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相手に説明する時はカタカナ言葉と専門用語を使わず話すように努めること。頭が悪そうな意識高い話し方では相手に伝わらずコミュニケーションにならない。

相手に何かを説明する時、コンセンサス、エビデンスなどといったカタカナ言葉や専門用語を使ってしまう人がいます。

しかし、そんなカタカナ言葉や専門用語を使っても相手に伝わらず「何を言っているかわからない」と言われることになります。

うまく相手に物事を伝えてコミュニケーションを成り立たせるためにはそれらの言葉を置き換えて相手の知っている言葉で伝える必要があります。

それが出来ないと、相手に何も伝わらず、最悪な場合、誤解を招いてしまい取り返しのつかないことになってしまいます。

カタカナ言葉、専門用語を使うと相手をイラつかせる

カタカナ言葉、専門用語を使うと相手をイラつかせる

カタカナ言葉や専門用語を使うと相手をイラつかせます。

理由は2つあって

  • 自分が知らない言葉を使われることで相手からマウンティングを受けていると思われる
  • 単純に言っていることが分からない

と思われるからです。

相手に対して難しい言葉を使う人というのは「この単語を知っている自分は偉い」というのが表に出てしまっているように思います。

相手に対してカタカナ言葉や専門用語を多用して話す人は高学歴で、説明が下手な人。

あるいは勉強は出来るけど地頭があまり良くない人に良く見られます。

だから自然とカタカナ言葉や専門用語を使ってしまうのですが、これでは相手に何も伝わりません。


会話というのは、相手と同じレベルに立たないと成り立ちません

上からの立場でマウンティングしても話にならないのです。

そして、単純にカタカナ言葉や専門用語が多いと、単純に何を伝えたいか分からないんですね。

一般的な言葉で伝えてくれるならともかく、ルー大柴さんよろしく(あの方はあの話し方を計算してやっているので問題ないのですが)カタカナ言葉を多用し、それに専門用語を多用されると何を言っているのかが分からない。

日本語で相手に伝えているのにその日本語が分からないという奇妙なことになってしまいます。

だから、新入社員になると相手に説明する能力をしっかり鍛える研修を取る会社があります。

自分の大学のOBの方も相手に説明する能力をしっかりと鍛えられたと話されていました。

自分の考えを相手に伝える能力は様々なところで必要になります。

別に研究職や営業だけではありません。

技術職でも分からないことを整理して先輩や上司に相談することは日常的に起こります。

そんな時に何を言っているのかが分からないことが続くと相手はかなりイライラしてくるようになります。

そして相手は「何を言っているか分からない。わかる言葉で話せ」と強めの口調で怒ってくるわけです。

カタカナ言葉や専門用語は誰でもわかるわけではない。だから適切な言葉に置き換える。

カタカナ言葉や専門用語は誰でもわかる共通な言葉であるとは言えません

例えば、以下の言葉なんですが、どれくらいこの記事を読んでくださっている方はご存じでしょうか?

ミソジニー

アンコンシャスバイアス

コンセンサス

エビデンス

ノマドワーカー

インピーダンス

マージ

プル

WBS(テレビ番組のことではありません)

これらのカタカナ言葉や専門用語は知っている人には伝わるのですが、伝わらない人には何のことを言っているか分からず、その部分を虫食い状態で聞いているため、わざわざ補完して理解しようとしなければいけません


では、その伝わらない人に何かを伝えようとする場合はどうすればいいのか?

