お金を貯めるためにやってはいけない10のこと 1.ギャンブル

広告 お金の話 やってはいけないこと 貯める

お金を貯めるためにやってはいけない10のこと 1.ギャンブル

お金を貯めるための手段として何を思い浮かべるでしょうか?

ここで競馬、競輪、ボート、カジノなどのギャンブルを思い浮かべる人は、その考えにより身を亡ぼすことになります。

ギャンブルはお金を貯めるためにやる手段として取るべきではありません。

着実な積み重ねによって得たお金は大切にしたいと思うことでしょう。

しかし、ギャンブルと言うのは一発を狙って大きなお金を得るためにお金を使う行為。

そして、その一発を当てる可能性はとても低い。

もし一発を狙ってお金を得たとしても、それで終わることはほとんどありません。

次の一発を狙うためにお金を使ってしまうのです。

だから、ギャンブルをしてもお金は貯まりません。

むしろ減っていき、最終的に借金地獄に落ちていく人すらいるのです。

ギャンブルとは自分の力ではなく、運に頼ってお金を得る行為である

ギャンブルとは賭け事の一種で何かに賭けて勝ったらお金が増え、負けたらお金が没収されるゲームや嗜好のことです。

技術や知識により有利になるものもありますが、基本的に確率が勝ち負けを左右するものであり、運に頼ってお金を賭けて、賭けた額以上のお金を手に入れることを狙うものになっています。

パチンコ、パチスロ、競馬、ボートレース、競輪、カジノ、宝くじなどがありますが、パチンコ、パチスロ、宝くじは別途書きたいことがあるため、記事を分けたいと思います。

賭け麻雀もギャンブルと言えるかもしれませんが、違法行為なのでここでは対象外とします。


ギャンブルがなぜ存在するのかと言うと、ギャンブルと言うのは賭けた金額よりも大きな金額が戻ってくる可能性を謳っており、それを狙う人がいるため存在できるのです。

もちろん、賭けた金額より少し大きな金額が返ってくる程度であればあまりやる人はいないかもしれません。

しかし、賭けた額の10倍、100倍という額が一発で返ってくる可能性があるとしたらどうでしょうか?

この可能性に賭けてみたいという人はいるはずです。

しかし、賭けた額よりも大きな金額が返ってくる可能性は当然のように低く、多くの場合は負けてしまいます。

ただ負け続けるだけであれば、ギャンブルはつまらないと思ってギャンブルから足を洗うことでしょう。

しかし、低確率を引いて大きな金額が返ってきた経験をした人は、またこの経験が出来るのではないかと錯覚して、お金を賭け続けます。

その結果、再び大きな金額が返ってくることは稀で、結局勝った分のお金を使い果たし、トータルで負ける状況になってしまいます。

それでも一発が出ればまた勝ちになることを夢見てお金を賭け続けます。

そのうちに負け額が大きくなり、一発を当てても勝ちにならなくなります。

それでも、一発が出ればこの負け額を減らすことが出来ると夢見てさらにお金を賭け続ける。

しかし、現実は甘くなく、ここまで負けた人が負け額を少なくすることも勝ちに戻ることもなく、大きな負け額を抱えることになることになって終わることが多いです。

こんな感じで負ける人が多いからこそギャンブルと言うのは成り立つわけです。

ギャンブルで勝ったお金はギャンブルや豪遊で消えてしまい、貯金に回ることがない

ギャンブルで予想に的中したりして「当たり」を引くと、賭けたお金よりも多くのお金がもらえます。

そのため、ギャンブルで「当たり」を引き続けるとお金が増えていくということになります。

特に大穴狙いでの万馬券や、大きな「当たり」を引いた時には賭けた金額の数十倍から数百倍のお金が戻ってくることがあります。

ギャンブルで大きな「当たり」を引いて大きな額のお金が戻ってきた後はどうなるかと言うと、「よし、大勝ちしたからギャンブルをやめよう」、「大勝ちしたからこのお金を貯金に回し、ギャンブルはやらないようにしよう」と考える人はほとんどおらず、勝った分のお金で豪遊するか、「このお金があればもっと大きな価値が経験できるかも」と考え、賭け金を大きくして再び「当たり」を引くことを夢見てギャンブルをやり続けます。

