優しい人は優しくない

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優しい人は優しくない

皆さんは優しい人と聞いてどんな人を思い浮かべるでしょうか?

自分の不満話を顔色一つ変えずに聞いてくれて自分のことを思っていろいろと行動してくれる。

それでいて自分を傷つけることを言ったりしない。

そんな人を思い浮かべるのではないかと思います。

こんな人も確かに優しい人に当てはまる条件のうちの一つになりますが、優しい人はこれだけではないのです。

今回はこの事についてお話ししたいと思います。

多くの人が勘違いしている優しい人

多くの人が、自分に気を遣ってくれて、いろいろやってくれて、自分を傷つけない人が優しい人であると思っているのではないでしょうか?

確かに一見そういう人も優しい人に見えるのかもしれませんが、下心を持って親切に接してくれる人の可能性も否定できません。

一つ注意したいこととして、

自分を傷つけない人=優しい人と言うのは誤りである

ということがあります。

自分を傷つけない人というのはそこまで仲良くなっていない人か、相手に対して相談に真剣に意見するほどの責任を持てない人です。

なので、相手に受けがいいような答えで相手に同調するように相槌を打って会話をします。

良さそうな人間関係に見えるかもしれませんが、相手に踏み込んだ発言が出来ないというのは、何かあると疎遠になりやすい人間関係であるとも言えます。

優しい人は時に相手に厳しく接する

優しい人は貴方のためになるのであれば、相手に対して厳しいことであっても指摘することがあります。

これをきちんと受け止められない人は「この人は優しくない」と思って、その言葉や態度から逃げてしまいます。

しかし、それではいけないのです。

優しい人は貴方のためを思って、見返りなんか求めずに、改善してほしいから意見をしてくるのです。

その言葉に対して耳をふさいで聞こえないふりをしても、何も改善はしません。

何よりも、厳しいことを自分が批判されることを覚悟のうえで言った優しい人の気持ちや行動が浮かばれません。


相手から厳しいことを言われたとしても、「こんな人だとは思わなかった」などと、感情的にならずにしっかりと耳を傾けることにしましょう。

厳しいことでもしっかり言ってくれる人であるかはとても重要なことです。

よほどの良心がない限りなかなか行動に移せませんし、ほとんどの人は相手が傷つくことを恐れて厳しいことを言わないのです。

貴方を信頼しているからこそ最大の良心で言っていることでありますので、しっかりと相手の言葉を受け止め、改善していくようにしましょう。

相手をコントロールするために厳しいことを言う人もいる

では厳しいことを言う人が必ず優しい人であるかと言うと、そうでもありません。

相手をコントロールするために、相手に恐怖心を植え付けるために、厳しいことを言う悪質な人もいます。

このタイプの人は基本的に恩着せがましく、自然な心で相手に対して何かをするという行動を取りません。


本当に優しい人はマウントを取らずに相手に対して対等な立場で接してきます。

一方で相手をコントロールしようとする人は、マウントを取るなど上から目線で接してきます。

特に「あなたのために言っている」などと言ってきた場合は、最大限警戒をしてください。

ほぼ確実に貴方のことを思ってなどいません。

「あなたのために言っている」などという言葉はあえて言う必要がないものです。

相手に恩を着せて、言うことを聞かせてコントロールしようとしている人の言葉なので、絶対に信じないことです。


優しい人は確かに優しいことを言ったり、貴方に優しく接して行動してくれたりします。

ただ、ここぞという時に鬼になり、厳しく接することであなたを導いてくれることもあるのです。

この行動を勘違いしてとらえて反発してしまうと貴方にとってマイナスとなります。

優しい人は時には厳しくなる。

優しい人ではなくなる。

この事はしっかりと理解しておいてほしいと思います。

決して貴方を傷つけないことばかりを言ってくる人を優しい人と思ってはいけません。

そういう人は下心がある人に簡単に騙されてしまします。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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