子供のころ、自分は大人になったら勉強はしなくていいと思い、早く大人になりたいと思っていました。
確かに実際に社会に出てからは勉強しないという選択肢はありました。
特定の職に就かない限り、業務に必要な勉強の身を行い、それ以外は勉強しないということも出来ます。
でもそれだけでは足りないことを社会に出てかなり時間が経った後に気が付いたのです。
社会に出てからの勉強もしっかり行わないと、30代、40代になって会社を何かしらの形でやめることになった場合、次の就職先探しで苦労し、人生で詰むことになりかねないのです。
「社会人になってからの勉強って何だ?」と思う人もいるでしょう。
そんな人のために学生の時の勉強との比較を行いながら説明したいと思います。
学生の勉強はテストでいい成績を取り、いい高校や大学に入るための勉強
基本的に学生の頃に勉強することは、与えられた内容を勉強することです。
教科書に載っていることを暗記し、問題を解き、中間テストや期末テストでいい成績を取る。
また、高校入試や大学入試のためにひたすら頑張る。
これが学生の頃の勉強です。
テストや入試でいい成績を取った人が優秀であり、あまり勉強をしてきたことを実務にアウトプットするという機会はありません。
他の人と同じことを勉強し、テストや入試の問題も人によって大きく変わることがありません。
社会人になってからの勉強は勉強する内容を探すことから始まる
社会人になってからは勉強はしなくてもいいし、してもいい。
ただ、SEなどの技術職はしっかり勉強することが求められます。
この勉強は知識を身に付けてテストでいい成績を取るためのものではありません。
勉強したことを仕事にアウトプットして結果を出すことで初めて認められるものです。
その他の勉強も基本的にアウトプットして結果を出すことを評価されるのですが、学生の頃と大きく違うのは、勉強する対象を自分で自由に選べることです。
どんな内容を勉強するか、どのテキストで勉強するか、アウトプットにどのような手段を取るか、これらをすべて自由に自分で選ぶことが出来ます。
社会人になってからは会社は学習の機会は与えてくれますが、学生の時のように手取り足取りで教えてくれるわけではありません。
自分から会社の仕事に役立つことや人生に役立つことを学ぶという行動を起こし、受け身では何も得られないのが社会人になってからの勉強です。
全ての人にオススメの勉強もある
社会人になってからの勉強と言っても、何を勉強したらいいか分からないという人もいるでしょう。
そんな人のために、全ての人にオススメできる勉強についてお話しします。
すべての人にオススメする勉強は以下のようなものがあります。
- マーケティング
- お金の話
- 成功者や先人たちのノウハウ
マーケティングは学ぶことでお客様にどんなニーズがあるのか、どうすれば満足してもらえるのかという考えが身につきます。
誰もがどこかの会社のお客様ではありますが、その視点についてあまり深く考える人はいません。
しかし、それを具体化して自分の知識として落とし込むことで、仕事でお客様に対してどんなことをやるべきか、どんなことを提案すれば喜んでもらえるか、これが見えてくるわけです。
お金の話は最低限知っておいた方がいい内容です。
国民全員がお金に詳しくなると、それを不都合に思う人がいます。
そのため、学校でお金についてしっかり学ぶ機会が与えられていません。
お金について学ぶと、どうやれば貯金できるか、余計なコストは何か、お金を増やすとはどういうことか、どうお金を使っていけばいいかなど、生きていくうえで必要なことがいろいろと分かってきます。
実生活に直結する知識なので、B/S、P/Lなどの言葉が分かるレベルで勉強しておき(当ブログでもこの2つについて記事を書きます)、実生活に応用できるところまで身に付けておくといいと思います。
先人の知恵や成功者のノウハウは仕事をしていくうえでの大切なノウハウが詰まっています。
致知という月刊誌があるのですが、これに様々な人の言葉が乗っています。
また、自分が読んでいる以下の書籍にも致知から抜粋した成功者や有名人の言葉が載っています。
本来であれば成功者の話は、直接成功者に会って話を聞くのが一番ですが、成功者というものは忙しかったりしてなかなか出会えないものです。
だから、先人や成功者の話は本から学ぶことが多くなります。
先人や成功者がどんなことを考え、人生をうまく過ごしてきたか、中には応用が難しいものもありますが、大きなヒントが先人や成功者の言葉には隠れています。
それを吸収していかないのは大変もったいないことです。
時代が変わっても変わらない知識やノウハウはあります。
それを積極的に取り入れていくと仕事や副業で成功しやすくなります。
まとめ
学生時代と社会人になってからの勉強の違いは以下の通りです。
- 学生時代はテストの成績や入試の成績を良くする勉強をすればいいが、社会人になってからは結果に結びつく勉強をする必要がある
- 学生時代は与えられる勉強、社会人になってからは自分で探す勉強
- 学生時代は勉強は必須、社会人になってからは勉強は任意
最後の社会人になってからは勉強は任意ということが肝で、ここで勉強をする人としない人で、10年後、20年後に大きく差が出てしまいます。
どんな勉強をしたらいいか分からない人は、今回挙げた3つ(マーケティング、お金、成功者や先人のノウハウ)を勉強してみてはいかがでしょうか。
どれも人生を変えるインパクトのあるものなので、自分から進んでプライベートの時間やスキマ時間を使って勉強してみましょう。
人によってはプログラミングを勧めることもありますが、これは向き、不向きがあるので一概におすすめ出来ません。
SE、プログラマーは必須ですが、副業でアプリを作りたいなどの目的のない人は、向いていないのであれば無理に勉強する必要はないと思います。
不向きの人が勉強しても、時間がかかるだけでソースコードの読み書きがしっかり出来るようになるとは限らないからです。
社会人になってから勉強しなくなる人は多いですが、勉強をすることでいい人生を送れることは間違いないので、自分に対しての先行投資として惜しみなく時間をかけてやりましょう。
今回のお話は以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。