個人的によく年輩の人から「新聞を読むべき」、「新聞を読むのが社会人の常識だろう」と言われることがあります。
果たしてこれは正しいのでしょうか?
結論から言うと、必ずしも新聞は読む必要があるとは言えないのですが、多種の情報源から情報を収集する手段の一つとして採用するのはありだと思います。
今回はこのことについてお話ししたいと思います。
新聞にはビジネスの最新情報は載っているが
新聞の記事は朝に配達される情報なので新しい情報だと思う人もいるでしょう。
しかし、新聞の情報は朝の時点で最新なのではなく、原稿が出来た時点での最新の情報です。
原稿を書く人が朝まで原稿を直してそれから新聞を発行するということは考えにくく、おそらく前日の情報になっています。
SNSやネットのニュースに比べると情報の早さに後れを取る内容であり、ビジネスや経済のことは物事が起きてからすぐに情報を仕入れた方がライバルよりも先に手を打てます。
下手をするとSNSやネットのニュース上で情報が流れてから数日たってからメディアに報道されるということがあり、新聞=有効な情報源とは必ずしも言えなくなっています。
なので、SNSやネットのニュースの方が情報が早く、しかも無料で見られることもあって(一部会員登録必須や有料もありますが)お勧めできる情報源となっています。
新聞でもいいところはある
とはいえ、新聞でも情報源として優れているところもあります。
それは、ネットのニュースやSNSでは自分が興味のあるニュースしか見ない傾向にありますが、新聞ではそれ以外の情報も載っています。
情報に関する見出しも付いており、見出しを読んでいくだけでもどんなことが書かれているかを把握でき、ビジネスや経済の動向を知ることが出来るようになっています。
なので、情報をまんべんなく集めたいときには向いている情報源であり、それに対価を払いたいのであれば新聞を購読することはそこまで悪いことはないと思います。
ネットのニュースやSNSでは自分が時間がある時に見るということもありますが、新聞は基本的に毎日届けられます。
情報収集を習慣化したいという場合にも向いている情報源だと思います。
新聞を読むのが社会人の常識というのはちょっと違う
「新聞を読むのが社会人の常識だろう」と言う人がいます。
しかし、自分はこれはちょっと違うのではないかと思います。
確かに新聞は様々な情報を得られる情報源ですが、ネットのニュースやSNSに比べると情報の鮮度の面で劣ってしまいます。
半日の情報を得るタイミングの遅れのために、ライバルに先に動かれてしまうことも気を付けなければなりません。
先手を取りたいのであれば新聞は適していない情報源です。
確かに様々な情報を得ることが出来るのは重要ですが、自分のビジネスに関係があるところをピンポイントに得たいのであればやはりSNSやネットニュースなどが有利です。
昭和の時代であれば新聞から情報を得ることで問題はなかったのかもしれませんが、今は平成も過ぎて令和の時代です。
令和には令和の時代に合った情報収集方法が求められています。
適切に情報を得ていれば、新聞を読んでいないことについて何も批判されることはないと思います。
新聞にお金をかけるよりも大切な事
新聞にお金をかけることも一つの自己投資の手段であるかもしれません。
日経新聞であれば比較的ビジネスや経済の情報を鮮度のいい状態で得られます。
ただ、最近はネットのニュースなどもあるので必要な情報を当日に得ることも可能なのです。
新聞には読まれやすい情報が載せられる傾向があり、情報が偏る可能性があります。
テレビやネットのニュース、SNS、動画など、様々な情報源があるので、様々な情報の中から情報を集めて活かしていくことが重要であり、新聞だけから情報を得るというのは情報収集の方法としてあまりよくありません。
新聞とテレビだけに頼らず、多方面から情報を得て判断できるようにしましょう。
その中の一つとして新聞を入れることは特に問題はありません。
以上より、個人的に仕事をしているからと言って新聞を読むことは別に必須ではないと思います。
自分に合った情報収集方法が新聞であれば利用すればよく、自分で判断して情報収集が出来るのであれば別に新聞を読まなくても問題はありません。
大事なのは自分に必要な情報を適切なタイミングと方法で得られているかということです。
タイミングと方法に問題があれば見直しが必要ですし、全ての人が新聞を読むことで情報収集のタイミングと方法の見直しが出来るとは考えにくいです。
ですので、新聞は必要であれば読んでいいけど、別に無理して読まなくてもいい・・・と自分の中で結論付けています。
新聞を読むのが社会人の常識という言葉は必ずしも正しくないので、注意してください。
今回のお話は以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。