今回は0から1を生み出すことの心得として、0から1を生み出す経験をするために留意しておきたいことをお話しします。
この記事は以下の記事の続編ですので、まずは先に以下の記事を読んで理解したうえでこの記事を読むことをお勧めします。
0から1を生み出すというのは何もないところから収入を得る仕組みを作ることです。
最初の1円を得るまでのプロセスが重要ですが、多くの人はここが出来ずに挫折して途中で諦めてしまいます。
しかし、このブログを訪ねている方がそうなって欲しくないので、以下に5つの心得を記します。
この5つの心得を守れば収益が出るようになるので、副業などで何もないところから収益を得るところまでたどり着きたい方はしっかり読んでいただきたいと思います。
心得その1 他人の意見は気にするな
0から1を生み出すことは他人よりも多くのリスクを取って生きることにもなります。
なので、他人から心配されたり、奇妙な人を見る目で見られます。
でも、それで0から1を生み出すことを止めてしまうことは決してせず、自分のやっていることに集中しましょう。
心配して意見してくる人や奇妙な目で見てくる人はあなたがやろうとしていることに関して何も知らない人です。
「でも親や友人が心配してくるのは自分のことを思って注意してくれているんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、親や友人は実際にあなたと同じことに挑戦した経験がない場合がほとんどで、経験者は挑戦を否定せずに挑戦する上での忠告をしてくれます。
「どうせ失敗するからやめておけ」、「あなたには無理だからやめておけ」・・・こんな感じで挑戦することを頭から否定してくる人の意見は正直言って聞く価値すらありません。
「ありがとう、参考にさせてもらうよ」と相手を傷つけない言葉を返したうえで、自分がやろうとしていることに集中しましょう。
心得その2 結果がすぐ出るとは限らない
0から1を生み出すことは結果がすぐに出るとは限りません。
すぐに結果が出る時もありますが、なかなか結果が出ない時の方が多いです。
時には失敗を繰り返しながらゆっくりと0から1を生み出すこともあるわけです。
0から1を生み出すというのは、どんなことをすればどんな結果が出るのか、読みにくいものです。
そんな先の読めないことをやっているわけですから、すぐに結果を出そうとして行動すると失敗することが多いです。
大切なのは時間をかけてもいいからしっかりと結果を出すという意思を持ち続けることです。
ずっと0から1を生み出す意思を持ち続けられれば、いつかは達成します。
すぐに結果が出なくても焦る必要はありません。
0から1を生み出す努力を日々繰り返しながら結果が出るのを待ちましょう。
世の中にはいきなり何も準備せずに会社を辞めて独立や自営業を行う人がいます。
しかし、独立や自営業も0から1を生み出すことの一つです。
会社と言う看板がないため、自分の身一つで稼がなければなりません。
当然成功するまでに時間がかかることがあるため、何も準備せずに会社を飛び出してしまうと、うまくいく可能性は限りなく低いです。
特にラーメン屋などの飲食店をやる場合は注意が必要で、飲食店は競合の多い真っ赤なレッドオーシャンの世界です。
1年たたずに廃業してしまう飲食店は結構あり、参入者も多いため、途中までうまくいっても後から強い競合が出てくるとそちらに客が流れることも珍しくはありません。
きちんと見込み顧客がどれくらいいるかの調査を行い、他の店に負けない美味しさ、そして店での居心地の良さも求められます。
何もスキルがない人が戦って勝てるものではないため、きちんと飲食店で料理と接客の修業をし、お金を儲けることを先に考えるのではなく、とにかくお客にいい経験をしてもらうことを優先して店を運用するようにしないと、まず成功することは期待しないほうがいいです。
自分のやりたいことを仕事にしたいからと言って、準備をせずに会社を辞める場合も同じです。
退職して自分のやりたいことでお金を稼げるようになるためには時間がかかります。
何もない0の土地を耕して、種を植え、芽が出て、作物が育ち、収穫の時期を迎える。
農業のようなプロセスで0から1は生み出されると考えた方がいいです(最初の1円の収益は作物が育つ段階で得られることが多いですが)。
ですので、なにも退職前に準備をしていなくて、いきなり会社を辞めて自分の仕事をする行動は本当に危険で、失敗した時に取り返しがつかなくなるので絶対にやめましょう。
自分がやりたいことを仕事にする場合は会社に在籍しながら副業として行い、ある程度の貯金が出来、副業の収入だけで食べていけるようになるまで自分の仕事が育ったら辞めるようにした方がいいでしょう。
会社での本業と副業を両立させるのは難しいかもしれませんが、休みの日や帰宅後や出勤前の時間をうまく使えば、副業は出来ます。
当然他の人よりも頑張る必要があるのですが(自分の裁量で無理せず休むことも当然可能です)、この努力の差が自分のやりたいことで0から1を生み出せるかの分かれ目となります。
重要なのは自分のペースで頑張ることですので、寝る時間を削ってまで頑張る必要はありません。
ショートスリーパー(短時間の睡眠で大丈夫な人)ではない限り、本業の仕事をするときに頭が働かなくなり、本業のパフォーマンスを落として本業での給料が上がらなくなるため、副業をする場合は体に無理が来るような頑張りはやめましょう。
時間がかかるかもしれませんが、自分に無理がかからない程度で頑張る方が長続きしますし、0から1を得るところまでたどり着きやすいです。
心得その3 諦めてはいけない
心得その2でお話しした通り、0から1を生み出すことはすぐに結果が出るとは限らず、なかなか芽が出ないこともあります。
なので、ここで諦めてしまう人も一定数います。
だからと言って自分も諦めてしまう必要はありません。
他人が諦めてしまうということはライバルが一人減ってくれるということ。
その分、自分が0から1を生み出すチャンスでもあるのです。
