何か新しいことをやろうとしたときに出てくる言葉の一つが「忙しい」です。
この言葉は本当に忙しかったとしても言うべきではありません。
なぜならこの言葉を使うことを習慣化すると面倒なことになるからです。
目次
「忙しい」について
友人からの誘いを断ったり、掃除をしようとしたり、勉強をしようとしたりする。
そんな時に出てくる言葉の一つが「忙しい」です。
この言葉は断りの言葉としてよく使われますが、決していい言葉ではありません。
ネガティブなイメージを抱きますし、スマホでゲームをするため、家でごろごろするための時間がある場合は論外です。
「忙しい」はやらない理由の一つとして使われる
忙しいから友人の誘いを断る、忙しいから勉強しない、忙しいから用事を後回しにする。
このように「忙しい」というのはやらない自分を正当化する理由の一つとして用いられることがあります。
やらない理由を作ることは本当にもったいないことで、何かをやることでその中にチャンスが潜んでいるかもしれません。
しかし、やらないことでそのチャンスに出会うことはなく、見逃してしまうことになるのです。
チャンスを見逃すということは自分の成長の機会を見逃すことでもあります。
チャンスを見逃すということは豊かになるための第一歩を踏み出せないことであります。
そのため、「忙しい」と言ってやらない自分を正当化してしまうと、お金と心が豊かな生活から一歩遠のいてしまうのです。
「忙しい」と言うことは自分を消極的にする
自分から何かを積極的にやろうとする人は、まず「忙しい」という言葉を使いません。
時間を作ってでもそのことをやろうとします。
なので、「忙しい」と言う人はほぼ100%が消極的な人であると思います。
「忙しい」という言葉はやらない自分に理由を付けて正当化する言葉だと述べましたが、「忙しい」と言い続けてやらないことを正当化し続けるとだんだんと消極的になります。
消極的になると動くのがおっくうになります。
与えられたことのみをやり、自分から動こうとしない。
指示待ちの人間になってしまうのです。
指示待ちの人間はマニュアル作業には向いていますが、自分で考えて行動するする仕事には向いていません。
給料はマニュアルで誰でもできる作業では当然少なく、自分で考えて行う仕事は高くなる傾向があります(もちろん考えて行動することを求めているのに安月給で使いつぶすブラック企業も世の中にあります)。
だから「忙しい」と言う人は入金力を高められず、お金に恵まれない生活を送ってしまうのです。
実家暮らしなら貯金が出来るかもしれませんが、それでも自分で考えて行う仕事をする人よりも貯金が少なく、それなりの生活で終わってしまう可能性が高いです。
「忙しい」とは物事を先延ばしにする言葉でもある
「忙しい」と言って何かをやらないことは消極的であるだけではなく、物事を先延ばしにすることでもあります。
その時にやっておけば問題が大きくならずに済んだことを、先延ばしにしたことで問題が大きくなり余計に負担がかかってしまう。
そんなこともあります。
だから、特に仕事においては物事を先延ばしにしてはいけません。
「忙しいから明日やる」ではだめなのです。
そういう人は明日になっても同じく「忙しいから明日やる」と言います。
これがずっと続くと仕事では納期の直前まで、人生の決断では10年後、20年後になっても「忙しいから明日やる」と言うか、「もう3年前から諦めた」と途中で投げ出すようなことをしてしまいます。
やることは当日にやる
この習慣を身に付けなければなりません。
そうしないと、先延ばしにしてきた結果、成果が出来ていないツケを支払うことになったり、やらなかったことに後悔したりすることになります。
自分もよく「忙しい」を使う時がありましたが、その時は全くダメでしたね。
面倒なことは他人にやってもらい、その手柄は自分のものにしようとしていたので、完全にお荷物社員になっていました。
厳しい上司に鍛えられ、零細企業で何でも自分でやるということを学び、そして今の物事を先延ばしにしない自分があります。
それでも若いころに遊んでいたツケを今でも支払うことになっているため、「忙しい」で物事を先延ばしにするのは本当にやめておいた方がいいです。
「忙しい」を口に出すのは絶対にNG
「忙しい」は思うだけでもダメですが、口に出すのは絶対にNGです。
「忙しい」を口に出すと、体と頭が「そうか、忙しいんだ」と思い、行動が出来なくなってしまいます。
周りに対して言ってしまうとやる気のなさが伝染してしまう。
だから自分も「忙しい」と言っていた頃に上司から「そんな言葉を使うな」と怒られていたのです。
その頃はよく分かっていませんでしたが、今ではその言葉が染みるように分かります。
自分が人を指導する立場になったらやはり部下に同じことを言うでしょう。
「忙しい」と思うこと、口に出すことのデメリットを分かって自分を変える努力をして本当に良かったと思います。
もし今も「忙しい」という言葉を使い続けていればこのブログの誕生はなかったし、今ごろ社会の底辺で働き、自己啓発をする余裕はなかったはずです。
まとめ
「忙しい」と思うこと、言うことは様々な悪い効果があることをお話ししました。
具体的には以下の悪い効果があります。
- 自分を消極的にする
- やらない理由として使って自分を正当化してしまう
- やるべきことを先延ばしにする
- 自分を悪い方に思い込ませてしまう
- 周りの雰囲気を悪くする
ですので、「忙しい」という言葉は思ってもいけませんし、口に出すのはもっといけません。
「忙しい」という言葉を極力使わず、「調整します」、「時間を見てやってみます」、「ぜひやらせてください」という前向きな言葉に置き換えて行動する。
この事を続けていくと自分も成長できますし、未来に希望が持てるようになります。
どうか、「忙しい」という言葉を卒業し、何でも積極的になれる人を目指してほしいと思います。
そうするとお金も自然とやってきますので、お金を豊かにするということも現実的なものになってきますよ。
ちなみに似たような言葉に「めんどうくさい」が存在しますが、これについては以下の記事で説明しています。
また、以下の記事も良ければ読んでみてください。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。