル10~12くらいの敵に戦いを挑み、しっかりと経験値を稼いでいく必要があります。

これを現実のことに置き換えると、自分の実力の100~120%の力を出して成功できるものに挑戦していくということになります。


常にベストを尽くしていても失敗することがありますが、ベストを尽くしていれば何が悪かったのか、自分の行動をきちんと振り返ることが出来ます。

そして行動を見直すことで、失敗に対する対処法、失敗に対する予防方法を学んでいくことが出来るのです。


また、新しいことへの挑戦というのも大事なことです。

ある程度準備してから手探りで新しいことをやっていく。

そこで失敗したら何が悪かったのかを振り返り、次につなげていく。

これをする人としない人では成長の面で大きな差が生まれます。

失敗をしないと大きな失敗があった時に対応できない

失敗をしないままずっと人生を過ごしていると、失敗に対してどう対処していけばいいか、そのノウハウや耐性を身に付けることが出来ません。

失敗を避けて生きていくと、どこかで大きな失敗をした時に実力の面でも思考の面でも対応できるレベルに達していないので、うまくリカバリーができません。


最悪なのはその失敗から逃げてしまうことです。

今まで失敗していなくても、初めての失敗が大きくても、正面からぶつかるだけの精神力があればまだいいと思います。

一人で解決できなくても、誰かに相談しつつ他人の力を借りながらも自分中心で対応できれば、いい成長の糧となります。

しかし、失敗から逃げてしまっては何の解決にもなりません。

自分を変えることも、成長することもなく、そのまま人生を過ごしていくことになります。

ある程度の年齢になると、失敗を避けて成長やキャリアが詰めなかった人と、失敗を重ねてきて成長を遂げていた人とでは大きく差がついてしまいます。

仕事ではイレギュラーはつきもので、失敗を重ねてきた人はこのイレギュラーが発生してもうまくやっていけます。

失敗をしなかった人はそうはいきません。

「俺のせいじゃない」、「こんなはずはなかった」、「このやり方で正しいはず」・・・そんな言い訳をしても何も始まらないのです。


このように仕事の面でも同年代と大きく差がついてしまうと、首を切られ仕事を失うという大きなリスクが生まれます。

挑戦を避けてきたので、首を切られても自分の仕事ができず、自分で稼ぐことが出来ません。

また、転職活動をしても、採用担当者が履歴書や面接の回答内容に魅力を感じることはないでしょう。

失敗を経験するには?

失敗を経験するには副業や仕事をしっかりと頑張る、しかも自分で考えた方法を試すことが重要です。

副業はネットで調べるとある程度ノウハウが書いてありますが、基本は手探りで行っていくので、失敗はつきものです。

しかし、その失敗を一つずつリカバリーしていけば、副業をしている人の十人に一人、または百人に一人になることが可能です。


仕事もその会社のルールに沿ったうえで、自分なりに工夫や試みをやってみることです。

また、成果が出ても出なくても、必ずどこかで「ここはこうするべきだった」という失敗が大小混じって出てくるはずです。

それらを一つずつ片付けていけば、成功までたどり着くことがいずれ可能となります。


同じ環境でずっと働くのであれば失敗はしなくても何とかなるのかもしれません。

しかし、今は変化の時代で同じ会社で働いていても環境は変化していきます。

失敗をしないと、この環境の変化についていけず、一人取り残されます。


トライ&エラーで学んでいくことは今後もっと重要になっていくと思います。

普段から全力で仕事を行い、また、新しいことにも挑戦して失敗やイレギュラーに対応できるようにしておきましょう。


失敗は成功の糧となります。

失敗をせずに大きな成功をする人はいません。

若いうちからいろいろなことをやって、失敗の経験を積んでおくことをお勧めします。

今回の話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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