その結果どうなるかと言うと、先述した通り「当たり」が来ることがなく、勝った金額を全て使い切り、それでも「当たり」を追い続け、トータルでマイナスの領域に入っていってしまいます。

そのため、ギャンブルで勝ったお金で金銭的に豊かになるということはまずありません

お金というのは綺麗、汚いというものはありませんが、持ち主の心情によって重いものであるか軽いものであるかが変わります。

ギャンブルで得たお金というものは苦労せずにただ運によって得たお金であり、そういうお金は軽いものであると考えていいでしょう。

仕事をして得た給料や賞与で何かを買うのをためらってしまうのは、仕事で苦労をしながら得たお金であるためです。

そういうお金は重みがあります。

仕事で稼いだお金で良く分からないものに5万円や10万円を出すのは相当な勇気がいります。

しかし、ギャンブルで得たお金は、ためらうことなく5万円や10万円を出すことが出来てしまいます。


ギャンブルで車を買ったという話も聞いたことがありますが、そういうのは本当にレアケースで、ほとんどの人がトータルで負けてしまい、一部の人並外れた精神力と強運の持ち主が得をするのがギャンブルというものです。

お金持ちが道楽でギャンブルをするということもあるのですが、ギャンブルをするのはほとんどが庶民であり、しかも年収がそれほどなさそうな人がやるようなイメージがあります。

お金に余裕がないから一発逆転を夢見るという感じですね。

それに、ギャンブルをする人の様子をよく観察してほしいのですが、ギャンブルをしている人の身なり(特にギャンブルを長くやっている老人)を見たら、身なりが整っていない人が多いと思います。

肌が荒れ、着ている服も薄汚い。

何となく貧乏臭がする人も良く見かける(失礼な表現かもしれませんが事実です)。

これはギャンブルでお金持ちになるというのはただの幻想であり、ギャンブルに夢を持たずに、現実と向き合ってお金を増やす方法が賢明である証拠だと思います。

ギャンブルは胴元が必ず儲かるゲームであることを認識しよう

ギャンブルというのは基本的に還元率が100%を下回っています。

還元率が100%を超えるのはギャンブルではありませんし、ギャンブルで還元率が100を超えてしまうと胴元が損をしてしまうことになります。

胴元の利益を確保しておかないといけないため、ギャンブルというのは必ず還元率を100%よりも下にしないとギャンブルが成立しません。

つまり、ギャンブルというのは胴元は必ず儲ける仕組みとなっており、胴元がギャンブルをする人から集めたお金から胴元の儲け分を抜いた残りのお金をギャンブルをする人同士で奪い合うというのがギャンブルの実態です。

胴元が必ずお金を抜くということは、どんなに大きなリターンが期待できるものであっても、1万円を賭けた場合の期待値は1万円を下回っているということで、ギャンブルという賭けに参加した時点で、実質的にお金が減っていることになります。


ギャンブルにお金を賭けることを投資と言う方がいますが、これは投資の意味を勘違いしています。

投資とは成長が期待できるなど、何かしらの見返りが期待できるものに対してお金を使うものであり、ギャンブルに対してお金を使うことは、投資であるとは言えません。

ギャンブルは胴元が必ず儲かる、マイナスサムゲームです。

確かにギャンブルで勝ちを重ねてプラスにすることもあります。

しかし、そういう人は一部の人しか存在しません。

その一部の人を見て、間違っても「自分は特別でギャンブルで大きな勝ちを得られる存在なんだ」と思ってはいけません。

多くの人がそう思い、ギャンブルが胴元が儲けるために存在していて自分が負ける可能性が高いという現実から目をそらしてギャンブルをし、ある時に現実を直視するべき時が訪れ、その時に絶望するものです。

