食べ物の嫌いは無理に克服しなくていい

広告 メンタルヘルス 心の話

食べ物の嫌いは無理に克服しなくていい

食べ物に関して、何でも好き嫌いなく食べられる人もいますが、特定のものが食べられない人も一定数います。

そんな一定数に入る自分の立場から言うと、無理して好き嫌いを克服する必要はないと思います。

無理に好き嫌いを克服しようとしても苦しいだけではなく、失敗することも多いからです。

嫌いなものを無理に食べようとすると余計に嫌いになる

まず、嫌いなものを無理に食べようとすると、余計に嫌いになることが多いです。

自分は安い輸入の牛肉が嫌いで小学生の時から食べられませんでした。

無理に学校の先生が食べさせようとしたのですが、無理なものは無理なのです。

食べ物と認識することすらなく、どうしても体が受け付けません。

残した食べ物を廃棄する手間が発生するのですが、好き嫌いが様々ある人で同じ給食を食べるので、この点は仕方がないことだと思っています。

最近は食べ物の廃棄にうるさい時代となりましたが、食べ物の廃棄を減らすには、適量を注文して食べること、自分の嫌いなものが入っていないメニューを注文すること、自宅でも食べられる食材で調理して残さず食べることが重要です。

それさえ守れば、それ以上文句を言われる筋合いはないと思います。


食べ物の好みは味覚が変わることで改善されることもあり、それで食べられるようになることもあります。

子供の頃にピーマンが嫌いだった人が、大人になって食べられるようになったというのが良く聞く話ですね。

自分も里芋が子供の頃に駄目だったのですが、大人になってから食べられるようになりました(ただし、大量に食べると食べ飽きますが)。


しかし、時が経っても改善されない嫌いな食べ物もあります。

これは過去に嫌な思い出をした食べ物で、その印象が変わらないものが該当すると思います。

自分の肉嫌いがそうなのですが、給食に使っていた肉がとにかく臭く、自分の味覚ではとても食べられたものではありませんでした。

そのためか、今も臭いのある牛肉や豚肉、鶏肉は駄目ですね。

なので、肉を食べる場合は高くついても臭みのない肉を買って食べています。

こういう時が経っても改善されない嫌いな食べ物は、理由があっての嫌いなので、無理に食べようとしても苦痛であり、余計に食べられなくなってしまいます。

だから無理に食べる必要はありません。

健康に支障があるほどの好き嫌いが激しい人は治したほうがいい

スナック菓子やチョコレートしか食べられない、ジャンクフードしか食べられない。

そんな人はさすがに好き嫌いを克服した方がいいと思います。

ただ、なるべくストレスをかけない方法でやらなければなりません。

食べることにストレスを感じては食べ物の好き嫌いの克服はうまくいきません。

自分で独断でやるよりも医師の診断を受け、医師の指導の下でやったほうがいいと思います。

多少は苦しみがあるかもしれませんが、その苦しみと嫌いを克服することのつり合いが取れると思うのであれば克服した方が良く、つり合いが取れないのであればそのままでいいという考えもあるでしょう。

しかし、健康に支障が出るほどの好き嫌いは好ましくないので、なるべく普通の食べ物をある程度食べられるようにした方が、健康に支障が出て苦しむ可能性が減るのでいいと思います。

食べ物の好みは歳を重ねることで変わる

極端な偏食家以外は様々な食べ物を食べることが出来、年齢によって嫌いなものが食べることが出来るようになったり、逆に食べられなくなったりします。

ピーマンなどの苦い野菜はこの傾向があり、子供の頃は苦手だったけど大人になると食べられるようになったというのはよくある例ですね。

こういう自然な好みの変化は特に気にする必要がありません。

また、若いころは脂ののった和牛を美味しく感じていたのに歳を取ると胃がもたれてくるので食べられなくなった。

これも仕方のない好みの変化です。

体の機能が衰えているために起こるものであり、無理に克服しようとしても内蔵に負担がかかるので、克服するのはやめておいた方がいいでしょう。


このように年齢によって食べ物の好みというものは変わるので、自分はその時に自分が好きと思えるものを食べておけばそれでいいと思います。

子供のころから嫌いで大人になっても嫌いなものは克服するのが大変なので、代用になるものがあればそれを食べるといいでしょう。

肉が嫌いなら魚を食べると言った感じです。

食べ物の嫌いを克服しなくても、嫌いなものに対して代用できるものがあれば何も問題はありません。

まとめ

ここでお話ししてきたように食べ物の好き嫌いは無理に克服する必要はありません。

ただし、極端な偏食家で健康に支障が出るようであれば、専門家や医師に相談のうえで克服する手段を取る必要があります。


食べることはほとんどの人が1日に3回行うことであり、その日の楽しみの一つでもあります。

その楽しみの時間を嫌いな食べ物を克服するのに使っていたら楽しい食事にはならず、ストレスを抱えることにもなります。

食べ物の好みは歳をとると変わるので、その時に好きなものを食べて食事を楽しめばそれでいいと思います。


昔の給食で嫌いな食べ物を克服させようと無理に食べさせていた教育は間違っています。

まず克服できませんし、嫌いな食べ物は理由があるから嫌いなのです。

その理由の原因がない食べ物を食べないと、嫌いを克服することは出来ないでしょう。


食べ物には様々なものがあるので、多少は好き嫌いがあっても問題ないので、自分の好きなものを食べながらバランスのいい食事を心がけるといいと思います。

甘いものやお菓子ばかりにはならないように気を付けてください。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

関連記事

次の記事

前の記事

-メンタルヘルス, 心の話
-