こんな人は雇ってはいけない ~もし自分が経営者だったら 5.転職理由がネガティブな人

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こんな人は雇ってはいけない ~もし自分が経営者だったら 5.転職理由がネガティブな人

求人の面接でほぼ確実に聞かれる質問として、「なぜうちの会社を応募したのですか?」、「転職しようとした理由をお聞かせください」というものがあります。

志望動機と転職理由、これはとても大切なものであり、この2つに対してポジティブでしっかりした受け答えをすることが求められます。

面接というのは自分を売り込むのに大切な場です。

ここでネガティブな答えを出す人はどうかなと思ってしまいます。

面接で嘘をついていけないのは確かなのだが・・・

面接で嘘をついていけないのは確かなのだが・・・

面接の場で出来ないことをできると言ったり、自分が普段考えていないことを言ったりする・・・。

このタイプの人は面接の場で印象良く映っても、入社後に行ったことを実践できずに苦労することになります。

また、面接の場で印象良くて採用したのに、入社後に本性が出て印象が悪くなる。

そういう人もいます。

なので、面接の場で嘘をついて自分を良く見せようとする人は、面接の場で見抜く必要があり、雇ってはいけません。


では、転職しようとした理由がネガティブな人はどうでしょうか?

例えば「会社で働いて鬱になったから求職を挟んで転職したいと思った」、「〇〇会社の××が嫌だから転職しようと思った」などです。

前者の「精神を病んだ」という理由は「うちでも働けないのでは?」と思ってと思って不採用にする会社はかなり多い、というよりほとんどの会社がそうだと思います。

個人的に「精神を病んだ」というのはネガティブな理由ではなく、きちんと治療をしたのかが重要だと思っています。

精神を病んでも薬を服用して問題なく働けるという人を、精神を病んだからと言って不採用にする会社は結構もったいないことをしていると思います。

しかし実際はきちんと働くことが出来るのに「精神を病んだ」だけの受け答えだと、明らかにその求職者が地雷のように思えます。

精神を病んでそのまま何も対策をしない人は、少しの負担でも再度精神を病んでしまうことが懸念されるため、確かに雇うべきではありません。

薬を服用して問題なく働けるのであれば、「精神を病んだ」というのは過去の話になっており、これが原因で不採用にしてしまうのはかなりもったいないです。

精神を病む人はまじめで誠実な人が多いからです。

偽鬱の人はそうではありませんが、本当に精神を病む人は仕事や人間関係についていろいろ考えて自分を追い込んでしまうから病んでしまうのです。

仕事に不誠実な人にはこんなことを考える人はいないでしょう。


一方で会社の不満が原因で辞めてしまう人。

こういう人はまた次の会社でも何かが不満で辞めてしまうのではないかという懸念があります。


給料が安いから辞めた ⇒ 次の会社でも同じ不満を持つ

上司と性格が合わないから辞めた ⇒ 次の会社でも上司がいい関係が築けない可能性が高い

残業が多く休日出勤もあるから辞めた ⇒ 次の会社で突発的な残業や休日出勤があっても辞めてしまうのではないか?


給料と人間関係は確かに退職理由として大きな理由となります。

しかし、面接の場でそれを言うことは、前向きな転職理由を考えられない人と考えることが出来ます。

会社を辞める理由として必要なのは、ネガティブな理由ではなく、その理由と一緒にある「自分をもっと成長させたい」、「もっと高みを目指したい」という理由だと思います。

ここをしっかりいえる人は転職理由が原因で面接で落とされにくくなります。

ポジティブな理由を行っても転職理由で落とす会社は人を信用しない会社、またはもっとポジティブな理由を持った求職者を選んだ会社。

後者であれば転職理由を見直す必要がありますが、前者のようにどんな理由を行ってもいちゃもんをつけてくる会社はこちらから断ってしまえばいいのです。

転職の理由は前向きに考えて伝える

転職の理由は前向きに考えて伝える

転職理由で大切なのは前向きに考えた理由を話すことです。

もちろん嘘の理由はいけませんので、きちんと今まで働いてきた中で感じたことをしっかり伝える必要があります。

キャリアアップ、スキルアップ、マネジメント力の要請などがこれらの理由であり、なぜ現職ではできないのか?

なぜ応募した会社ではできると判断したのか?

ここをきちんと整理して話す必要があります。

例えば、ただワークライフバランスの充実のためと言ってしまうと、残業が出た時にきちんと対応してくれるか、休日出勤に応じてくれるかが採用する側に疑問が生じてしまいます。

なので、きちんと残業や休日出勤に関しては問題ないことを伝え、あくまでも「今の会社は24時間365仕事の連絡や仕事が入ってきてまともに休むことが出来ない」など、ワークライフバランスの改善が必要な背景を話しましょう。


採用する側も面接の受け答えで気になったところはしっかり確認する必要があるのですが、まともに確認することなく、少し気になったからと言って不採用にすると、その人がかなりの逸材になる可能性がある人であった場合に、いい人材を確保する機会を一つ逃してしまうことになります。

面接で緊張して言いたいことを言えないけど、仕事の質に問題のない人は割といます。

ですので、そういう人を不採用にしてしまうと会社にとってもマイナスとなる可能性があるのです。

まとめ

今回の記事は、求人を出す会社側だけではなく、求職者目線についても結構多く触れた記事になってしまいました。

転職の理由がマイナスな人を雇ってはいけない理由は次の会社でもマイナスな理由を見つけて辞めていく可能性が高いからです。

これは職務経歴書を見ればわかります。

1年から2年で職を転々とする人はこのタイプの人であり、雇うべきではありません。

しかし、給料が上がって転職をしている人は考えるべきでしょう。

こういう人の考えには「年齢やスキルによって適した職場が変わるので、それに合わせて会社を選ぶべき」というものがあります。

5年から10年くらい働いて転職というタイプであれば、転職理由がネガティブでも、ある程度会社に対する不満を持っていてもすぐに辞めてしまわないように思えます(超絶ブラック企業ではない限り)。


年収の下がる転職を繰り返してネガティブな理由を面接のときに言ってくる人は地雷。

求職する場合もこうならないようにしっかりと人生プランをもってキャリア形成、スキルアップを目標に動く必要があります。

少しネガティブに感じたからと言ってすぐに会社を辞めてはいけません。

どの会社に入っても自分の気に入らないことは多少なりともあるものです。

しかし、ストレスがたまりすぎたり、心の健康を損なうような場合は、その会社と本当に合わないということになります。

この場合は転職理由としてストレートに言うわけではなく、自分のキャリア形成、スキルアップの観点から、どうしても今の会社では難しかった理由を伝えてみるようにしましょう。

前向きな転職理由を見つけることで自分自身も次の会社で前向きに頑張れやすくなります。

また、環境が変わると水を得た魚のように活発に行動でき、スキルアップ、キャリアアップにつながることもあります。


求職者の立場となる場合、「こんな人は雇いたくない」と会社に思われないような面接にすることが重要です。

その一つとして、会社にネガティブな印象を抱かせる転職理由を言わないこと。

どうしても伝える必要があるとしたらポジティブな要素もきちんと伝えること。

これをしっかり意識してほしいと思います。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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