仕事が面白いと思っても何も悪くない。仕事が面白くないのには何か原因があるからだ。

「ああ、今の仕事が面白くないなぁ・・・」

こう思っている方は要注意です。

一時的なものであればいいのですが、いつもこんな気持ちで働いている場合は問題です。

仕事が面白くないという思いを抱きながら仕事をしても、仕事が面白くなることはありません。

仕事が面白くないと思う理由はいくつかありますが、その理由によって取るべき対応は変わります。

ただし一つ共通点があって、その仕事から離れるという意識、または仕事そのものに関する意識を必ず持たないといけません。

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仕事が面白くないと思う理由を3つ挙げてみる

仕事が面白くない理由を自分なりに考えてみたら、３つほど思い浮かぶものがありました。

実際に自分が仕事をしていて面白くないと感じたのもこの3つのうちのいずれかに当てはまる場合がほとんどであり、他の方が仕事を面白くないと感じるのもこの3つのうちのいずれかに該当するのではないかと思います。

１．上司や経営者が無能である

まずは上司や経営者が無能であることが挙げられます。

自分の立場を守るためだけに部下を使い倒し、部下の仕事を褒めることが一切ない。

また、こちらは自分のやり方でやりたいのに上司から仕事のやり方を押し付けられる。

この時にかけられる言葉が「お前は俺の言う通りにやっていればいいんだ」です。

また、仕事の指示が曖昧で仕事が終わった段階で、後出しで色々なことを言ってきたり（この情報が上司に仕事内容を確認する時に出てこない）、叱ったりする。

また、ミスをするとしつこく叱られ、過去の話まで持ち出して部下を否定してくる（10分以上、酷い時には30分以上叱責が続く）。

こんな上司のもとで働いていて仕事が面白く感じるわけがありません。

このタイプの上司に限ってパワハラを平然と行うわけですね。

個人的にパワハラをする上司は無能だと思っていますが、こんな上司を経営者がなぜか庇うことがあるんですね。

何人も部下を辞めさせるような上司は正直言って人の上に立つべきではないので、降格などの懲戒処分を下すべきなのですがなぜかそれをやらない。

退職にかかるコストは意外と大きいので部下を辞めさせるという行為が会社にとっての損失となるのに、現状維持を選ぶんです。

もし上司のパワハラなどで仕事が面白くないと感じたら異動を申し立て、異動を聞き入れない場合は上司も経営者も無能ということです。

こういう会社は転職して別の会社で働いた方がいいですね。

２．自分のやりたいことと実際の仕事内容に乖離がある

2つ目は、自分のやりたいことと実際の仕事の内容に乖離があることです。

これは一概に悪いとは言えないのですが、どうしても好きになれないものは皆持っているものだと思います。

今の仕事内容で本当はこんな仕事がしたいのにできない。

こんな思いを抱きながら仕事をしても仕事のモチベーションは上がりません。

特に苦手なことばかりを仕事にしていると、成果が出ないことを苦痛に感じてさらに仕事が面白くなくなるので、この場合は、仕事の内容を自分が出来る範囲の仕事に変えてもらうか異動を申し立てて、苦手な仕事ばかりをする環境から離れましょう。

ただ、苦手ではない仕事は、成果を出していくにつれてその仕事に対して面白さを見出していくことがあります。

なので、やりたいことと実際の仕事の乖離があっても、きちんと仕事の成果を出していけるようであれば様子を見ましょう。

成果を出せないことが続くか、成果を出してもどうしても耐えられないようであれば、この時点で初めて異動や転職を考えればいいです。

３．給料が安い、労働環境に問題がある

3つ目として、給料が安いこと、長時間労働があることなどの労働環境の問題です。

いくら自分に向いた仕事でも給料が安いとモチベーションが上がりません。

そして長時間労働が続いてしまうと自分の心と体が少しずつ削られてしまいます。

時には休むことも大切です。

休ませない、給料を出さない。

そんな仕事が面白いわけがない。

特に、賞与なし、退職金なし、有給が使えない、休日出勤当たり前、残業時間毎月40時間越え、残業代が出ずにサビ残になるという黒のコンボを決めている会社で働くと自分が不幸になるだけなので、わざわざそこで働くことはないと思います。

