他の人よりも上を目指したい。
そう思っているのであれば、他の人と同じことをしても状況は変わることがありません。
他の人よりも上を行きたいのであれば、他の人よりもリスクを大きく取る必要があります。
今回はこの事についてお話ししたいと思います。
会社で上を目指すことには限界がある
会社で働いて上を目指すことも特に悪いことではありません。
しかし、会社が一人の従業員に出せる給与には限度があります。
部長になって年収800万円、このラインまでなら目指せるかもしれません。
しかし、年収8桁は大手企業の部長や会社の役員になって届くレベルであり、会社員として働いてそこを目指すのは狭き門です。
しかも会社の役員になってしまうと、従業員ではないので常にその会社の経営状態について考えなければならなくなります。
年収を得ても人によってはストレスが溜まり、かなりきつい仕事となるでしょう。
会社で他の人よりも多くの努力をすることも一つのリスクの取り方ではありますが、個人的には会社に縛られた生き方となり、いいリスクの取り方ではないように思えます。
リスクは個人レベルで取るべき
では、どうやってリスクを取ればいいかというと投資と副業になります。
このブログでも何度も出て来ているこの二つの言葉ですが、個人レベルで取るリスクとしてはこの二つがちょうどいいと思います。
起業や独立もリスクの取り方の一つですが、これも会社で部長や役員を目指すのと同じで、仕事優先の生活になりすぎてしまうため、本当にやりたいことではない限りあまりお勧めできないリスクの取り方です。
投資についてはインデックス投資ですね。
つみたてNISAで定額を積み立てつつ、頃合いを見て米国や全世界のインデックス投資の投資信託やETFを買っていき、一部に債券やゴールドを保有するという戦略になります。
買ってからこまめに価格を気にするのではなく、買ったら10年、20年、30年と持ち続ける覚悟で資産を運用していきます。
高配当株や高配当ETFもいいと思いますが、ハイリスクなので、自分に適したリスクの分のみ持つようにした方がいいでしょう。
副業は投資額に対してリターンが必ずしも保障されるものではありません。
時間とお金を投資し、収入を得ていくのですが、一発で成功することはあまりありません。
また、まともに収入が得られるようになるまである程度時間がかかります。
しかし、それを乗り越えていくと収入が得られる状態にたどり着きます。
副業も時間とお金がかかるリスクがありますが、そのリスクをあえて取って行動していくことで自分の経験として残りますし、ビジネススキルが上がっていきます。
9割の考えから1割の考えに
もう一つ、他の人の上を行きたければ取ってほしいリスクがあります。
それは9割の人が考えていることから1割の人が考えていることに自分の考えを変えていくことです。
9割の人が考えていることを自分が考えていると、他の人と同じ人生になってしまいます。
9割の人が信じる常識や考え方を自分が持っていると、他の人の上を行くために必要な差別化が出来ません。
1割の人が考えていることに自分の考えていくことはリスクを伴います。
「あいつは変わり者だ」、「あいつは常識が通じないんだ」そう言われてしまいます。
今まで仲良くしていた人も離れていく可能性があります。
しかし、所詮は他人であり、そう言わせておけばいいのです。
他の人より上を行く人は孤独ではありますが、後からしっかりと支持してくれる人が付いてきます。
人間関係はすべての人に好かれることを目指す必要はありません。
自分と考えが相容れない人と無理に仲良くする必要なんてないと思います。
1割の人が考えていることを自分の考え方としていくことは、自分の考える力を高めることになります。
9割の人が考えることはテレビやメディアなどで報道されていることから得ればいいので、情報を収集するのにそれほど自分の力で動く必要がありません。
しかし、1割の人が考えていることは、情報を多方向から集め、検証し、その中から自分が正しいと思うことを自分の考えとして取り入れる、また、収集した情報から自分の新たな考えを生み出すことを行う必要があるため、自分で考える力がないと1割の人が考えていることを自分の考えとすることが出来ません。
労力がかかり、しかも人を選ばなければならないリスクはありますが、1割の人が考えていることを自分の考えとすることは、その後の自分の人生の大きな手助けとなり、他の人の上を行くのに役立ってくれるはずです。
他の人の上を行くためには、他の人と違うことをすることで発生するリスクを取らなければなりません。
しかし、そのリスクを取った分、しっかりと自分で行動していけば取ったリスク以上のリターンを得ることが出来ます。
まずは少しずつリスクを取ることから始め、自分の許容できるレベルのリスクを取って行動が出来るように自分の考えを変えていきましょう。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
※今回の画像は写真ACの画像を使用しています。