ライバルが減ることで、競争も激しくなく、自分が第一人者になる可能性も高くなる。
こんな時に諦めてしまったら、せっかくの大きなチャンスを逃してしまうことになります。
だから決してあきらめてはいけません。
必ず成し遂げるという意思を持ちながら、粘り強く、0から1を生み出す努力を積み重ねていくことが大切なのです。
・・・それに、スラムダンクの安西先生がおっしゃる通り「諦めたらそこで試合終了」ですから。
心得その4 失敗は必ずあると思っておく
0から1を生み出すことは自分の力ですべてをやるということでもあります。
世の中にいる会社も、最初は友人や知人、親族と一緒に数名から始めるか、一人でビジネスを始めたというのは多いです。
最初からすべてうまくいくような順調な道が用意されているということは少なく、必ず失敗が起こると思っていいです。
今ビジネスに成功している会社は、失敗しては乗り越えていくということを繰り返してようやく成功する会社になった。
なので、失敗をしてもいちいち落ち込む必要はなく、失敗は必ずあるものだと思うことを前提で0から1を生み出していくことが大切なのです。
ただ、失敗をせずに0から1を生み出してしまう人もたまにいます。
しかし、そうやって生み出された1はそこから10や100に成長したとしても、そこからさらに成長させていくこと、そして現状を維持することが難しくなります。
失敗をせずに成功できたということは、たまたまその手段でうまくいっただけであり、失敗を知らないので「自分が正しい」という驕りが心の中に生じてしまいます。
そしてうまくいかなくなった時も「自分が正しい」、「周りの環境が悪い」、「お客が理解してくれない」と考えてしまうのです。
もちろん、うまくいかなかった理由は周りの環境やお客のせいだけではありません。
うまくいかなくなった理由は自分の中にもあるのですが、失敗を知らずに成功してしまった人はそこに気づかなくなるのです。
失敗を何度も経験してやっと成功してきた人は、うまくいかなくなった時にどこに問題があるのかをリサーチする能力が備わっており、方向転換をして柔軟に対応が出来るようになっています。
結果としてうまくいかない状態から立ち直って、またうまくいくようになる。
しかし、失敗をせずに成功してきた人は自分の過去の成功にとらわれ、そのまま直進してしまいます。
その結果、崖から転落して取り返しのつかない失敗をしてしまうわけです。
当然その失敗に対処する能力がないため、もう二度と成功の道に戻ることがない。
せっかく0から1を生み出しても、その1を失うどころかマイナスになってしまうわけです。
なので、失敗をせずにたまたま成功するというのはラッキーなことではなく、実は不幸なことではないかと思います。
理想的なのは失敗が必ず起きると心に構えていくつもの失敗を重ね、乗り越えたうえで0から1を作り出す。
0から1を生み出すことに挑戦する場合は失敗が必ずあるものと思うことが重要であり、失敗を恐れてはいけないのです。
心得5 自分を信じる
0から1を生み出すことは簡単なことではありません。
ですので、いかに自分自身を信じられるかが大切になってきます。
自分を信じないまま0から1を生み出そうとすると、気持ちが前向きにならずに少し困難なことが起きた場合に挫折してしまいやすくなります。
「本当にこのまま続けていいのか」、「今までやってきたことが一つも成功していないではないか?」
そんな感情が沸いてきて自分に迷いが生じてしまうことがあります。
自分に迷いを生じさせないためには自分がやっていることと、自分自身をしっかりと信じることです。
ただし、自分が絶対正しいという過信や驕りの感情は持ってはいけません。
普段の仕事で成果が出せるかどうかも同じで、自分が信じられなくなった時に仕事のパフォーマンスが極端に落ちてしまうのは普段仕事をしていてよく感じることです。
逆に自分を信じているとしっかりと結果が出て、順調に仕事を進めることが出来る。
これは自分で0から1を生み出す仕事をしようとした場合も同じだと思うのです。
会社で仕事をするくらいであれば、自分ですべて考えて自分ですべての責任を負って仕事をしなくていいので、自分を信じて苦境を乗り越えるというのは自分で0から1を生み出す仕事ほど、機会が多くありません。
しかし、自分で0から1を生み出す仕事は全て自分で計画して、すべて自分で行動して、すべて自分で責任を負わなければなりません。
これは本業でなく、副業であっても同じことです。
自分がすべて矢面に立つくらいの心構えが必要で、会社での仕事よりも大変なことが多いです。
ここで自分を信じることが出来ていないと、自分がやろうとしていることに集中できず、途中で挫折して何も生み出せずに終わることとなり、時間だけを無駄に消費してしまうという結果になってしまいます。
なので、0から1を生み出す仕事をする場合は、普段の仕事以上に自分を信じることが求められます。
自分を信じることは成功のための土台作りに欠かせない要素です。
0から1を生み出す時は必ず失敗が起こるものであることを心得4でお話ししました。
この失敗を乗り越えて成功に近づいていくことで、成功のための土台が作られていきます。
建物と一緒で、土台がしっかりしていないと成功という建物は出来ません。
もしできたとしてもすぐに傾いてしまいます。
なので、0から1を生み出すために自分を信じることが大切であるとしっかり意識する必要があります。
今回0から1を生み出す心得を5つ紹介してきましたが、それぞれが独立したものではなくある程度つながりがあったりします。
紹介した心得の一つ一つをしっかり実践していけば0から1をきちんと生み出すことが出来ます。
なので、0から1を生み出そうとする場合は、今回お話しした5つの心得をしっかり頭に入れ、行動して実践していくといいでしょう。
頭に入れただけでは時間が経つと忘れてしまうので、実践は必須です。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。