流行に乗っかった商売に手を出すと最終的に損をする

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流行に乗っかった商売に手を出すと最終的に損をする

タピオカミルクティー、高級食パン、から揚げ、地球グミ・・・、流行が起きて特定のものがたくさん売れる。

こんな現象が日本では見られます。

流行が起きると流行しているものを多くの人が買い求めるようになりますが、流行が過ぎると今まで売れていたものがパタリと売れなくなります。

流行に乗っかった商売がなぜいけないのか、今回はお話ししていきたいと思います。

流行は突然現れて突然去っていく

流行は突然起こり、突然去っていきます。

ある場所で話題となり、それが広がっていく。

そして、その情報を知った人が買い求めるようになる。

そして周りが話題になると、今まで興味を持たなかった人も欲しくなって買い求めるようになる。

こうやって流行が起きます。

流行に乗じて話題の商品を販売する業者が次々と参入し、流行は最高に盛り上がります。

しかし、一定期間過ぎると今まで流行していたものに興味を持たなくなる人が出てきて、それがまた一気に広がり、今まで流行していたものが突然売れなくなってしまいます。

そして流行は過ぎ去り、また別のもので流行が起きる。

こういうことが日本では何度も繰り返されてきました。

日本の流行はみんなが持っていると自分も持ちたくなるという心理状況も影響している

日本の流行はみんなが持っていると自分も持ちたくなるという心理状況も影響している

日本の流行は日本人の国民性をうまく表現したものであると思います。

みんながやっているから自分もやる、みんなが持っているから自分も買う。

この考え方が日本の流行の柱となっているので、話題が一度広がると流行になりやすいです。


自分が子供の頃、ビックリマンチョコというお菓子が流行していました。

クラスの児童のほとんどがビックリマンチョコを買っていて、自分も親からもらったお小遣いを握りしめてスーパーや駄菓子屋に駆け込んでいたものです。

シールにレア度があり、キラキラのシールを持っているとみんなの憧れになる。

今これを考えてみると、ソーシャルゲームのガチャに通じるものがあったと思います。

ただ、この時はシールだけを目的に買った人がお菓子を捨てて、それが問題になったこともありました。

でも、この流行もいつの間にかなくなっていましたね。

アニメでも放送されたビックリマンでしたが、学年が上がるといつの間にか話題にすら上がらなくなっていました。


今ではSNSという存在があります。

昔は一部の地域で完結していたことでも、SNSを通じてどんどん広まっていき、あっという間に全国で流行が起きることもあります。

流行が全国に広がる手段はテレビがありましたが、今ではインフルエンサーの一言が流行の原因となることも珍しくありません。

流行はどこで起こるか分からないのです。

流行しているものを商売にすると最終的に損をする

流行しているものを商売にすると最終的に損をする

以前、タピオカミルクティーという飲み物が流行しました。

タピオカミルクティーを扱う店が日本のあちこちにできて、それでも売れていたわけです。

スーパーにもインスタントのタピオカミルクティーが売られ、自分は良く買って飲んでいました。

タピオカミルクティーは個人的に気に入っていて、流行に関係なしに良いものであれば飲み続けたいと思ったものでした。

しかし、タピオカミルクティーの流行は時間が経つと去っていきました。

あんなに行列を作って女性が並んでいた店も、今はそこまで行列を作ることはありません。

今お客として残っているのは流行に乗るためだけにタピオカミルクティーを飲む人ではなく、本当にタピオカミルクティーが好きな人だと思います。


このように流行が去ると一気に人が離れるというのが日本のブームの特徴であると言えます。

流行が一気に去る原因には、流行の火付け役となった商品よりも質が悪い商品を、流行に乗っかって売り出す企業が出てきて流行になっている商品に悪いイメージを持たせてしまうこともあると思います。

これらの商品を買った人が「なんだ、流行しているものはこの程度のものか」と思ってしまい、マイナスのイメージを持ってしまうことでその商品から離れていってしまいます。


以前、努力する姿や誠実に対応する姿を見てくれる人がいるということを別の記事で書きました。



流行に後から乗っかるというのは絶対にやってはいけないことで、自分のビジネスそのものが流行の火付け役となることを目指すのが一番しっかり稼ぐことが出来ると思います。


日本の流行は熱しやすく冷めやすいものと考えており、あまり自分のビジネスが流行に巻き込まれるというのは起こってほしくないと思っています。

売れることに対して驕り、殿様商売をすれば流行が去った時に痛い目を見るからです。

これで失敗した企業はかなり多いと思います。

流行が来てもコアな客を離さずにしっかりとして仕事をし続ければ、本当にいいものと言うのは流行が去ってからもファンが残るので売れるものです。

流行が去って売れなくなるものは形だけ真似して中身がないものだから。

そんな商品を買っても、顧客は「思っていたほどいいものではないな」と思うだけで、「次は買わなくていいな」とも思うでしょう。

おそらく、流行が去るというのはテレビで宣伝していた効果が得られなかった、思っていたほどいいものではなかったという感情から来るものであると思います。


流行に乗っかって安易な商売をするのは、ただ他人のアイディアをパクって商売しているのと同じようなものです。

しかも、オリジナルに勝てないので、ブームが去ってから固定客を残すこともできません。

そのため、大量の不良在庫を抱えてしまい、かなり業績に悪い影響を与えることになり、最悪の場合倒産に追いやられてしまいます。


一番強いのは0の信頼から1の信頼を築き、そこから信頼を広げていった人。

これは日本でもほかの国でも同じことですが、日本のビジネスで成功したければより強く意識した方がいいでしょう。

ただ売れることだけを考えてビジネスモデルをしっかり考えないビジネスは一時的な儲けにより身を滅ぼし、すべての富を失います

そうならないためにも、自分自身がブームに乗っかる人ではなく、自分からブームを起こせるように行動していく人であるといいでしょう。


また、消費者としてお客の立場に回るときも同じです。

流行りにただ飛びつくのではなく、その流行っているものが本当にいいものであるか、自分に合ったものであるか、しっかり見極めて買う習慣を身に付けたほうがいいです。

そうしないと、本当にいいものにお金を使えずにただ浪費をしてしまうことになるため、お金を貯める必要があるのであれば、自分が本当に欲しいと思えるものを周りの情報に惑わされることなく選ぶ習慣を身に付けてほしいと思います。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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