最近、新人がすぐに会社を辞めてしまって定着しないということをよく耳にします。
また、退職RTA(RTAとはリアルタイムアタックのことで、どれくらい早くミッションをクリアできるかの時間を競うことです)という言葉があるように、以前では考えないくらいのスピードで退職を申し出る新人も結構いるようです。
この傾向はZ世代には特に顕著で、入社日に辞めたというZ世代の人がニュースに取り上げられたこともありました。
今回はZ世代の新人が退職代行を使ってすぐに辞めてしまうことについて、自分が思うことをお話ししたいと思います。
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目次
内定時や募集要項と話が違う場合は退職して正解
内定時や採用の募集要項にいくらの年収で、ボーナス、退職金の有無、そして仕事の内容が書かれています。
しかし、入社後にこの内容と異なる仕事や待遇
例えば月に25万円出すという話だったのに月に18万円しか出さない。
有休、退職金はあると聞いていたのに実際はない。
内定時とは異なる職種に回されたなどがあれば、辞めて正解だと思います。
会社側には経歴を詐称して入社してきた人を解雇できる権利があるのに、なぜ会社側が求人に書かれていた内容と異なる待遇や仕事をさせることに対してお咎めがないのかは疑問に思います。
明らかに不平等だと思いますが、法律ではどうにもできない以上は退職代行を使ってでも求人の内容と異なる待遇や仕事の内容を入社後にさせる会社を退職するのは正解でしょう。
提示された条件と違うのにその会社で働く意味なんてないですよね。
そんな会社で働いてもモチベーションは上がらないでしょう。
なので、内定時や求人の内容と入社時の話が明らかに違う場合は辞めるのが正解だと思います。
モチベーションが上がらず、何も思い入れも無い仕事をするなんて、正直言って時間の無駄以外の何でもありません。
20代の貴重な時間を無駄にしないためにさっさと辞めてしまいましょう。
思っていた仕事と少し違うのであれば少し様子を見る
有休、ボーナス、退職金、各種手当などは提示された条件の通り。
でも、仕事の内容は確かに希望の部署には入れたものの、自分が思っていたのと違う。
そんな場合は退職を選択するのは早計だと思います。
自分はシステムエンジニアの仕事をしていますが、最初の頃は重要な役割を任せてもらえません。
最初は詳細設計、簡単な製造、単体試験、結合試験くらいがメインの仕事になります。
バリバリにプログラムを書ける仕事が回ってくるわけではないし、要件定義や基本設計などの上流工程の仕事が回ってくるわけでもない。
だから、自分が思っていた仕事のレベルが高ければ、実際の仕事との乖離が出てくるのは当然のことで、そのギャップが埋まるのはある程度その仕事をやり慣れてからになります。
それに、いきなり新人に難しい仕事を振るというのは会社にとっても、上司にとっても大きなリスクとなります。
そのため、まずは簡単な仕事をさせてから、きちんと結果を出せれば、少しずつ難しく重要な仕事を任せるようになるわけです。
なので、新人が考える仕事と実際の仕事に差異があるのは当然と言えば当然です。
ですので、思っていた仕事と違うのであれば様子を見ましょう。
1年後も同じことをさせられる、作業的な仕事しか任せられない、成長がない、などのことがあれば退職するくらいでちょうどいいと思います。
直感でおかしいと思ったら退職して正解
会社に入社後に直感で「ああ、この会社はやばいな」と感じることがあります。
この直感というのは結構な確率で当たっていて、本当におかしい部分があることが多いです。
直感というのは意外と頼りになるのです。
ですので、直感でおかしいと思ったら、その直感に素直に従ってみるといいでしょう。
この直感を無視して働くと、何かおかしいことが会社で起こり、その結果自分を不幸にしてしまうことになります。
そのため、直感はかなり大切だと思った方がいいです。
直感を無視して働くと、その直感が当たった時にかなり嫌な思いもしますし、苦労することにもなります。
この苦労は必要のない苦労ですし、会社の倒産や長時間労働で体や心を壊すと自分の人生に大きなインパクトを与えることになります。
ですので、入社した当日、または入社してからしばらくして「この会社は何かおかしい」、「何か嫌な予感がする」と思ったら、その直感に従って行動することも大切です。
特に入社当日に直感でおかしいと思うような会社は、自分にとって相当やばい会社なので、退職代行を使ってでも退職して逃げ出すというのも一つの手段となります。
