今回は外見を磨くよりも内面を磨くことの大切さについてお話しします。
外見を磨くことは決してダメなことではありませんが、外見だけ磨いても内面が外見に伴っていないと、ただの見掛け倒しの人(ハリボテ状態)になってしまいます。
内面というのはその人の本来の性格や考え方、生き方であり、人付き合いで人間関係を構築する時に第一印象の次に見られる部分であります。
外見がいくら格好良くても、かわいくても、美しくても、中身の性格が悪い人はあまり付き合いたいとは思わないことでしょう。
この手の人には最初は人が周り集まってきても、だんだんと離れていくことになります。
だから内面を磨くというのは大切なことなのです。
性格や能力などの内面に自信がないからと言って外見だけ磨くのは絶対にやってはならない
個人的に外見だけにこだわり、内面があまり良くない人というのは、自分に自信がないからせめて外見だけでも人の上に立ちたいと思っているのではないかと思っています。
自分も仕事が出来ない人だった時に同じようなことをやっていました。
いい大学を出たというプライドだけは一丁前で、本当の自分に自信がないから輸入車に乗ったりして、他の人よりも上に立とうとしたことがありました。
しかし、そんなことをしても自分の心は満たされることがなく、自分の中身が伴っていないから仕事が出来ない、給料が上がらない、役職がつかないという現実は変わりませんでした。
仕事が出来ないのに努力もせずに、成長もなく仕事を成功させることもできなかったため、会社の落ちこぼれであることも変わりませんでした。
先輩から「性格に問題があるんじゃないか」、「なんで電話対応一つできないんだ」と言われたこともありました(今ではパワハラ発言となりますが・・・)。
自分の場合、気付くのがかなり遅れてしまいましたが、やはり人間関係をうまく築いていくためには、いかに内面を磨いて性格を良くして、仕事のスキルやキャリアを向上させていくかが大切だと実感しました。
だからこそ自分の内面に自信がない他の方にも言いたいのですが、自分の内面に自信がないからと言って外見だけを良くしようと思ってはいけないし、そんな努力は間違っています。
いくら立派な車に乗っていても、いくら自分をいい服で着飾っても、ブランド物を手に入れて人に見せびらかしても、整形で自分の顔を変えても、自分の内面が変わらない限り、自分が良くなるということはありません。
自分の内面がダメであり、内面を変えていかなければならないという現実から目を背けてはいけないのです。
内面を磨くにはどうしたらいいか?
では、内面を磨くにはどうしたらいいのでしょうか?
内面が良くない人はあまり心が満たされていない人も多いでしょう。
自分の内面に満足していない。
だからこれは本当の自分ではないと思って、理想の自分という虚像を作り、外見だけをその虚像に合わせてしまう。
この状況を打開するためには自分が強くなるしかありません。
自己啓発の本を読んでみたり、ビジネスの本を読んでみる。
そして、本から学んだことを実際に試してみる。
また、仕事に一生懸命取り組み、謙虚な姿勢で他の人がうまくやっていることを学び取る。
学び取る相手は年上の人だけとは限りません。
年下の人であっても自分がいいなと思ったことは学び取る姿勢が必要です。
ただ、それだけでは苦しくなるので、時にはメンタル関係の本を読み、自分の心がどうあるべきかを知るとともに、自分の心を時々休ませる。
これらは自分が実際にやってきたことですが、自分でやってきて結構大変だったと思います。
実践したのが30代中盤から40代にかけてだったのもあるかもしれません。
今現在システムエンジニアとして可もなく不可のなく成績を出せているのは、この内面を磨いた結果だと思うし、もし自分がない面を磨く努力をしなかったら、外見だけを良くしようとして内面がスカスカなハリボテな最悪な存在になっていたと思います。
そして、自分の過去語りしか自分の売りにすることが出来ず、周りの人から嫌われ、仕事とプライベートの両方で孤独を味わっていたことでしょう。
そして、その後の自分の未来の人生に希望することなく、政治批判や周りの環境批判ばかりを行い、嫌な人となり果てていたことでしょう。
内面を磨くことは苦労することになるのは自分の経験上、事実と言えます。
痛みを伴うこともあります。
しかし、その痛みから逃げることは決してやってはいけません。
他の人よりも内面が劣っていると感じた場合は、他の人よりも努力をしないといつまでたっても追いつけません。
それどころか、外見を磨くことばかりに時間をかけているうちに、他の人に次々と追い越され、差を付けられてしまうことになります。
こうなってしまうと状況を改善するためにさらに苦労や痛みを伴うことになるので、普段から現実から目を背けることをせず、自分の内面をしっかり見て自分の内面を磨いていくことが重要になるのです。
内面が優れていれば外見は気にならなくなる
「ぼろを着ても心は錦」という言葉があります。
これは外見がみすぼらしくても心が立派であるさまのことであり、外見だけを取り繕っていて内面が悪い人とは正反対の存在となります。
ここまで極端である必要はありませんが、内面に自信がある人は自分の考えをしっかりと持ち、自分を信じており、自分が他の人からどう見られるかを気にすることがありません。
心が弱いから、自分に自信がないから、周囲からどう思われているかが気になるのです。
本当のお金持ちがブランド物や宝石、車などの目に見えるステータスにこだわらないのと同じことです。
外見を気にしなくても自分の心が満たされているので、わざわざお金持ち自慢をする必要がないのです。
お金持ちがお金持ち自慢をしない理由は他にもあるのですが、以下の記事を読んでいただければもう一つの理由が分かると思います。
「弱い犬程よく吠える」という言葉もありますが、確かに弱い犬ほどきょろきょろしたり、他人に向かって吠えたりします。
単純にしつけの問題ではなく、人が怖いからなのでしょうけど、思いっきり強がっている様子が可愛いのは犬だからでしょう。
大の大人が弱い犬と同じ行動を取っても厄介者扱いされるか「キモい人」認定されるだけだと思います。
一方でゴールデンレトリバーのような大型犬は、人を怖がらないのか大型犬の近くを通っても、こちらを全く気にする様子なく、堂々とした風貌で横を通り過ぎていきます。
もともと大人しい犬であるというのもあるかもしれませんが、そもそも自分が弱くないと思っているのではないかと思います。
これと同じで、自分の内面に自信がない人ほど、外見でごまかしたり、つまらないことでマウントを取ってきたり、他人の粗探しに必死になったりします。
反対に自分の内面に自信がある人ほど堂々としており、他人の意見に流されず、他人からどう思われているかも気にしない。
マウントを取ることもせず、偉そうな態度も取らない。
だから、自分の内面に自信がある人は何もアピールしなくても人間の良さがにじみ出てくるので、周りに人が寄ってきていい人間関係を築くことが出来るのです。
外見を磨くことは決して悪くはありませんが、それだけにこだわっても内面に自信がある強い人にはなれません。
人が信頼できるか判断するのは最初は外見かもしれませんが、長い間の付き合いとなると、最終的には内面を見て判断するようになります。
だから、内面に自信がない人がまず先にやるべきことは外見を磨くことよりも内面を磨くことなのです。
ここを理解しておかないと、内面に自信がない人は一生内面に自信がない人で終わってしまいます。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。