8時間勤務だと正直毎月残業30時間でもまあまあきついです。

なので、毎月40時間以上残業はある職場の場合は心と体を削りながら仕事をしている、まさに命を削って仕事をしている状態になってしまいます。


どうしてもここでしか働けないというのはただの自分の思い込みである場合が多いです。

過酷な環境で働いている場合は、その姿勢を評価して採用したいという企業が必ずあります。

特に能力があるのに低賃金で過酷な環境で飼いならされている人であれば、環境を変えるとさらに伸びていくことが見込めるので、いい転職先はかなり高い確率で見つかります。

労働環境が悪い所で働いて仕事が面白いと思うことは環境を変えない限り永遠にないでしょう。

そこまでの心の余裕がなく、義務感を持ちながら仕事をしているだけになってしまっているからです。

劣悪な労働環境での仕事と低賃金の仕事は、よほどその仕事が好きという人ではない限り耐えられないと思うので、転職や異動により仕事の環境を変えたほうがいいでしょう。

会社全体の仕事の環境が悪い場合は転職一択ですね。

仕事が面白くないことは大きなストレスになる

仕事は多くの場合、月曜から金曜まで毎日向き合うものです。

その仕事に対して面白くないと思うのは、毎日ストレスをためているのと同じことになります。

これで休日がしっかりと取ることが出来て給料がしっかり出れば、まだ救われるかもしれません。

しかし、休日出勤が頻繁にあって有休なし、代休なしで休日出勤分の手当てが出ない、休みの日でも仕事の電話が来て休めないなどの条件に当てはまれば、その時点でブラック企業です。

そして、ゴールデンウィーク、お盆、正月にまともに休めずに仕事が入る。

親戚や家族の葬式すら出られない。

もしこんな職場だったら、ストレスで早々に病んでしまうことでしょう。

なので、仕事が面白くないと感じることはただの甘えとは思わずに、何かしらのサインが隠れているかもしれないとまじめに考えた方がいいのです。


人間関係、仕事内容、労働環境。

1つでも思い当たるものがあれば、まずは会社に今の仕事が耐えられないことを伝えて異動させてもらうことを考えてみましょう。

異動を聞き入れてくれない、一方的な要求だけを突き付けてくる会社であれば転職を考えましょう。

仕事というのは自分の心が健康であって、自分の体が健康であって、初めて自分が持っている力を最大限に引き出すことが出来るのです。

心も体も不健康であれば当然仕事のパフォーマンスが下がる。

このことにより会社からの評価も下がる。

そのため給料が上がらない。

短期的に見ても良くないのですが、長期的に見ても何もいいことはありません。

だから「仕事が面白くないと感じたので転職した」という人は、別に馬鹿にされる対象になるのではなく、行動が早くて要領がいい人である可能性があり、こういう人をマイナス評価して採用しない会社はその会社も「仕事が面白くないと思うことを甘え」と思っている会社と思っていいかもしれません。

ただ、「仕事が面白くないから転職したい」と面接でストレートに言うことは印象が良くありませんから、仕事が面白くないと思っている理由を探して面接で伝えるようにした方がいいと思います（転職先でなぜ改善されるかも話したほうがいいでしょう）。

それでもわかってくれない会社はその程度の会社であるということです。


「仕事が面白くない」と思うことがあると思いますが、まずは自分で何とかして解決しないかやってみて、それで解決しなければ会社と相談して、それでも解決しないのであれば、その会社で働くことに向いていないのであれば転職して今働いている会社から去った方がいいでしょう。

「仕事が面白くない」というのはマイナスの感情ですので、持たないのが精神衛生上一番いいです。

普段から怠惰で何をやっても面白くないと感じるようであれば、その性格を直すことが最初のステップになります。

社会に適応できる性格にしておくことはまず前提で、まずは学生時代にいろいろと試してみて面白いと思うことを見つける。

これが出来ていないと、どんな仕事をしても面白いという感情をなかなか持てずに面白くないと感じることが多いため、ジョブホッパーになりやすく、歳を取ると働き口がなくなる可能性があります。

そのため、社会に出る前に何かをして面白いという体験を何か見つけておく。

趣味でも何でもいいので、自分と向き合って何が面白いと思うかを見つけておくことが必要です。

その上で、仕事をして面白くないと感じるのであれば、もうそれは仕方がないことです。

関わる人を変えるか、環境を変えるかのどちらかを行わないと心が削れていくだけです。

ですので、仕事が面白くないと感じた場合は、異動をする、転職をするのどちらかを考えて、自分の周りの環境を変えてみることをお勧めします。

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