お金を増やしたいと思っている方は間違っても手を出していい遊びではないのです。

ギャンブルをすると悪いお金の執着が出来てしまう

ギャンブルをすると悪いお金の執着が出来てしまう

ギャンブルにはまるとお金に対して意識をするようになります。

しかし、そのお金の意識のし方は貯金や堅実な投資で資産を増やしていく人のお金の執着とは全く異なるものになります。


ギャンブルでお金を使う→何とかお金を工面して資金を調達しようとする→食事を抜いたりギャンブル以外のお金の出費を抑えようとする

一見うまく節約しているようにも見えるのですが、生活費の概念がなくなり、ギャンブルに使うお金が一番の優先となってしまっています。

また、ギャンブルで負けが込んでくるとお金に余裕なんて生じるわけがありません。

むしろ、負けた分をどうしよう、今月の生活費をどうしようと、頭を使ってはいけないことに頭を使ってしまうことになります。

ギャンブルで楽して儲けようというのは甘い考えで、ギャンブルをすることで結局苦労する羽目になるのです。

しかもその苦労は、スタートラインに立ってから歩き出す苦労ではなく、スタートラインより手前からスタートラインに立つまでの苦労であり、ギャンブルさえしなければやる必要がない苦労なのです。

お金と心を豊かにするためのスタートライン立つためにはギャンブルは不要です。

ギャンブルに手を出している人は状況をこれ以上悪化させないように今すぐに止めましょう。


ギャンブルを止める方法を簡単に書くと、以下のような感じです。

  • ギャンブルに関する情報を一切仕入れないようにする
  • ギャンブルをすることは自分を貧しくすることを認識する
  • ギャンブルをする人を肯定的に見る人がいない(むしろ蔑視する人もいる)ことを理解すること
  • ギャンブルを止めようとしている人のブログや動画を観ることで、自分もギャンブルを止めようという気にさせる
  • 自分にとって大切な人の「ギャンブルを止めてほしい」という忠告に真摯に耳を傾ける
  • 自分のお金の管理を妻や親、兄弟にやってもらう
  • どうしてもギャンブルをしたいという衝動が抑えられなければギャンブル依存症の可能性があるため、ギャンブル依存症の治療が出来る病院で診察を受け、適切な治療を受ける

ギャンブルに関してあまり依存がないのであれば一人でも辞められるかもしれませんが、依存が強くなると一人で抜け出すのは困難です。

自分も親からの一言がなければギャンブルから抜け出すことが出来ず、今でもパチンコとパチスロをやっていたと思います。

ギャンブルを止めるためには多くの人の力が必要になります。

親や友人に頭を下げ、協力してもらうようにお願いし、助けてもらうようにしましょう。

借金のお願いであれば断られるかもしれませんが、今の自分を見捨てずにいてくれている人であれば、きちんと「ギャンブルを止めたいので協力してほしい」とお願いすれば協力してくれるはずです。


どうしても周りに人がいない。

そういう人はまずはコミュニティを探してみることをおすすめします。

例えばSAGSのようなサイトです。

または自治体によってはギャンブル依存症の相談窓口や自助会があるため、そこに相談してみるのもいいと思います。


ギャンブルはお金持ちが行っている行動とは正反対の行動に該当します。

ギャンブルによって運だけで得たお金は苦労せずに得たお金なので、それなりの扱いをすることになります。

ギャンブルで買ったお金は貯まることなく使い切ってしまいます。

ですので、ギャンブルはお金を貯めるためにはやってはいけない行為であることを認識し、一発を狙わずに堅実な方法で努力を積み重ねていくのがお金を貯めるための最善策であることを理解するのがまずお金を貯めるためにやるべき手段になります。

ギャンブルをやっている人はお金を貯める行為にブレーキをかけることになる(時には逆走することになる)ため、お金と心が豊かな生活を送りたければ今すぐに止めましょう。

今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次の記事

-お金の話, やってはいけないこと, 貯める
-, ,