タルムードから学ぶお金の話12 「あるラバイの最悪で最良の災難は」最悪の出来事が起きたことでもっと悪いことから逃れられるという内容を語った話

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タルムードから学ぶお金の話12 「あるラバイの最悪で最良の災難」は最悪の出来事が起きたことでもっと悪いことから逃れられるという内容を語った話

今回も『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』より、「あるラバイの最悪で最良の災難」という話を紹介します。

このラバイは1日で3つの災難を立て続けに経験します。

しかし、翌日になるともっと最悪のことに出会ってしまいます。

そのもっと最悪の出来事とは何だったのか?

話の内容を見て行ってみましょう。

「あるラバイの最悪で最良の災難」の話の内容

あるラバイが犬と羊を連れて聖書を読むランプを持って旅をしていました。

一日歩き、日が暮れたので粗末な小屋を見つけてそこで一晩泊ることにしました。

しかし、寝るのには早い時間だったのでランプを灯して聖書を読もうとしたら、ランプのオイルが切れてランプが消えてしまいました。

ラバイは仕方なく寝ることにしました。

その夜は悪いことが重なり、連れていた犬は毒虫に咬まれて死亡、羊もオオカミに食べられてしまいました。

朝になり、ラバイは空腹のまま羊も犬もいない状態で出発しました。

少し歩くと村にたどり着きますが、様子がおかしい・・・。

人影がまったくないのです。

前の晩に盗賊がやって来て村を襲い、村人たちを皆殺しにして金品を奪って行ったのです。

もしランプが消えていなければ窓の明かりで盗賊に見つかっていた。

犬や羊がいれば吠えたり音を立てたりして盗賊に見つかっていた。

全てを失ったからこそ自分は助かったとラバイは深く悟りました。

「どんな災難が降りかかっても希望を失ってはいけない。最悪なことが最良のことだと信じなければならない」

最悪なことが起きても嘆いてはいけない

多くの人が最悪のことが起きた時、嘆きたくなると思います。

自分もそうです。

しかし、その最悪のことが起きたからこそ、もっと悪い出来事を回避できた。

そういう場合もあるかもしれないのです。

ですので、最悪のことが起きてもそこで落ち込むのではなく、もっと最悪のことが起きる可能性があった。

今回の出来事でそれを避けることが出来た。

と、ポジティブに考えなければなりません。

何か悪いことが起きると全てが終わりだという考えを持つ人がいますが、そんな反応をしているともっと悪いことを回避できたことで生まれたチャンスを見逃してしまうかもしれません。

その結果、もっと悪い状態になってしまうことだってあるのです。


今回紹介した話の最後に「希望を見失ってはいけない」とありますが、その通りだともいます。

人にとって一番最悪なことは命に関わることに巻き込まれ、自分の命を失ってしまうことです。

命さえあればなんとかなる!

実際に、ラバイも一晩で立て続けに起こった3つの悪いことのおかげで自分の命を失わずに済んだのです。

この状況を運がいいと思えるくらいの考え方が理想的ですね。


悪いことは立て続けに起こる。

確かに悪いことと言うのは連続して訪れたりすることも多いです。

電車の遅れに仕事のミス、そしてランチに行くとたまたま行きつけの店が閉まっていた。

これは可愛いくらいの悪いことですが、大体こんな感じです。

1日で悪いことが複数個まとめてやってくることも多く、かなり気持ち的につらいこともあります。

しかし、そんな状況がやって来て落ち込んでもストレスが溜まるだけであり、あまりいい状況にはならないでしょう。

こんな時は気持ちを切り替えた方がうまくいくことが多いようです。

最悪なことが起きた時は試されている

1日にいくつもの悪いことが重なって起きる。

そんな時は試されているときだと思います。

どう挽回していくか、最悪なことが起きたことの裏には何があるのか?

もっと悪いことが起きる可能性があったのであれば、それを回避できたのは一つのチャンスと解釈できないか?


悪いことが起きたからと言って他人に八つ当たりする人は論外です。

落ち込んで「もうだめだ」と言っている人は最悪なことが起きたことを活かせません。

この状況に追い込まれたことでどんな活路が出てきたか?

こんな考えが出来る人が成功にたどり着きます。


何事もいつもうまくいくわけではありません。

時には悪いことが、しかも連続して訪れることがあります。

このブログの運営でも様々なことが起こり、それらに対して一つずつ対応をしてきました。

一つ一つ乗り越えるからこそ成長があるし、成功に着実に近づけるのです。

ラバイが経験したことは実生活では滅多に起きないことかもしれません。

しかし、起きる可能性は0ではないのです。

もしラバイが経験したような最悪なことが起きても、気持ちを切り替えてしっかりと現実を見ることが大切なのです。

まとめ

今回は『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』より、「あるラバイの最悪で最良の災難」の話を紹介しました。

悪いことは立て続けにやってくることもあります。

ラバイも悪いことを立て続けに3つ経験し、犬も羊も失ってつらい状況だったかもしれません。

しかし、村にたどり着くともっと最悪なことが起きていた。

つまり、ラバイが経験した3つの悪い出来事のおかげで自分の命を失うというもっと悪いことから回避することが出来た。

この事がラバイに悟りを与え、良い考えに導きました。


普段の生活で悪いことが立て続けに起きることもあるでしょう。

しかし、それで「何てついていない日だ」と言って嘆くのではなく、その悪いことが起きなかったことでもっと悪いことが起きた可能性はないか、実際にもっと悪いことが起きていないか、きちんと現実を見てしっかりと起きた悪いことと向き合ってほしいと思います。


本当に最悪なことは命を落とすこと。

命さえあれば何とかなります。

この考えをしっかり持って人生を過ごしたいものですね。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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