それはカタカナ言葉や専門用語を適切な言葉に置き換えればいいのです。

本を読んでいる方ならわかると思いますが、たいていの本はなるべくカタカナ言葉や専門用語を使わずに書いてあるものが多いです。

もしどうしてもカタカナ言葉や専門用語を使わないといけない場合は、注釈などで補足しています。

もしカタカナ言葉や専門用語であふれた本を買ってしまったら、途中まで読んで古本屋行きですね。

自己満足で書いた本をお金を払って読んでもらおうなんて考えがおこがましい。

自分はそう考えているので、カタカナ言葉や専門用語を多用して何を言いたいのか分からない本は読むのを途中で止めてしまいます。


カタカナ言葉や専門用語を使うということは、自分だけが分かっていることを相手にそのまま伝えることになります。

しかし、相手が自分と同じレベルの専門知識があることは稀なことです。

まず、カタカナ言葉や専門用語を多用して話しても伝わりません。

相手は時間を取ってあなたの話を聞いてくれているわけです。

それなのに、何も伝わってこない内容を延々と話されても時間の無駄と思うとともに徐々にイライラが溜まってきて「もういいや」となるかもしれません。

だから、カタカナ言葉や専門用語を適切な言葉に置き換えて誰にでも伝わる言葉で話をすること。

これは相手とのコミュニケーションでの必須事項と言ってもいいでしょう。

コミュニケーションは相手と同じレベルに立ってこそ成り立つ

コミュニケーションは相手と同じレベルに立ってこそ成り立つ

最近のポケモンのゲームをやったことがある方ならポケモンを遊んでいて何か気づくかもしれません。

モブキャラと話す時に、相手が子供であれば相手に合わせて主人公が目線を下げるのです。

この部分は細かいなと思っていたのですが、一般的な相手との会話でも同じようなことをする必要があるのです。

専門家や自分と同じレベルの人と話す場合、一般人や素人に話す場合、この2つの場合は同じ目線で話してはならないということです。

専門家や自分と同じレベル人と話す時と同じ目線で一般人や素人にはあ全く伝わらず「分からない!!」と不満を抱かせ、苦情を言われる羽目にもなります。

また、「賢い自慢ですか?」と皮肉を言われることもあるかもしれません。

そのため、話をするときは、相手の目線に気を付けて、相手と同じ目線で話をする必要があるわけです。

これが出来ないと、相手はあなたのことを信用しないし、話をこれ以上聞きたいとも思わなくなるでしょう。

ですので、相手と同じレベルに立って、相手と同じ目線で話すことはとても大切なことなのです。

相手と同じ目線に立って話すということは、カタカナ言葉や専門用語をなるべきうつ買わず、分かりやすい言葉に置き換えて話すということです。

とにかく相手が分かる言葉を選んで話す。

そうするとうまく相手に伝わるので、自分とレベルが異なる人を相手にしてもきちんと会話が出来るようになります。

もし相手の方がレベルが上で、目線を下げた会話をしてくれない場合、その相手とはもう話さない方がいいです。

ただ、その相手が上司の場合は話さないというわけにもいかず苦痛だと思います。

それでもある程度距離を取った方がいいですね。

どうしても耐えきれない場合は異動や転職で上司と関わるのを断ってもいいと思います。


本当に賢いのは相手にわかる言葉で難しいことをうまく相手に伝えられる人です。

カタカナ言葉や専門用語を多用して相手を混乱させる人は勉強は出来ても地頭があまり良くない人です。

カタカナ言葉や専門用語を使わずに相手と話すことは自分の語彙力が試されます。

かなり頭を使いますし、出来ない人が出来るようになるまでかなり練習や苦労が求められます。

全ての人にわかりやすい言葉で話すことは誰にでもできるようなことではありません。

でも、ある程度分かりやすく話すレベルであれば、誰にでも出来ることです。

相手と話すときはきちんと言葉を選んで話すこと。


前章で挙げたカタカナ言葉や専門用語は特定の分野では通じますが、全ての人に通じる言葉ではありません。

WBSというと、仕事の内容を細分化して進捗を書いていくシートのことを思い浮かべる人より、ワールドビジネスサテライトというテレビ東京の番組を思い浮かべる人が多いでしょう。

これと同じで、エビデンスというとエビがどうかしたのかと思う人がいたり、コンセンサス、アンコンシャスバイアスに関してはイメージすら湧かない人も出ることでしょう。


会話で大切なものは一体何か?

それはお互いがきちんと自分の考えたこと、思ったことを伝えること。

カタカナ言葉や専門用語はこの伝えることを邪魔する言葉でもあります。

なるべく一般的な言葉に置き換えてきちんとした会話が出来るように心がけていくことが大切です。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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