会社によって違うのですが、生命保険の会社の営業(いわゆる生保レディと呼ばれる人)が、会社やオフィスビルを出入りしていることがあります。
場所によってはオフィスの入り口やエレベーターの前に居座っており、邪魔なことこの上ありません。
学生から社会人になったばかりの独身の人にも保険を勧めてくるのですが、基本的に独身者には生命保険は必要ありません。
この、生保レディから保険を契約するといったいどうなるのか?
今回はマネーリテラシーがない頃の自分が生保レディから契約してしまった実体験があるので、この実体験もお話ししたいと思います。
生保レディとは?
大学生時代に面接を受けて入社した会社。
この会社には生命保険会社の営業が来ることがあります。
会社のオフィスの中まで入ってくるケースもあるのですが、最近はセキュリティの問題があり、会社のオフィスの中まで入ってくることはなく、オフィスの外で待ち構えているか、エレベーターホールの入り口で待ち構えていることが多いです。
大抵が女性なので生保レディとここでは呼んでいます。
生保レディが待ち構えていたら極力避けて通るようにしていますが、それでもそれぞれの階に生保レディがいたりしてなかなか避けて通るのも大変で、前を通ると向こうがあいさつしてくるので、挨拶を返さないといけない面倒さもあります。
生保レディの正式名称は保険外交員で、生命保険の契約をさせる営業みたいな人です。
ノルマがきついため、かなり強引な営業をしてくることがあります。
職場によっては生保レディが来ない所もあり、個人的には生保レディが来ない所の方が余計なストレスをためることなく、仕事と休憩に集中できると思うのですが、生保レディが来る職場では時には寝ているときも起こされて呼び出されたりして、とても迷惑な存在でしたね。
また、会社のオフィスの中まで入ってきて営業をしてくる時は本当に邪魔でしかありませんでした。
昼休み位ゆっくりさせてくれよと思うのもありますが、システムエンジニアってかなり頭を使うので、正直言って生保レディの話を聞く余裕なんてないんですよね。
自分が生保レディから生命保険を契約してしまった体験談
自分が最初に就職した職場は研修中は本社で勤務することとなっており、本社は生保レディがほぼ毎日来る職場だったのです。
自分は話を聞くつもりはなかったのですが、断っても断っても話しかけて来ます。
100回断っても101回話しかけてくるわけです。
そんなある日、自分の方が折れて、生保レディから保険を契約してしまいました。
当時は毎月数千円なので大したことがないだろうという軽い気持ちでした。
この頃は、保険の補償内容についてろくに確認もせずに、生保レディの話に乗ってしまって契約した感じです。
ただ、この生保レディの対応は非常に悪かった。
保険を契約して10年になる時にその生保レディと合って話をするときがあったのですが、こちらを「〇〇君」と呼んできたり、タメ口聞いてきたりして、非常に失礼な態度でした。
向こうは親密さを出したかったのでしょうけど、自分からすればただ馴れ馴れしいだけで、気分を不快にしただけでした。
それから3年間保険の契約を続けることになるのですが、40歳になり、マネーリテラシーがある程度身についたときに、保険の内容を改めて確認してみると、「なにこれ?」という内容でした。
保険の料金と補償内容が全く見合っていない。
解約金が相場よりだいぶ安く、契約期間が長くなればなるほど損をするような内容。
「そもそも独身者は生命保険なんかいらない。」
ということをこの頃からお金の勉強をして知ったため、余計なコストにしかならないと判断し、保険を解約することになりました。
幸いなことに生保レディからの引き止めはなく、無事に解約でき、少しばかりの解約金をもらいました。
生保レディの対処の方法は頑なに保険に契約しない意思を見せること
生保レディが話す内容として「あなたに合ったプランを考えて来ました」というのがあるのですが、これは営業トークなので信じないことです。
保険会社というのは相手が欲しいものではなく、相手に売りたいものを売るものです。
これは生保レディから保険を契約する場合は余計にひどく、無知な若手社員を捕まえてろくでもない補償内容の保険を契約させる悪質な商売であると言わざるを得ません。
そもそも、生命保険の会社がなぜ存続できているのか?
生命保険の会社がなぜあんなに儲かっているのか?
そこをよく考えて見れば、保険という仕組みが良く分かると思います。
保険金を支払うよりも、毎月の保険料を受け取る方が多いため利益が出ているのです。
この仕組みが理解できないと生保レディも営業のプロなので簡単に騙されてしまいます。
基本的に新入社員の頃は生命保険に加入する必要はまずありません。
なので、生保レディから勧誘された時は「生命保険は要りません」と言い続ける。
難解勧誘されようと、何を言われようとこの言葉を言い続けることです。
結婚していても「他に契約している保険がありますので」、それでも食い下がってきたら「今契約している保険があなたがお勧めする保険よりも優れているので乗り換えるつもりはありません」と頑なにNOを言い続けるといいでしょう。
そして「これ以上自分に話をしないでください」と言って、「これ以上話しかけてきたら、所属する支店を確認して支店にクレームを入れるか、本社にクレームを入れる」ということを示唆してもいいかもしれません。
自分のマネーリテラシーを向上させ、生保レディに隙を与えないことはとても重要です。
生保レディから保険を契約する人は素直に人の話を聞き、なおかつマネーリテラシーが低い人です(自分もそのタイプでした)。
だから、入社して長くない社員を狙ってくるわけです。
何も知らない人から契約を取った方がノルマを達成しやすいですしね。
生保レディ経由の生命保険の契約は絶対にやってはいけません。
無駄な固定費を発生させないためにもマネーリテラシーはしっかりと磨いておきましょう。
そもそも独身は生命保険は要らないものです。
扶養している家族がいないので、自分が病気にかかっても誰も保険金を受け取る人がいません。
保険金の受取人を両親にしても、大きな持病やよほどの不摂生がない限り、高い確率で親の方が先に亡くなります。
そして、持病があると保険料が大きく上がるので、生命保険を契約しているとコストとして重くのしかかってきます。
一人になったら受取人を自分にする理由もないので必要ありません。
また、既婚者であっても普通の生命保険はプリウスをレクサスの金額で買うようなものです。
つまり、割高であると同時に不要な補償まで付きすぎているのです。
掛け捨ての生命保険で十分ですので生保レディから契約するメリットはありません。
生保レディがわざわざ会社を訪問して社員に営業するということは、それだけ人件費がかかっているということです。
その人件費は当然補償を薄くして保険料を上げることで賄われます。
そのため、割高な保険になることが多いため、決して生保レディから保険を契約することがお得になることはありません。
むしろ、マネーリテラシーが身に付いた時に保険の内容を確認すると、ぼったくりであることが多いです。
人の手がかかっていると割高になるというのは銀行や証券会社からの投資信託の購入など、他のことでも応用できる考え方なので、ぜひこの考え方をベースとして、損をしないようにうまく立ち回るようにしましょう。
生命保険は家庭持ちの場合でも掛け捨てで十分です。
毎月の保険料を一人当たり5千円以上払っていると払い過ぎです。
しかし、生保レディから提示される保険の保険料はこの金額を大きく超えて来ます。
巧みな話術に乗らないよう、契約しないという意志を強く持ち続けて、家庭を持った時に必要な生命保険をこちらから申し込むだけで十分。
このことをきちんと頭に入れて、生保レディに騙されて生命保険に契約しないようにしましょう。
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今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。