会社説明会は選考である。きちんとどんな人か見られているから、緊張感を持って参加すること。

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会社説明会は選考である。きちんとどんな人か見られているから、緊張感を持って参加すること。

新卒の就職活動、中途採用の転職活動で会社説明会に参加することになる場合があります。

特に新卒採用向けの会社説明会には行く機会が多く、「選考とは関係がありませんので、気軽にご参加ください」と言われることがあります。

しかし、会社説明会は2つの目的で開催されており、そのうちの一つにどんな人が会社説明会に来ているのかを知り、会社に来て欲しい人を探すという目的があります。

そのため、きちんと参加者のことは見られており、選考に関係があることをしっかりと意識したうえで会社説明会に参加しないと、会社説明会後にお祈り通知を送ってくる会社もありますので、注意が必要です。

会社説明会を行う目的 1.どんな会社かを求職者に知ってもらう

会社説明会を行う目的 1.どんな会社かを求職者に知ってもらう

まずは、会社説明会を行う目的として、自社のことをなるべく多くの人に知ってもらいたいというのがあります。

そのため、説明を行う社員は資料を作成し、プレゼンをしっかり練習したうえで(上司に何度もダメ出しされながら)、大学の講義室を借りて会社説明会を行ったり、企業合同説明会でブースを設置して、来訪者に会社の説明を行ったりします。

経費が掛かっている分、しっかりと実りがある説明会にしたいという会社側の意図があり、なるべく多くの人に参加してもらい、どんな企業なのかを知ってもらうことで、求人に応募してもらうことが目的になっています。

他の企業との差別化や会社をアピールする場でもあるため、会社のこと、業務のことを説明する社員も気合が入っています(たまにやる気のない社員が説明することもあるようですが)。

このように一種の広告宣伝のような意味合いで会社説明会を開くというのがまず一つ目の理由です。

これだけが目的の会社説明会は選考に関係しませんが、多くの企業はもう一つの目的を持って会社説明会を行っています。

この目的は求職者にとっても重要な内容になりますので、次節で説明します。

会社説明会を行う目的 2.どんな人が説明会に来ているかを把握する

会社説明会を行う目的 2.どんな人が説明会に来ているかを把握する

会社説明会を企業が行う2つ目の理由として、どんな人が会社説明会に来ているかを把握することがあります。

説明会の参加者を観察しながら「この人はうちに来て欲しいな」、「ああ、この人はダメだな」みたいなことを判断します。

会社説明会は会社の経費を使って行われるもので、会社説明会の結果は説明会を行った社員が、会社説明会を行った後にその上司に報告するのが一般的であると思われます。

報告内容としては会社説明会がうまく行ったのか、めぼしい人がいたのかどうかという内容を報告する必要があるわけです。


そして、選考の時に会社説明会に来ていた人のうち、印象が良くなかった人は書類選考で落とす、印象が良かった人は面接まで選考を進ませ、話を聞くようにする。

このように選考を効率よく行うための手段として会社説明会を行うというのがあります。

また、選考の途中で会社説明会が行われることがありますが、これは「選考に関係がないので気軽に参加して下さい」と表面上は言っていても、ガッツリと選考をしています

つまり、選考と関係があります。

なので、この説明会で積極性がなかったり、分からない所を放置して時間ばかりを気にするような求職者は普通に落とされます。


自分も二回ほど会社説明会の段階でお祈り通知をもらったことがあります。

一つ目は応募する前の企業説明会で、参加者は自分一人、会社の説明を行う人と一対一で行われました。

この時の自分は会社説明、業務説明を真剣に聞いていたのですが、質問等が思い浮かばず、質問をしなかったため、積極性がないと判断されたのか、後日お祈り通知が来ました。

二つ目は書類選考が通過した会社の会社説明会で、ここは「選考に関係がないので気軽に話を聞いてください」ということを言われていました。

自分はなるべく説明内容を真剣に聞き、質問もしたのですが、積極性が足りないと判断されたのか、アンケートに面接希望日を書いたにもかかわらず、その日まで特に連絡が来ることがなく、後日お祈り通知が来ました。


会社説明会で不採用になると「は?」とか、「選考に関係がないって言ってたじゃないか」と思いたくもなりますが、会社側も企業説明会に来た人の印象で、どの人を次の選考に進ませたいか考えたいのです(正直この嘘は良くないと思いますが、暗黙の了解として求職者側も事前に選考に関係があることを把握しておくべきだと思います)。

求職者が多い場合は一人一人面接するよりも効率がいいですし、会社にマッチする人材を見つける良い手段であるため、会社説明会はしっかりと選考に繋がっています。

そのため、会社側が真剣に行う説明会に関しては、こちらも真剣な態度で臨まないといけません

これが出来ないと会社側から悪い印象を持たれてしまい、選考に通過しづらくなったり、お祈り通知が来ることがありますので、気をつけなければなりません。

会社説明会にはどのように望めばいいか?

会社説明会が選考に関係することは分かった。

じゃあどうすればいいのか?


この質問への答えは、以下の点を意識することです

  • 自分がやりたい業種と、会社説明会を行っている業種がマッチしているか確認する
  • OBの方や先輩社員がどんな業務を行っているかを知ることで、自分の望む働き方が出来そうか確認する
  • 説明で分からない所が出てきた場合は、説明の途中で「ここまでで何か分からない所はありますか?」と聞かれた場合はその時点で、それ以外の場合は説明が終了した後の質問タイムで挙手して積極的に確認して不明点をつぶしておく
  • 何となくではなく、この会社に応募したいという気持ちを強く意識して、真剣さをアピールする
  • 自社製品などの説明があった場合は製品を開発した苦労話や、どんな人が向いているかを聞いておく

何点か挙げていますが、大事なことは会社説明会で分からない所が出てきた場合は分からない所をそのままにしておくのではなく、都度確認して解消していくことですね。

このコミュニケーション力は社会人になってからはとても大切になります。

他の社員との意思疎通がうまく出来ないと仕事がうまく出来ないため、会社説明会で説明している社員とうまくコミュニケーションを取ることを練習しておきましょう。

どんなスキルが求められ、事前に勉強しておけばいいかなど、面接の逆質問で聞くような内容を聞いてもいいかもしれません。

とにかく、会社説明会を通して会社側の業務と自分がやりたい業務のすり合わせをきちんと行っておくことが大切です。

そして、このことは会社側も同じことを考えています。

自社の業務と会社説明会の参加者が求める業務がマッチしているかどうかをチェックしており、大きくかけ離れている人はその会社の求人に応募しても採用されることはまずありません。

説明だけを聞いてすべて分かった気になる人がいますが、会社説明会の説明は限られた時間で限られた内容を話しているだけで、会社の業務のすべてを話しているわけではありません。

真剣に説明を聞いていると必ず不明点が出てくるので、その不明点について積極的に質問すると、会社側からの印象は良くなります。

質問が出てこない、何を質問したらいいか分からないという人は、上記で挙げた点を意識して話を聞くようにして、質問の練習をするようにしましょう。

質問をしない人や居眠りをしている人は受け身な人と捉えられ、印象が悪くなりますので、質問なし、居眠りは会社説明会では厳禁です。


会社説明会は会社側が自社をアピールする場であるとともに、求職者も自分のことをアピールする、選考と同じようなものです。

会社説明会で気を抜くと、その後の求職活動に悪影響を与えるため、真剣勝負であることをしっかりと意識し、自分の選考が有利になるようにきちんと立ち回るようにしましょう。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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