まともな会社でも自分と相性が悪いために直感で嫌な予感がする場合があります。
そんな時でも、退職を検討し、行動に移すことは悪いことではありません。
入社した会社がブラック企業だったら退職して正解
面接では特に問題がなかったのに、入社してみたらサビ残上等、みなし残業45時間以上で残業代が出ない、パワハラモラハラ当たり前、ボーナスもなく、有給も取れない、退職金なし、休日に仕事の電話が来て仕事を緊急で対応しても手当てが出ないという酷いブラック企業だった(自分が退職した会社がちょうどこんな会社でしたが)。
これも新入社員、中途社員にとっては良くあることです。
この話は内定時に聞いた話や求人の募集要項と異なるということと重なりますが、入社した会社がブラック企業であることはその会社で働いてもかなりつらい思いをします。
ですので、入社した会社がブラック企業だった場合は辞めて正解。
ブラック企業の場合は退職する人に対して「裏切者」、「恩知らず」などと罵ってきたりしますが、まともに聞いてはいけません。
長く勤めると自分もブラック企業の精神に染まっていき、自己犠牲と他人への攻撃の習慣が身についてしまって絶対に幸せになれないので、ブラック企業は出来る限り早く脱出することが大切です。
ブラック企業の場合は直接上司に退職の意向を伝えても握りつぶされたり、そもそも退職することを言いにくかったりします。
なので、ブラック企業相手に退職代行を使うのは自分はなにも間違ってはいないと思っています。
むしろ、ブラック企業がすべて淘汰されて、まともな会社だけが残る方が働く側にとっても、雇う側にとってもいいことになるのではないかと思います。
ですので、入社した会社がブラック企業の場合は、退職代行を使ってでも退職するのが正解と言えると思います。
Z世代はタイパを重視し、それが意思決定の早さに繋がっている
Z世代の中でよく言われる言葉がタイパです。
つまりコストパフォーマンスのように時間もコストとして見ているということ。
これはかなり面白い視点であり、なるほどと考えさせられるものでもあります。
ただ、タイパを重視する人が行列に並ぶようであれば本末転倒ではありますが・・・。
そんなタイパを重視してきたZ世代だからこそ、入社してすぐに退職するという選択が出るのだと思います。
ゴールデンウィークは新入社員であれば大体5連休が最大(会社によっては休みになり9連休などになることもある)になりますが、それでも長く休んだことで仕事をやる気力が失われ、ゴールデンウィーク明けに出社したくなくなる人が一定数います。
そのような人がゴールデンウィーク明けに退職代行を使って退職するケースが多く、会社を悩ませる一つの原因となっています。
そのため、ゴールデンウィーク明けは退職代行の繁忙期となります。
ゴールデンウィーク明けであれば、ある程度新人に対して会社がコストをかけている時期です。
なので、このタイミングで退職されると、会社側がコストを回収できません。
それよりもむしろ入社した当日か数日後に退職を申し出る方が、コストパフォーマンスも良く、意思決定の早さによって出る損失も減るのではないでしょうか?
個人的にこのZ世代の意思決定の早さは今後どんな人に成長していくのか興味があります。
おそらく三十代になるころには落ち着いている人も出てくると思うため、そこまで現状は深刻化しているとは思いません。
どんな時代でも若者はベテランから批判をされてきたものです。
「やる気がないなら帰れ」と言われたら「帰っていいのかな?」と言葉通りに受け止めて帰ってしまうことが問題となったミレニアル世代も「これだからゆとりは」と言われてきたものです(ちなみにミレニアル世代ではない自分も今はこれを言われたら帰ります。なぜ帰ったか聞かれたら上司命令で帰ったと言えばいいのです)。
だから、今のZ世代が今後日本をダメにしていくとは自分は全く考えていません。
むしろ行動力があるため、今後どんな日本にしていくかに興味があります。
また、Z世代に合わせた社会づくりが必須となるため、将来は今よりももっと面白い現象が起きるのではないかとすら思っています。
おすすめの転職サイト、転職エージェント、退職代行について
この記事を読んで転職を考えたくなった方のために、以下の転職サイト、転職エージェント、退職代行をお勧めしています。
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今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。