転売屋になるのはやめておけ 転売をしてはいけない5つの理由

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転売屋になるのはやめておけ 転売をしてはいけない5つの理由

今回は転売屋になるのはやめておいた方が良い、いやむしろやめておけと強く言いたくなったので、記事を書くことにしました。

転売はせどりとは違い、悪質な商売です。

せどりと混同している人もいますが、実態は全く違います。

下手をすると捕まる可能性もあるので、転売の問題点、危険性をしっかり理解し、まともな仕事で稼いでほしいと思います。

転売とは何か?

転売とは、商品を安く売って高く売る商売です。

これだけを聞くと「それはせどりも同じだろう」と言われそうですが、商材が違います。

せどりは普通の商品であるのに対し、転売は品薄の商品を買い占めて、それをプレミア価格と言って適正価格の何倍もの値段で市場に流します

転売屋は品薄の商品を買うためならいろいろなことをやります。

サイトで先着順で商品が販売されていたらbotというツールを使って人の手では買えないようなスピードで商品を買っていきます。

また、店頭で販売されていたら何人もの人を使い、集団で列に並び、品薄商品を買い占めるということもあります。

転売屋同士で喧嘩になることもあり、売り場が修羅場となり、店頭販売をやめて抽選販売にする店も出て来ています。

抽選販売になっても一人で何口もの応募をしたり、数人の名前を使って応募したり、とにかく買い占めようとするので対策が追い付かない状況です。

ある人が「転売とは水源の水をせき止めて、困っている人に水を高く売りつけること」と言っていましたが、まさしくその通りだと思います。

転売するのをやめておいた方が良い理由 1.世間から冷たい目で見られる

転売をする人に対して印象を良く思っている人はほとんどいません。

悪く言うと「ゴミクズ」と思われており、自分のことしか考えていないクズだと思われています。

転売行為は現代のダフ屋であり、マスクから消毒液、生ジョッキ缶など、品薄になっているものを買い占め、高額で転売していたことは社会的問題にもなりました。

消毒液の代わりに使えると知れば、スピリタスという高アルコール度数のお酒にも手を出す。

とにかく節操というものがないのです。

なので、このような転売を行う人を快く思う人はいません。

周りを敵に回して「消えろ!」と言われても動じず、とにかくお金を儲けたい人でなければ、転売という商売は良心の呵責に耐え切れずに続けられなくなることでしょう。

転売するのをやめておいた方が良い理由 2.税務調査でペナルティが発生することがある

転売屋は税務署に開業届を出さなかったり、確定申告をしていなかったりします。

転売で得た利益をまるごと自分のポケットに入れてしまうわけですが、この行為は当然よくありません。

会社での労働以外の商売で得た利益には所得税、住民税が課税されるため、必ず税務署に申告しないといけないのです。

税務署はしばらく気付かないふりをして何も言ってこないこともあるので、転売屋は「気付かれていないからこのまま続けても大丈夫」と考えて転売を続けるわけですが、ある日突然税務署の人がやってきて税金と追徴課税を払うように言ってきます

それで税金をたくさん持っていかれて、場合によってはニュースにもなり、犯罪者扱いされることになってしまいます。

転売するのをやめておいた方が良い理由 3.必要な許可を得ずに商売すると違法

仕入れたものを販売するのに必要な許可は主に古物商許可と酒類販売業免許があります。

しかし、転売屋はこれらの許可なく行っていることがあり、フリマでは良く「知り合いからもらったけれど使わないので譲ります」などという分かりやすい定型文みたいな嘘をついて、プレミアム価格で売りつけているのを見ることがあります。

特にお酒は免許がないのに継続的に転売で販売していることも見受けられ、最近では大阪で11件合計188万円の追徴課税があったことがニュースにもなりました。

必要な許可を得ずに商売をすることは違法ですので、基本的な法律の知識のない人が転売と言う商売に手を出すことは危険です。

転売するのをやめておいた方が良い理由 4.不安定な商売である

転売屋は品薄の商品を買い占めて、それをプレミアム価格で市場に出しています。

それが転売の相場価格となり、他の転売屋もそれに続くわけですが、メーカーが品薄の状態を解消させると一気に値崩れします。

そして不良在庫を抱え、仕入額と大差ない額で売らざるを得ない状態となり、利益が出るどころか、販売サイトに払う手数料で赤字になることもあると聞きます。


メーカーが対策を打てば、その商品は転売できません。

また、法整備で転売行為の禁止の条項が厳しくなればそこで商売は終了違反すると懲役や罰金刑に課される可能性もあります。

これくらいのリスクを負うと転売もやりづらくなるうえ、リスクに対してリターンが見合わなくなります。


このように転売と言うのは不安定な商売なのです。

大きく儲けている人もいますが、結局は水商売。

ずっと儲かる時期が続くなどという甘いことは考えない方が良いでしょう。

転売をするのをやめておいた方が良い理由 5.レッドオーシャンである

ここ最近、転売屋は増えすぎているなと感じることがあります。

とにかくお金になりそうなものに転売屋が群がり、一般の人が買えないどころか、転売屋同士での奪い合いの状態にもなっていると思うことが多々あります。

そんな状況で新しく参入してもうまくいくはずがありません。

他の人と同じ商品を売ろうとしてもうまくいかず、新しく売れそうなものを見つけてもすでに誰かが確保している。

そんな感じの真っ赤な海(レッドオーシャン)、それが転売屋の世界です。


ただでさえ不安定なのに競争も激しい。

これが何を示すかは言うまでもないことですが、儲かる可能性は低いということだけは言っておきます。

転売屋になるのはやめておけ

転売屋になるには自分の良心を捨て、自分の儲けのために他の人を蹴落とす必要があります。

まっとうな商売とは逆の商売で、転売を続けていて本当のお金持ちになれるかと言うと、決してなれないと断言します。

なぜなら、このような商売で得たお金は自分のために使うだけのものであり、見栄のために高価な商品を購入して浪費してしまいがちであるからです。

なので、一時的に成金にはなれるかもしれませんが、心が貧しいので本当のお金持ちにはなれません。


主婦や学生で転売に手を出している人もいますが、よく考えてください。

そんな自分のことしか考えない人と一緒に居たい人や一緒に働きたい人がいるかと・・・。

自分を本当に幸せにしたいと思うなら転売屋になることは100%、いや1000%やらない方が良いです。

目先のお金より将来のお金が重要です。

まずは他人に与えてそこから適切なリターンをもらうという、健全な仕事をするように心掛けて欲しいと思います。

健全な仕事は他人からの信頼が出来るので、しっかり誠実な仕事を続ければ長続きします。


転売は悪です。

絶対に手を出さないようにして下さい。

今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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